カトワル国軍参謀総長更迭!!!
2009年5月3日
政府は懸案となっていた国軍とマオイスト政権の軋轢が続いているなかで、3日カトワル将軍を9月の任期満了を待たず解任した。
ダハール首相は3日早朝連立を組む共産党統一派、Nepal Sad Party,CPN-United,MJF 4政党の幹部を首相官邸に集め、参謀総長の解任を提案したが拒否された。しかしながら、官邸にカドカ中将を招き後任に指名し同じく官邸に呼んだカトワル大将を解任した。カトワル将軍は辞表の受けとりを拒否し退出した為解任手続は陸軍指令部で行われたが、その後国軍からのコメントが一切無いため事情は不明である。
一方、首相側は閣議を招集し同じくカトワル将軍の解任を提案したが、連立を組む全政党の拒否にあいマオイスト派を除く全大臣がこれも退出してしまった為成立しなかった。更に首相側は解任書をヤダブ大統領に提出したがこれも3日午後遅く大統領から拒否された為、この決定は宙に浮いてしまっている。
もともと、暫定憲法によれば統帥権は大統領にあり任命権があるが、解任手続きの為の明記が無いが、一方首相には任命権も解任権も無い為、法律上も不明確の部分でそれぞれが解任権を主張しているのが現状である。
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午前 9時30分 |
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首相官邸にて連立各政党との会議 |
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10時15分 |
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カドカ中将入室 |
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11時00分 |
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カトワル大将入室 |
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午後12時00分 |
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閣議開催 カトワル大将解任提案するも拒否される |
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12時15分 |
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ヤダブ大統領がコングレス党の代表と会談 |
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12時30分 |
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マハラ情報大臣が記者会見し解任を発表するとともに、解任書を国軍司令部に送付 |
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2時00分 |
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閣議(首相名)で解任書をヤダブ大統領に送付 |
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3時00分 |
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マオイスト派が少数各政党に団結呼びかけ |
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4時00分 |
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国会内のコングレス党控え室でマオイスト派、MJFを除く全政党が終結 |
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4時55分 |
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ヤダブ大統領が解任手続きが無効の旨ダハール首相に書面を送付 |
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5時00分 |
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共産党統一派が緊急幹部会で連立政権からの離脱を決定 |
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5時15分 |
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マオイスト派を除く全政党が共産党統一派事務所にて会議 |
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10時30分 |
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ヤダブ大統領が国軍司令部にカトワル参謀長に現職に留まるよう命令 |
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