タンボチェからモンジョ
1.日時
2006年5月3日 2.コース概要 タンボチェ〜ブンキ・タンガ〜サナサ〜クムジュン〜エベレストビューホテル〜ナムチェ・バザール〜ジョサレ〜モンジョ 3.行動記録 朝焼けのエベレストに期待して5時に起きて外を見る。タンボチェ周辺は低い雲に覆われており、残念だが、朝焼けのエベレストはお預けだ。部屋に戻りベッドで横になっていると6時のモーニングティーが来たので、出発の支度をする。朝食後もエベレスト方面は相変わらず曇っている。 エベレストは雲の中だ。 カンテガ(Kantega 6799m)方面は少し明るい。 タンボチェのロッジの前を歩く馬たち。 朝食後、タンボチェ(Tengboche)を後にプンキ・タンガ(Punki Tenga)へ向けて昨日登って来た道を一気に下る。昨日同様、シャクナゲの花が素晴らしい。正面の樹林の山にホテル・エベレスト・ビューが見える。タンボチェとほぼ同じ高度なので、今日はブンキ・タンガまで550m下り、同じだけ登り返す事になる。石積みがある3350m辺りまでは比較的緩やかな下りだが、それを過ぎると下りは急になる。川の音が次第に近く聞こえブンキ・タンガへ降り立つ。バッティの前で一休みして、これからの登りに備える。 タンボチェのゴンパ(寺院)を後にプンキ・タンガへ下る。 正面の樹林の山にホテル・エベレスト・ビューが見える。 広々とした眺めの中を下る。 カンテガ(Kantega 6799m)方面の深いV字谷。 石積みがある3350m辺りから急な下りになる。 ブンキ・タンガのバッティの前で一休み。 エベレストからの流れドゥード・コシ(Dudh Kosi)を吊り橋で渡ると、ここからしばらく登りが続く。サナサ(Sanasa)まで250mの登りである。100mほど登ると道が平坦になるとほっとする。緩い下りから緩い登りになるとバッティがあり、バッティを過ぎると再び登りになる。サナサに着きバッティでお茶を入れてもらい一休みする。ここは土産物屋でも賑わっている。 ドゥード・コシ(Dudh Kosi)を吊り橋で渡る。 サルオガセも多い。 登りはゆっくり。 タンボチェ方面を振り返る。 もうすぐサナサだ。 足元の谷も深い。 岩とシャクナゲの花。 サナサにのバッティでお茶を入れてもらい一休み。 サナサの少し先に分岐がある。真っすぐ行くとナムチェ・バザール(Namche Bazar)、右に戻り気味に行くとゴーキョ(Gokyo)への道である。我々は右に斜め入り、クムジュン(Khumjung)へ向かう。クムジュンへは幅の広い石畳の整備された道が続く。振り返るとアマダブラムが輝いていて素晴らしい。150m程の登りでクムジュンの村外れに到着した。ここから左に少し登るとクムジュンの村全体を望む事ができる。屋根の色が緑色に統一されたクムジュンの村が広がり、その奥にクムデ(Khumde)の村が続いている。集落の奥には病院も見える。広々と落ち着いた、感じの良い集落である。 サナサの少し先のクムジュンへの分岐。 雲の上に頭を出すタムセルク(Thamserku 6623m)。 アマ・ダブラム(Ama Dablam 6812m)を振り返る。 クムジュン(Khumjung)に到着。 丘を登るとタムセルクが頭を出す。 広々と落ち着いたクムジュン(Khumjung)。 草原状の丘を登ってゆくと白いチョルテン(仏塔)があり、地元の娘さんたちが休んでいた。しばらく放牧地のような草地を登って行くと樹林帯になる。シャクナゲの花の咲く樹林の中を登って行くとホテル・エベレスト・ビューの裏手に出る。さらに行くと長い石の階段があり、ホテル・エベレスト・ビューに到着した。階段を登り、ホテルの中に入り、そのままテラスに向かう。ここからお茶を飲みながらタンボチェの先に広がる素晴らしいエベレスト等のヒマラヤの山々を眺めることができる。地図とコンパスで山座同定をしてみる。磁北の偏差はわからないが、どうやら磁北は西に数度程度のようだ。エベレストの雲は朝よりは薄くなり、サウスコルから少し上辺りまでは見えるようになった。黒いローツェや白く尖ったアマダブラムが素晴らしい。 ホテル・エベレスト・ビューに到着。 ホテル・エベレスト・ビューのテラス。 テラスからのエベレストの眺め。 エベレストビューホテルを後に広い草原状の稜線を歩く。途中、小さなロッジがあり、この辺りからのエベレストの眺めもなかなか良い。眼下にテンジンのチョルテン(仏塔)が見え、昨日歩いた道が見える。パノラマホテルまで稜線を歩き、急な尾根を下る。右手にはジャンボチェの飛行場が見える。この飛行場は世界一高い所にある飛行場だが、ルクラからナムチェ・バザール間のポーターの雇用確保のため定期便は飛ばしていないそうだ。今はチャーターのヘリコプターしか飛んでいないようである。踏み跡程度の急な下りを300m程で下の道に出る。道に降り立つと、後は昨日歩いた道をナムチェ・バザールまで歩き、ナムチェ・バザールのロッジで昼食になる。 広い草原状の稜線を歩く。 パノラマホテルに到着。 パノラマホテルからの眺め。 急な尾根を下る。 ナムチェ・バザール(Namche Bazar)を上から見る。 ナムチェ・バザールのロッジに到着。 今日の昼食は巻き寿司。 昼食の後は、ナムチェ・バザールから吊り橋まで600m弱の大下りである。急な階段を下ってナムチェ・バザールの集落を抜ける。お客のいない土産物屋は静かだが、道端で賭け事をしている男たちが賑やかだ。途中でゾッキョを追い越しゆっくり下って行く。眼下にドゥード・コシ(Dudh Kosi)の流れが見える。昨日登ったばかりの道なので意外と近く感じた。吊り橋の下に出ると、ゾッキョが吊り橋を渡っているのが見えた。重い荷物を背負って、この急な石段を登って、高い吊り橋を渡るのだからゾッキョもたいしたものだ。吊り橋を渡った所で一休みする。エベレストから流れてきた川の流れを眺めているととても感動的だ。 ナムチェ・バザールからの下り。 眼下にドゥード・コシ(Dudh Kosi)の流れが見える。 吊り橋を渡るゾッキョ。 ドゥード・コシ(Dudh Kosi)を吊り橋で渡る。 ここからしばらく河原を歩く。吊り橋を渡りジョサレ(Josale)の集落を過ぎると前方に、吊り橋と大岩が見える。吊り橋を渡り、右に大岩を眺めながら登りになる。登り切った所に国立公園の事務所があり、そこを過ぎると今日の宿のあるモンジョ(Monjo)に到着した。少し雨がパラついたが4時にロッジに到着し、長い一日の行動が終わった。ロッジの別棟で夕食をとり、夕食後、ストーブのある食堂でお茶を飲みながらゆっくり時を過ごした。 しばらくドゥード・コシの河原を歩く。 吊り橋を渡り大岩の左を登るとモンジョ(Monjo)。 のどかなモンジョの村はずれ。 モンジョのロッジ。 今日の夕食。 4.コースタイム
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