2006年6月18日
6月18日 多摩=高尾山口〜高尾山〜城山〜日影園地〜高尾山〜高尾山口=多摩
雨のため予定していた山行が中止になってしまったので、高尾山へ行きました。高尾山は電車で行ける身近な良い山ですが、昨今は人出が多く、静かな山を楽しむのには雨の日が良いようです。ただ、標高差が400mしかないので、今回は2度登る周遊コースを歩きました。
6月18日
朝7時に自宅を出発し、電車で高尾山口へ向かう。家を出る時には雨は降っておらず、とりあえず雨具を着ずに出発できるかと思ったが高尾山口に着くころには小雨が降り出した。改札口を出た左の待合室のような部屋で雨具を着て出発する。ここにはコインロッカーもあり、ランナーは荷物を預けて身軽に雨の中を走り出して行く。今日は高尾山に登り、城山まで縦走して林道で日影に下り、再び高尾山を登り、高尾山口へ下る周遊コースを歩く計画だ。
土産物屋の間を抜けてケーブルカーの駅へ向かう。雨のためロープウエーは閑散としており、今日は静かな山歩きができそうだ。ロープウエー駅の左手から稲荷山コースを行く。高尾山の山頂まで400mの高度差である。取り付きは急な斜面で、つづら折れの階段を登って行く。稜線にでると傾斜は緩むが、所々に階段の登りがある。登山者はほとんど歩いておらず、時々ランナーが追い抜いてゆく程度だ。
樹林のおかげで雨はさほど感じないが、100%近い湿気の樹林の中を汗をかきながら登って行くと下着がどんどん濡れてくる。傘をさしてのんびり登るという気分ではないので、雨具を着たまま汗をかきながら登り続ける。新緑もさほどではなく、花も咲いておらず、ただひたすら雨の中を登り、最後の急な長い階段を登り、高尾山の山頂に到着した。
人気の無い山頂で一休みしてから城山へ向かう。もみじ平を過ぎると長い下りになる。滑りやすい下りを慎重に行き下りきると一丁平への登りが始まる。植生保護のため以前より歩く道が制限されている。一丁平を過ぎると登りは緩くなり、やがて城山に到着する。ベンチが広がる山頂には人気は無くとても静かだ。ベンチのはずれで休んでいるとアザミの花を見つけた。
ここから舗装された林道を下る。コケの生えたアスファルトは滑りそうで注意が必要だが、快調に下って行く。どんどん下って行くと正面にゲートが見えた。ゲートの右を通って行くと、道は沢沿いを下るようになり、舗装も無くなった。傾斜も緩まり歩きやすい道になった。雨があがったようなので雨具の上着を脱いで歩く。途中右手に高尾山への道があり、歩いてみようかと思ったが、地図を見るとすぐに稜線に出てしまいそうなので、さらに下って行く。右に林道を分けると少し賑やかになり日影園地に到着する。ボーイスカウトがキャンプをしており賑わっている。
右に「いろはの森」への登山口がありここから登る。ほぼ300mの高度差だ。直ぐに急登になり、しばらく登って行くと先ほどの林道に出る。林道を横切りなおも急登が続く。ただひたすら急登を登って行くと何人かの登山者とすれ違った。再び雨が降り始めたが樹林のおかげであまり濡れない。稜線に出たところで再び雨具を着る。
普段は賑わうロープウエーから山頂への稜線の道も閑散としている。登りは緩やかになったがあまり急ぐ気にならない。トイレに寄って、階段を一登りで山頂に到着した。屋根のある東屋だ賑わっているが、外のベンチは雨に打たれて静まりかえっている。
ベンチで一休みして琵琶滝ルートを下ることにする。先ほどの公衆トイレまで戻って、右に入るとしばらくは緩やかな道が続く。やがて長い階段の下りになり沢床まで下る。後は沢沿いの緩やかな道が続く。琵琶滝までは意外と長い。登山道の右に目隠しのフェンスがあると琵琶滝である。線香の香りがし、しばらく下ると道路に出る。雨は上がったようだが、雨具を着たまま駅に向かう。高尾山口の駅で雨具を脱ぎ、濡れたシャツを着替えるとサッパリした。電車に乗っている間に、再び雨が降り出し、家まで傘をさして帰ることになった。
普段は賑わう高尾山も雨となれば静寂が戻り、静かな山歩きができる。濡れるのがいやであれば、着替えを余分に持って、山頂で着替えるとよい。高い山での雨対策を事前に経験する良い機会でもあり、雨の日も積極的に山を歩いてみよう。
6月18日 | 標高 | 到着 | 出発 |
高尾山口 | 191 | 8:16 | 8:29 |
高尾山 | 599 | 9:32 | 9:38 |
城山 | 670 | 10:22 | 10:38 |
日影園地 | 279 | 11:28 | − |
高尾山 | 599 | 12:15 | 12:22 |
高尾山口 | 191 | 13:14 | 13:31 |