ナムチェ・バザールからタンボチェ
1.日時 2006年5月2日 2.コース概要 ナムチェ・バザール〜キャンジュマ〜ブンキ・タンガ〜タンボチェ 3.行動記録 昨夜からの雨は早朝には止んだ。部屋の窓を開ける、とヌプラ(Nupla 5885m)、コンデ(Kongde 6186m)の朝焼けがすばらしい。昨夜の雨のおかげで空気が澄んでいる感じで、素晴らしい青い色の空だ。 ![]() ヌプラ(左)、ゴンデ(右)とまだ暗いナムチェ・バザール。 ![]() コンデ(Kongde 6186m)。 ![]() 明るくなってきたナムチェ・バザール。 ナムチェの集落中を登り上の集落に出る。一番上に着いた所で右に行く。振り返ると、ヌプラ(Nupla 5885m)、コンデ(Kongde 6186m)の右にテンラギタウ(Teng Ragi Tau 6943m)が聳え、素晴らしい眺めだ。さらに登って行くと正面にタムセルク(Thamserku 6623m)が聳える、その右に見えるクスム・カンガル西峰(Kusum Kanguru West 5579m)も低く見えるがなかなか迫力がある。今日は昨夜の雨のおかげで空が青く遠望がきく。おまけに道が適度に湿って土埃がたたないのがありがたい。 ![]() 上の集落に出て右に行く。 ![]() 右にテンラギタウ(Teng Ragi Tau 6943m)が見える。 ![]() 左にタムセルク、奥にクスム・カンガルが聳える。 ![]() 素晴らしい展望のトレッキングがスタート。 水平道になると尾根を回り込むたびにエベレストの眺めに期待がかかる。尾根を回り込むと見えた、エベレストだ。ピークが連なるヌプチェの向こうにエベレストが聳えている。初めてのエベレストの眺めに感動し、しばし立ち止まって眺める。鋸のようなヌプチェ(Nuptse 7861m)の奥にエベレスト(Everest 8848m)が雪煙をあげている。その右のローツェ(Lhotse 8516m)も雪煙をあげている。右には尖ったアマ・ダブラム(Ama Dablam 6812m)が聳えている。 ![]() あの尾根を回り込むとエベレストが見えるのか。 ![]() エベレストが見えた。 ![]() 雪煙をあげているエベレスト(左)とローツェ(右)。 ![]() アマ・ダブラム(Ama Dablam 6812m)。 しばらく行くとエベレスト登頂50周年とシェルパのテンジンを記念したチョルテンがあり、ここで一休みする。タブチェ、ヌプチェ、エベレスト、ローツェ、アマダブラムを正面に眺めながらの素晴らしいトレッキングコースである。途中、パサンという人が道路作りの寄付を集めていた、74才のパサンさんはもう20年以上も一人でこの道作りを続けているのだ。サーダーのダワさんの村の近くの人で知り合いだそうだ。 ![]() シェルパのテンジンを記念したチョルテンが見える。 ![]() チョルテンから眺めるアマ・ダブラム(Ama Dablam 6812m)。 ![]() 素晴らしいエベレスト街道のトレッキング。 ![]() 道造り一筋のパサンさんと。 エベレストの左手前のタブチェ(Tabuche 6367m)も素晴らしい。その右に今回の最終目的地であるタンボチェ(Tengboche)があり樹林の山も見えている。下を見るとサナサ(Sanasa)やプンキ・タンガ(Punki Tenga)が眼下に見える。やがて白いシャクナゲが増えてきて、キョンジュマ(Kyangjuma)のバッティへ出る。ここで一休みする。タムセルクやアマ・ダブラムの眺めが素晴らしい所だ。 ![]() タブチェ(Tabuche 6367m)。 ![]() プンキ・タンガとタンボチェへのシャクナゲの山肌。 ![]() 水平な樹林の山の上にタンボチェがある。 ![]() タブチェを正面にトレッキングする。 ![]() 白いシャクナゲの中を行く。 ![]() キョンジュマのバッティで一休み。 ![]() タムセルク(Thamserku 6623m)。 ![]() アマ・ダブラム(Ama Dablam 6812m)。 キョンジュマを過ぎるとシャクナゲの群生地の中を行く。サルオガセもたくさん見られる。やがてクムジュン(Khumjung)、ゴーキョ(Gokyo)への分岐を過ぎ、サナサ(Sanasa)を過ぎると次第に下りになる。 ![]() 左はゴーキョへの分岐。 ![]() アマ・ダブラムを正面に歩く。 ![]() タンボチェの上に聳えるアマ・ダブラム。 ラウシャサの集落を過ぎると樹林の中に入り、展望は無くなる。下りはきつくなり川の音がしだいに近づいてくる。川に降り立ち、吊り橋を渡った所がプンキ・タンガ(Punki Tenga)である。プンキ・タンガのロッジで昼食になる。 ![]() プンキ・タンガの吊り橋。 ![]() 今日の昼食。 ![]() ロキシー(焼酎)を作る特殊な鍋。 タンボチェへの山肌はシャクナゲが咲き乱れている。出だしは急登であるが、シャクナゲの花を眺めながらゆっくり登る。右手に馬の鞍という意味のカンテガ(Kantega 6799m)という名の山が見える。頂上が雪に覆われた迫力のある山だ。シャクナゲを眺めながらゆっくり登って行くと3500m辺りから緩やかな登りになる。タムセルク、カンテガの眺めが素晴らしく、シャクナゲの花がそれに色を添えている。 ![]() シャクナゲの花を眺めながらゆっくり登る。 ![]() カンテガ(Kantega 6799m)。 ![]() 珍しくヤクに出会った。ヤクはゾッキョより荒い。 ![]() シャクナゲの山肌。 ![]() 皆で一休み。 やがて大きなゴンパ(寺院)のあるタンボチェ(Tengboche)に到着した、高度は富士山より少し高い3860mだ。正面にイムジャ・コーラ(Imja Khola)の谷が広がり、その中央奥にエベレストが聳える。とても素晴らしい眺めだ。しばらく外のテーブルでお茶を飲んでいたが、3時のお経が始まったので寺院へ行く事にする。寺院の中を見学し、お経を聞いてロッジへ戻った。外を散歩していると少し雲が切れてエベレストが姿を現した。 ![]() タンボチェに到着。 ![]() タンボチェのゴンパ。 ![]() お茶を飲みながらエベレストを眺める。最高のひと時だ。 ![]() 舞踏劇で有名なタンボチェ・ゴンパの中庭。 ![]() タンボチェ・ゴンパのマニ車。 ![]() ご本尊様。 ![]() 広々としたタンボチェの眺め。 ![]() 雲が切れてエベレストが姿を現した。 ![]() 今日の夕食。 4.コースタイム
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