五百円札の富士山展望

山梨  雁腹摺山  1874m
がんがはらすりやま




2006年9月30日

9月30日 多摩=大峠〜雁腹摺山〜大峠=多摩

秋晴れを期待して五百円札の富士山で有名な雁腹摺山を登りました。残念ながら秋雨前線が復活してきたため雲が多い一日になってしまいましたが、新しいメンバーとゆっくり楽しく登ることができました。


9月30日

豊田駅を7時20分に出発し、中央高速で大月に向かう。中央高速は込んではいるが渋滞になる程ではない。途中の談合坂SAで一休みする。天気は曇りだが、午後から晴れるとの予報である。大月で高速道路を降り、右に笹子方面へ向かう。甲州街道が右にカーブした辺りに真木の信号があり、ここを右折する。真木温泉を左に見て大峠まで舗装道路を行く。初めは狭い道だが、集落を抜けると2車線の道路になり走りやすくなる。次第に高度を上げて、右手に雁腹摺山が見えると大峠に到着する。

峠の駐車場は10数台程度の広さで、脇に公衆トイレがある。ここからは黒岳への登山道もあり、タクシーで上がってくれば大菩薩嶺まで縦走ができる。ここで支度をして雁腹摺山の登山口へ向かう。登山口は峠の駐車場から峠に向かって10mの所にある。出始めは少し急な登りだが、やがて山腹を巻くようになる。下り気味に行くと桟橋で小さな沢を2箇所越える。沢筋には紫色のトリカブトの花がたくさん咲いている。黒岳の山頂は雲の中だが、大菩薩方面が少し明るく見える。20分ほど歩いた所で一休みする。



大峠の駐車場を出発。




雁腹摺山の登山口。


しばらく巻き道が続くが、所々段差の大きな所がある。やがて戻り気味に緩やかに登りになる。トリカブトの咲く樹林の中をジグザグに登って行くと次第に登りが真っ直ぐになり急になってくる。樹林が低くなり見晴らしも良くなるが、残念ながらだんだん雲が上がってくるようになって遠望は利かない。この辺りは春先にはツツジできれいな所である。たった二輪のマツムシソウが咲いているのを見つけた。



しばらく巻き道が続く。




明るい樹林の道を行く。




次第に登りが急になる。


やがて大きな石垣のような岩が正面に見えると急登は終わり、雁腹摺山の山頂は近い。樹林を抜けると目の前にススキの原が広がり気持ちが良い。その先に雁腹摺山の山頂がある。残念ながら今日は雲で富士山は見えないが、記念撮影をして昼食にする。



樹林を抜けるとススキの原。




この先が雁腹摺山の山頂。




気持ちの良いススキの原。




雁腹摺山の山頂にて富士山を背に。




雁腹摺山の山頂にて。


登ってきた道を下る。所々大きな段差もあり、ザレた所もあるのでゆっくり慎重に下る。雲は少し減ったようだが、相変わらず遠望は利かない。短い登山だったが、全員元気に登山口へ降り立った。



登ってきた道を下る。


予定より早く降りてしまったので、帰路に猿橋に寄って行くことにした。桂川の淵の高い岸壁につけられた橋は日本三奇橋の一つである。今日は中央高速の渋滞も無く、3時過ぎに豊田駅に到着した。



日本三奇橋の一つ、猿橋。


雁腹摺山は五百円札の富士山で有名であり、遠望の利く日を選んで登るのが良い。下から登るとアプローチが長く、大峠から登ると短く、タクシーを使わないとなかなか良いコースが無い。温泉やドライブと組み合わせて登ると良いかもしれない。

9月30日 標高 到着 出発
多摩 115 6:55
大峠 1567 8:52 9:25
樹林 1648 9:44 9:48
雁腹摺山 1874 10:43 11:32
大峠 1567 12:36 12:46
猿橋 304 13:32 14:03
多摩 115 15:20
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