ネパールの気候 |
ネパールは南の熱帯から北の万年雪に覆われるヒマラヤ高山帯まで幅広い気候帯をもっているが、全体としては亜熱帯気候の国。 トレッキングは中間地帯(1000mから)から高山地帯(6000m以下)を歩くことになる。 ヒマラヤの気候の特徴はモンスーンだが、年間降雨量の90%近くがモンスーン期の6〜9月の4ヶ月に集中し、それ以外の季節の雨量は少ない。 ただ乾季でも氷河を源流とする河川に接した土地と、尾根筋では環境は大きく異なる。 気温はヒマラヤ山脈では季節による変動はもとより、高度による変動は季節に関係なく反映するので、高所を目指すトレッキングには注意が必要だ。 モンスーンの特徴は初期では午後遅くから翌朝まで、中期以降は一日中降る傾向があるが、総じてシトシト降り続く。 雲も低くたれこめるのでしばしばヘリや飛行機が飛べなくなる。モンスーンはある日パタリとあけることもある。 最近は地球温暖化の影響か、異常気味な天候がみられ比較的降雨の時期のズレとか、雨量にも変動も見られる。 ガンジス河の水量は近年増加している。 モンスーンがあけると日中と夜間の気温差が大きくなり好天も続きトレッキングのベストシーズンとなる。 湿度も下がり日差しも強くなる。11月も末になると冬がすぐそこまで来ている気候となる。 11月にはまれに大雨が降るが長続きはしない。 12月には冬の気候となるが、山麓での降雪は少なく気温もそれ程下がらずどちらかと言えば温暖な陽気だ。ただ、3,000mあたりから上部での降雨は容易にミゾレや降雪につながる。夜間に積もった数センチの雪は日中に溶けてしまうことも多く、あまり影響のないが、時として大雪の為にトレッキングを中止することもある。低山以外は12月中旬には下山する方が安全。春は残雪もあるので高所では3月以降が安全。 プレモンスーンは凡そ4月初めから6月中旬までで、雨が降る頻度が増えるがまとまった雨にはならないので、雨宿りしながらのトレッキングも問題がない。 |
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