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ニューズ・ヘッドライン(8月7日〜8月15日)
2009年8月19日
● 税関の縮小
マオイスト政権時代に開設された主にインド国境の税関出張所がその機能を発揮しない為、その多くが廃止されることになった。
大蔵省によれば現在29の税関のしたに143の出張所があるが、これを96に縮小することになる。
● 国外出張は物見遊山!
政府は大臣や役人の国外出張があまりに多い為各省に調査を命じた。
PMO(首相府)の発表によればネパール新政権発足以来すでに35の大臣、高級官僚の国外主張が申請され認可されたが、殆どの場合物見裕遊山に等しく会議などの結果は報告されていないということである。
実際、新しく就任した大臣等の最優先案件は海外に出張することだそうである。
ちなみに最も海外出張に熱心な省は、
1.婦女子・社会福祉省
2.厚生省
3.地方開発省
4.科学技術省
5.環境省
6.教育省
と言うことになっている。
● 王室大虐殺事件犯人逮捕される!!!!!
2001年6月1日に起きたビレンドラ国王とその家族が虐殺された事件は、当時の皇太子の乱心と言うことで決着がついているが、未だに謎であると言う人も多い。
警察は5日この事件の首謀者と自認しているネパール人を逮捕した。逮捕されたのはツル・バハドール・セルチャンと言う人物で、ビレンドラ国王時代の情報局局長ということであるが。情報局そのものが1969年に廃止されていることと、事件当時セルチャンは他の容疑で警察に拘束されており、警察では改めて同氏のメンタル・チェックを行うことになった。
● カトワル国軍参謀総長退役
議論の多かったカトワル国軍参謀総長が9月9日で3年間の任期を終わり退役することになった。慣例により退任一ヶ月まえの8月10日から休暇に入る。
● 新参謀総長に チトラ・マン・シン・グルン将軍
閣議承認によりヤダブ大統領はグルン中将を新しい参謀総長に任命した。カトワル将軍が正式に退役する9月9日までは参謀総長代行であるが、10日より大将に昇任し正式発令となる。新参謀総長は57歳、国軍では初めての所謂貴族外の出身である。米国陸軍、インド軍、中国軍などでの教育経験があり、駐在武官としてフランス、イギリスなどに赴任している。
● ダハール前首相ヨーロッパ外遊
ダハール前首相は英国で同党に協賛する団体からの招聘を受けロンドンに向かった。15日には帰国予定。
● ギャネンドラ前国王が税金等の支払い
国王時代には全ての法律の上位にあり、税金の支払いも免除されていたが、ここに来て前国王側から支払いの申し出があった。支払いは退位した2006年からの所得税、資産税(不動産税)、や水道代、電気代、電話代等も含まれる。ちなみに電気代は1200万ルピーの罰金を含めて7770万ルピー(約一億円)だそうである。
● カタールで6ヶ月間で125人の死者
2009年6月末で30万人を超えるネパール人が働いていると言われるカタールでここ6ヶ月で125人もの人が死んである。死因は心臓病、ストレス、酒などの飲みすぎなどとされているが、環境の大きな変化によるストレスが実際の原因のようであり多くは若者ということである。
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