臥龍、巴郎山峠
(ウォーロン、バーランシャン) 1.日時 2004年8月2日 2.コース概要 成都=臥龍=巴郎山峠(4320m)=日隆(リーロン) 3.行動記録 朝、6時に起きて出発の準備をする。スーツケースを持って1階に下り、大川さん夫妻に会う。朝食後バスに荷物を積む。今日は日隆へ行く四姑娘山の観光バスと1台の荷物車を頼んであったが、成都で買い出ししてもらった食料が意外とかさばり、荷物を積むのに時間がかかってしまった。 日隆へのく四姑娘山の観光バス。 8時前にホテルを出発し月曜日の渋滞する町を走る。この時間は色々と道路が規制されているようで、ぐるぐると遠回りをしてやっと渋滞から解放された。町の中は車と自転車と人がギリギリの駆け引きで走るのでこちらも気が気でない。 成都から日隆まで245Kmの道程である。一直線の成溝高速道路を60Kmほど気持ち良く走り、都江堰市(とこうえん)の町に到着した。岷江(びんこう)の治水で有名な町だ。町外れで早速渋滞が始まった。岷江は川幅こそ広くはないが水量の豊富な川で、この川のおかげで成都は潤っているとの事だ。 川の両岸の山は切り立っており、右手にダム工事が見えた。ダムができると今走っている道路も、目の前の家も水没してしまうようで、上方の山肌に新しい道を作っている。デコボコ、ベチャベチャの道を渋滞で走ったり止まったりして、やっと渋滞が終わった核桃坪辺りで公衆トイレに入った。無料の公衆トイレではあるが番人がいて一人5角払う。 日隆へ向かう途中の町。 激しい岷江(びんこう)の流れ。 少し走り、映秀鎮から左へ臥龍へ向けて曲がる。ここから国道を離れて二川沿いに走るが、道も細くなり山道に入った感じだ。所々に小さな集落が有る、狭い谷間の中の道を走る。途中の新房子の分岐で左に川を渡る。発電所を過ぎると臥龍は近い。まずパンダのリハビリセンターに寄ってみるが、ちょうど昼休みになってしまったので先に昼食にする。 臥龍の九妹酒家という食堂でゆっくりと昼食を取り、再びパンダのリハビリセンター「大熊猫苑」に戻る。橋を渡りゲートをくぐり左に進むと左手にパンダの個室が並ぶ。個室のパンダは寝ていた。右手の柵の中は広場になっていて一頭のパンダが正座して出迎えてくれた。さらに進むと左手の柵の中の木の上で沢山のパンダが休んでいる。 九妹酒家での昼食。 パンダのリハビリセンター大熊猫苑。 早速パンダが正座してお出迎え。 木の上で寝ている姿もかわいい。 少し戻り、パンダとの記念撮影をする。少し値段は張るがパンダの食料費になると思えば気持ちも良い。大川さんのおかげで今日は特別に子供のパンダを抱いて写真を取らせてくれた。18人全員に抱かれるのはパンダも辛いようで途中でだだをこねるシーンもあった。 早速パンダと仲良しになった。 外の土産物屋で大きなパンダのぬいぐるみ等、思い思いに土産を買う。大川さんの写真集も置かれていた。 土産屋にも沢山のパンダが。 ここから一路、標高4500mといわれる巴郎山峠を目指す。しばらく二川沿いに走り、最後のホテルを過ぎると道は川を離れ右手の山肌を上って行く。ツヅラ折れの道をどんどん上って行き高度をかせぐ。途中の巴郎山峠途中の休憩所にはトイレがあり、ここで一休みすると、もう回りはお花畑である。しかし、この辺りは観光客が多いせいかゴミが多くて興ざめだ。 巴郎山峠途中の休憩所。 さらに上り、いよいよ高度3370m辺りのお花畑でお待ちかねのフラワーウオッチをする。花の名前はわからないが、山の全面がお花畑になっていていつまでも飽きない。 再びバスで上り始めると霧が出て来て雨も振り出した。巴郎山峠の直下で再びバスを降り、標高四千メートルを越えるガレ場で雨具を着て再びフラワーウオッチである。ここで初めてブルーポピーと対面した。この辺りのガレ場の斜面にはブルーポピーが群生しており、赤いポピーも見られた。四千メートルを越える高地なので花の写真を撮るのに熱中して動きすぎて高度障害にならないよう注意が必要である。 赤いポピー。 ブルーポピーと対面。 再びバスに戻り霧の巴郎山峠を越えて日隆へ下る。広いカール状を右に左にどんどん高度を下げ、やがて雲の下に出た。残念ながら四姑娘山は雲の中で見えないが、無事に日隆の町に到着し、長坪溝(ちょうへうこう・チャンピンクー)日月山荘に荷物を降ろし一安心した。 日隆に到着。右に行くと日月山荘のある長坪溝。 日月山荘に到着。 7時に山荘の食堂で夕食を食べ、無事の到着を祝う。祝いのビールを飲み過ぎて高度障害にならないように注意が必要である。食後、日月山荘のオーナーで長坪溝入口の村の村長である明亮さんとお会いする機会があった。言葉が通じないのが残念だが、大川さんのアドバイスを受けながら日隆の観光開発について考えているようである。 日月山荘の食堂で夕食。 日月山荘のオーナーで村長の明亮さんと。 4.コースタイム
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