四姑娘山主峰南稜
(スークーニャンシャン) 1.日時 2004年8月4日 2.コース概要 日隆〜四姑娘山主峰南稜〜無名峰(4165m)〜日隆 3.行動記録 今日はまずまずの天気だ。馬で四姑娘山南稜を登る事にする。7時の朝食後、8時40分に日月山荘の前からバスに乗る。日隆の町から海子溝(かいしこう・ハイツークー)方面に行った町外れの海子溝観光センターの前からで馬に乗る。 馬で日隆を出発。 ホテルが林立する日隆の町を見下ろす。 19人の馬列は壮観である。少し登ると四姑娘山の白い頭が見え始めた。大川さんの指示でリュックを馬方に持ってもらう。ツヅラ折れの道をどんどん高度を上げて行く。稜線に出ると白い仏塔が有り、ここで一休みする。四姑娘山へ向かう広い尾根の前方左に白く輝く四姑娘山(6250m)が見える。その手前に黒い三角の三姑娘山(5355m)、二姑娘山(5276m)が見え、平らな山頂の大姑娘山(5025m)が見える。 四姑娘山の白い頭が見え始めた。 四姑娘山の眺めが素晴らしい。 白い仏塔のある稜線で一休みする。 前方のピークは海子溝側をトラバースする。少し狭い所で緊張させられる。四姑娘山にだんだん雲がかかって来た。白い仏塔が有る鍋荘坪に着き再び休憩だ。ここで大川さんと馬方がもめていた。馬方にリュックを背負わせたので追加のお金を払わないと上には行かないと言っているらしい。これは彼らの常套手段のようだ。ここは大川さんの説得で事なきを得た。中国語で交渉する力が無いと馬に乗るのは難しいようだ。 稜線をのんびり進む。 鍋荘坪の白い仏塔に向って進む。 鍋荘坪に到着。 鍋荘坪から四姑娘山を望む。 四姑娘山に雲がかかる。 ここから急な登りになり、馬も苦しそうだ。樹林の低い所は通り抜けできないので馬から降りて通過する。この辺りから周囲はお花畑になる。 鍋荘坪を後に広い稜線を行く。 稜線はお花畑だ。 広い稜線と四姑娘山。 馬での登山はとても快適だ。 急坂を登る。 馬も登りは苦しいので、しばしば休む。人はお花畑でゆっくりと水を飲んで休む。再び平らな稜線を進み、急な登りを登る。ピークの右を巻いて行くと海子溝の奥が見渡せる。正面の大姑娘山も近づいてきた。この標高4000mの所で馬を降り少し歩くことにする。 ピークの右を巻いて行くと大姑娘山が近い。 馬は標高4000mの広場まで。 少し長坪溝側へ登った所で荷物を降ろし、昼食の支度をする。日隆の町や長坪溝が俯瞰できる眺めの良い所だ。四姑娘山の雲が切れないのが残念だが、雨の心配もなく、上々の天気である。 長坪溝のU字形の氷河の跡がよくわかる。 昼食の支度をする。 尖った山がプニュー(5413m)。 大姑娘山をバックに。 長坪溝をバックに昼食のひと時。 四姑娘山をバックに。 巴郎山方面をバックに。 食後、有志9名で標高4165mの無名峰へ向かう。大きな岩の有る小ピークを越えて少し下ると登山道に出る。この辺りはまだ馬で登れるしっかりした道ができている。しばらく道に沿って緩やかな登りを行く。 目指す標高4165mの無名峰と大姑娘山(5025m)。 無名峰の手前で左に入る。道は無く、お花畑の中を、花を踏まないように、ヤクの足跡を目安に登ってゆく。標高四千メートルを越えているのでゆっくり登る。振り返ると、昼食を取った場所が遥か下に見える。 花を踏まないように登る。 色とりどりのお花畑。 石積のある標高4165mのピークに到着。雲のかかった四姑娘山をバックに記念写真を撮る。標高5025mの大姑娘山が間近に見えるが、まだ標高差が900メートルある。 無名峰から四姑娘山を望む。 長坪溝奥の山々。 四姑娘山をバックに記念写真。 尖ったプニューなど、長坪溝奥の山々や高山植物に囲まれいつまでも飽きないが、下で待っている人がいるので早々に下山する。眼下に日隆の町を見ながら下って行く。道は無いが、登りとほぼ同じ経路で戻る事ができた。 皆と合流して、馬が休んでいる所まで下る。再び馬に乗り、日隆目指して下る。途中の急な下りでは馬を降りて15分ほど歩く。再び馬に乗るが、再び次の急坂で馬を降り鍋荘坪まで20分歩く。鍋荘坪から馬に乗り、広い尾根をゆっくり下る。海子溝側をトラバースして、白い仏塔から尾根を外れて右に日隆の町へ下る。 再び馬で日隆目指して下る。 下りも快適だ。 急な下りでは馬を降り歩く。 下では馬がゆっくり休んでいる。右は日隆の町。 再び馬に乗る。左は巴郎山峠への道。 広い稜線を気持ち良く下る。 正面に大姑娘山を見上げながら下る。我々が登った三角の無名峰のピークも見える。馬屋の事務所で馬を降り、全員が揃うのを待つ。全員が揃ったところで、一人ずつ馬方の評価を大川さんに伝え、支払いの紙を渡した。騒然とした雰囲気である。 正面に大姑娘山を見上げる。我々が登った無名峰は黒い三角のピーク。 馬屋の事務所で馬を降りる。 下の車道まで歩いて下る。下りは水を飲む時間が無かったので喉が乾いた。バスに乗り日月山荘へ戻る。 夕食前に集合して四姑娘山の夕景を見に行く事にしていたが、雲が切れないため中止にした。時間が余ったので川沿いに15分程歩いて四姑娘山の見える所まで行ってみた。三脚に大きなビデオカメラをつけ四姑娘山に向けているグループがいたが、南壁の下部が見えるだけで外は雲の中だ。 夕食は2階の接客間でこの地方の歓迎の晩餐となった。今回のトレッキングのメインイベントである四姑娘山南稜の馬によるトレッキングを無事に終え、一安心した。民族衣装のかわいいお嬢さんと四姑娘(四人姉妹)の写真を撮ったりして、全員上機嫌である。 少し無理がある?四姑娘(四人姉妹)。 美人のお嬢さんを囲んでご機嫌。 毎日食事の世話をしてくれた美人のお嬢さんたち。 4.コースタイム
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