ニューズ・ヘッドライン(4月5日〜4月16日)
2010年4月16日
■ 仲たがいするカナール共産党統一派委員長と首相
現政府は共産党統一派とコングレス党などの連立政権であり共産党のマダブ・クマール・ネパール前書記長が首相であるが、党内での前書記長と現委員長の権力闘争は激しく連立内閣の存続すら危ぶまれている。
■ マオイスト派が新憲法草案をリードする
マオイスト派バッタライ副議長はもし現政府が5月28日までに憲法草案を仕上げない場合には議会で最大多数のマオイスト派が議会内で決着すると発言した。
■ 太った警察官は昇進が難しい?
警察本部は最近太りすぎの警察官が多く職務に支障をきたしていると判断し新しい規則を近々導入することになった。
規則の内容は明らかではないが、取りあえず本部では毎週木曜日に”ヨガ”教室を開いている。
■ 燃料予算を大量に消費するVIPのエスコート
ネパールには法律により車両に旗を立てて走れる、”Flag Car"が多い。
大臣とそれ以上のランキングの政治家、軍の准将以上の将官旗、警察の副総監以上の警察旗等であるが、通常大臣などが外出する際は前後にオートバイの先導者が付きさらに数台の警察警備車両が警護しており所謂、モーターゲイドが狭いカトマンズ盆地を走りまわっている。
警察の発表によればこの警護のため、本来業務でさる市内パトロールの燃料を欠く場合のあるそうだ。
■ "top to bottom"が今流行りのやり方
ネパールは王制時代から官僚システムがしっかりしており、役人の昇任試験なども結構公平であった。また積み上げ方式は徹底していた為”bottom to top"が通例であった。しかしながら地方開発省のによれば近年とりわけ政党からの圧力などからこのシステムが機能してないと言われている。とくに地方ではこの傾向が強く1997年に制定された"Local Self-Governance Act 地方自治法”が無視されているようだ。
■ ネパール・中国国境調整委員会(エベレストの標高は二つ有る)"Snow peak for Nepal,Rock peak for China"
4月4日からカトマンズで開催されていたネパール・中国国境調整委員会は57枚にわたる国境周辺の地図を双方が確認し閉会した。
重要な協議事項のひとであったエベレストの高さについては、ネパールの主張する雪で覆われている頂上(8848m)と中国の主張するその下の岩の部分での標高(8844.43m)の双方が認定さてたが地図上に記入する場合の表記方法などで次回北京にて話し合いがおこなわれる。
■ 写真集
1. 渋滞の多いカトマンズ市内
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2. チベットのお坊さんもゴルフを始める
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3. 市内のKFCと Pizza Hut
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