ツツジの山

丹沢　 檜洞丸 　１６００ｍ
ひのきぼらまる

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小沢を渡ると右手の尾根にコンクリートの階段が見え、これを登る。すぐに階段は終わり、クサリのついた急な尾根の登りになる。登るにつれてやや傾斜は緩むが、しばらくは急な尾根の直登が続く。新緑の中にチラホラとツツジの花が咲き、心が和む。展望園地の手前で一休みする。

尾根の傾斜が緩んでくると同時にツツジの花も増えてきた。シロヤシオツツジとミツバツツジが満開だ。やがて木の階段の登りになり、傾斜が緩み、コバイケイソウの中の木道歩きになる。檜洞丸までコバイケイソウの群生地が続き、ほぼ平坦な木道が続く。静かな檜洞丸の山頂で、温かい紅茶を飲み、体が冷えないうちに早々に下る。

犬越路へ向けて下る。まず、檜洞丸西面の急な土壁の下りだ。霧に包まれて、まるで雲の中へ飛び込むような感じで下って行く。小さなクサリ場を過ぎて熊笹の峰を越えるとベンチがある。ここからひと登り樹林に覆われた大コウゲの頭に着く。ここからは急峻な下りになり、所々にクサリ場がある。危険な所は無いが、雨と泥で岩が滑りやすくなっており慎重に下る。ブナの新緑とツツジの花が素晴らしい下りだが、足元に注意が必要だ。小コウゲとのコルに降り立ち、一休みする。

小コウゲへ登り返し、あとは小さなコブをいくつか越えて歩きやすい道になる。背の丈ほどの笹が少しうるさいが、雨の中を快適に下る。やがて目の前に真新しい小屋が見え、犬越路に到着した。以前のカマボコ型の小屋に比べてはるかに快適そうな避難小屋である。真新しい小屋の中で雨を避けて一休みする。手押しポンプの水洗トイレがあり、快適そうだ。

犬越路からは用木沢出合へ向けて一気に下る。初めは急な沢の中の下りだが、下るにつれて緩くなる。用木沢沿いにあるくようになると道もよく整備されていて、立派な鉄橋を渡る。用木沢出合からは舗装道路を西丹沢自然教室を向けて下る。途中のキャンプ場に犬越の湯があり、一旦、西丹沢自然教室まで下ってから車で戻る。ゆっくり湯につかり、蕎麦を食べて帰宅した。

• アドバイス

雨の日の多い６月にツツジの花が楽しめ、雨の山行としては楽しめる山である。よりハードに歩くには大室山とつなげると良い。

• コースタイム