2006年5月20日
5月20日 多摩=三ツ峠登山口〜木無山〜開運山〜三ツ峠登山口=多摩
入梅かと思えるほど雨日の多い5月ですが、その雨の合間をぬって三ツ峠山に登り、幸運にも富士山を眺めることができました。帰りに天下茶屋に寄って太宰治の碑を見てきました。
5月20日
朝6時前に起きると、昨夜の雨がウソのように太陽が出ている。しかし雲は多く、速く流れているので一日不安定な天気になりそうだ。7時に出発し、中央高速で河口湖へ向かう。相模湖の辺りで黒い雲に覆われたが、大月に近づくと青空が広がった。谷村PAで一休みして河口湖へ向かうと、左の雲の下に富士山の裾野が見えた。河口湖大橋を渡って御坂トンネルの手前を右折し、三ツ峠登山口に到着する。
今日は天気のおかげか、駐車場もすいている。ここは車上狙いの多い駐車場なので注意して止める。小型バスのパーティーが着いたばかりでトイレは込み合っていた。気持ちの良い新緑の中、ゆっくりと歩きだす。車道通しに登って行くが、車道とは言え、なかなか急な登りである。堰堤の所で一休みする。
ここからさらに登りはきつくなる。右手の樹間から御坂山が見え隠れしている。新緑の中、時折気持ちの良い風が吹き、快適に登って行く。道端に小さな桜の花が咲いている。フジザクラである。途中で一休みして団体に先に行ってもらう。やがて傾斜が緩み、ぬかった泥道になる。鉄条網で囲われたお花畑を過ぎ、二股を右に行くと木無山のベンチに到着する。少し雲がかかっているが、目の前の富士山に歓声が上がる。少し早いが、気持ちの良いベンチで昼食にする。
三ツ峠山荘を経由して四季楽園に向かう。途中の広場から開運山と屏風岩がよく見える。左手の南アルプスは残念ながら雲の中だが、贅沢は言えない。一旦、四季楽園に下る。ここには公衆トイレがある。ここから急な階段の登りになる。アンテナの横を通って、開運山の山頂に到着した。狭い山頂で写真を撮って、しばらく展望を楽しむ。
今日の三ツ峠山は比較的すいており、山頂は我々だけだったがしだいに賑わってきた。下りは傾斜の緩い御巣鷹山方面へ行く。アンテナの間をぬって少し下ると車道にでる。しばらく葉の落ちた林の中を下る。日当たりの良い林床にはコバイケイソウやヤブレガサが群生している。御巣鷹山への道を右に分けて、なおも行くと四季楽園に到着する。上の広場でしばらくのんびりと休む。
ここからは来た道を戻る。道端にはフジザクラがたくさん咲いており、明るい感じだ。途中のベンチで一休みしてさらに下る。下るにつれてフジザクラが減り、ヤマブキの花がが増える。登山口に着くと駐車場はほぼ満車になっていた。
予定より早く着いたので御坂峠の天下茶屋に寄り道することにする。我々が天下茶屋に着くと富士山の雲は切れ、山頂まで姿を現した。太宰治の文学碑まで登り、ベンチに座って眺めていると、富士山はしだいに黒い雲に覆われてきた。
車に戻り河口湖へ向かって下り始めると雨が落ちてきた。谷村PAで一休みして、雨の中央高速を走り、渋滞も無くぶじに帰宅した。今日は天気に恵まれた一日であった。
天気の良い、富士山の眺めの良い日がお勧めである。天上山への道、清八峠への道、三ツ峠駅への道と色々あり、足を延ばせばより充実した山行になる。
5月20日 | 標高 | 到着 | 出発 |
多摩 | 92 | − | 6:55 |
三ツ峠山登山口 | 1315 | 8:55 | 9:12 |
堰堤 | 1424 | 9:38 | 9:44 |
お花畑手前 | 1629 | 10:26 | 10:35 |
木無山ベンチ | 1729 | 10:58 | 11:51 |
開運山 | 1785 | 12:21 | 12:31 |
四季楽園 | 1738 | 12:56 | 13:15 |
中間点 | 1574 | 13:47 | 13:57 |
三ツ峠山登山口 | 1315 | 14:31 | 14:48 |
天下茶屋 | 1300 | 14:53 | 15:38 |
多摩 | 92 | 19:55 | − |