Himaraya Trekking
ポカルデ(5,806m)とアイランドピーク(6,160m)連続登頂記
前田悦孝 |
今回の登山は、ICI石井スポーツが企画した2006年3月22日(水)〜4月17日(月)の26泊27日の日程によるものでした。私は、ネパール登山はトレッキングを含めて4度目でしたが、今回はネパールで登山家の山野井御夫妻の同行の計画があったので参加を決めました。
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成田空港からバンコク経由で23日にカトマンドゥに到着し、ホテルで山野井夫妻と現地のスタッフのお出迎えを受けました。そこで、早速トレッキングの打ち合わせと登山用具の点検等を行い翌日からのトレッキングに備えました。 |
カトマンドゥからルクラに飛びトレッキングが開始されました。高知順応のため、ルクラ〜クンボチェ〜BCへと向かいました。途中で1名(男性)が体調を崩してしまい、日本に帰ることになってしまい残念でしたが残りの9名は、皆、元気でした。 |
ポカルデの頂上までは、ポカルデBCから約8時間かかりました。急な雪道を途中からアイゼンをつれながら歩き続けました。頂上からの景色は、クーンブ氷河を挟んでチョツェとタウツェが険しく美しく聳えていました。その後、ビブレまで引き返しチュクンに着きました。 |
BC地のパレシャヤ・ギャブ(5,087m)に着き、そこにアイランドピーク登頂のためのBCが設営されました。そこで、登頂へ向けて山野井夫妻とスタッフから、ユマールと懸垂下降の訓練を受けました。 |
午前4時、いよいよアイランドピーク登頂目指し、HCを出発しました。だんだん高度が上がり、アイゼンをつけて、ヒドン・クレパスに注意しながら登りました。氷壁は雪に覆われ、雪がへばりついていました。壁は、50〜60度の急傾斜で、セットされたロープをユマールとピッケルを使いながら慎重に登りました。狭い頂上に辿り着いたのは昼頃でしたが、全員、無事に登頂できた喜びは格別でした。
アイランドピークの頂上からは、ヌプツェ、ローシェ、ローシェ・シャール、アマ・ダブラムその他神々しい山々を見ることができ、皆で歓喜に浸りました。下山は懸垂下降で下り、午後遅くになりましたが、皆、元気にBCにもどることが出来ました。皆、驚くほどスムーズに登ることができたのは、BCで指導されたユマールと懸垂下降の訓練のお蔭ではないかと思います。
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ヒマラヤの山々は、何回行っても白銀に輝く神々しい山々に感動があります。今回の登山で、肥満体の私が5kg減量することも出来ました。ヒマラヤ登山はダイエットを希望する者にとっては、一石二鳥の喜びがあります。
最後になりましたが、山野井さんご夫妻、現地スタッフの方々、一緒に参加された皆様に大変お世話になり心から感謝いたします。
今回、食事に関して日本人の嗜好に合う料理を作って頂いたことも有り難く思っています。多くの皆様にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 |
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