2006年1月8日
1月8日 多摩=笹子〜曲沢峠下〜滝子山〜檜平〜初狩=多摩
3連休の中日に滝子山を登りました。天気が良く、登りでは凍結した滝を眺め、頂上からは富士山を始めとする素晴らしい山々の眺めに恵まれました。
1月8日
朝6時の電車で橋本へ向かい、八王子からは始発の松本行きに乗る。夏と違い、車内は静かで空いている。車窓を楽しんでいるうちに初狩を過ぎ、右手に滝子山が見えてきた。笹子で下車し、甲州街道を大月に向かって歩く。15分程歩くと標識が有り左折しJRのガードをくぐる。ガードをくぐるとすぐに右折し集落の中を歩く。神社の手前を斜め左に入りしばらく行き左折すると中央高速の上に出る。ここまで駅から25分程だが、標識がたくさんあるので迷う心配は無い。
中央高速を越えて少し行くと右手に公園が有り、左手には駐車場がある。舗装道路が続くが所々凍結しているので注意して歩く。やがて舗装が切れ、中央高速から40分ほど歩いた辺りの右に滝子山への標識があり、右に山道に入る。少し下り、川を渡った所の日当たりの良い場所で一休みする。
樹林の中を少し登り、やがて平ッ沢の左岸を行くようになる。平ッ沢は遥か下に見え、登山道が凍っている時は要注意だ。落ち葉がふわふわで、ラッセルをするほどの所もある。遥か下に見えた沢床がいつの間にか同じ高さになり沢床へ降りる。幅の狭い丸木橋で対岸に渡り、ここからは右岸を行くようになる。
しばらくは右手に凍結した滝を眺めながらの楽しい山歩きになる。しかし道はあまり良くなく、所々崩壊した所を小さく高巻いたり、蟻地獄のような砂地の斜面をトラバースしたりしなくてはならない。しだいに登りが急になってくると沢から離れ潅木の斜面の登りになる。後方の三ツ峠の向こうに富士山が見えると曲り沢峠下の分岐に到着し、一休みする。樹間から富士山が望め、潅木に囲まれた気持ちの良い所だ。
さらに登って行くと傾斜が緩み、再び沢に近付いてくる。左から曲り沢峠からの道を合わせると沢沿いの平坦な道になり造林小屋の前を過ぎる。しばらくは沢の右岸の緩やかな道を歩く。やがて右の樹林の斜面を登るようになると雪が出てくる。大谷ヶ丸への分岐を過ぎると防火帯を歩くようになり明るく開ける。薄く積もった雪を踏み締めて登る。正面には滝子山の山頂が近く、振り返ると八ヶ岳や金峰山が望める。さらに登ると左後方に雁ヶ腹摺山が望める。
再び樹林の登りになると頂上は近い。やがてコルへ向かってトラバースになり、一登りでコルに到着する。コルからやや傾斜のある尾根状を登ると滝子山の山頂に着く。目の前の三ツ峠の向こうに富士山が聳えている。西には扇山や蛭ヶ岳、東には八ヶ岳や金峰山、国師ヶ岳が眺められる。南稜の方へ少し下ると甲斐駒ヶ岳から北岳、聖ヶ岳と南アルプスの連山を望む事ができる。
帰りは一旦コルに降り、初狩方面へ下る。小ピークを過ぎると急な尾根状をどんどん下る。傾斜が寝ると道は男坂と女坂の2つに別れる。右の女坂を下る。再び斜面の下りになるが、女坂なのでジグザグに下って行く。下って行くと檜平で男坂と合流する。さらに尾根状を下って行くとコルに出て、一休みする。
旧道は真っすぐ尾根状を下っているが、現在は荒廃していて岩場注意の標識がある。現在のルートは左に斜面を下って行く。ジグザグの下りがかなり長く続き沢筋に下る。荒れた小沢を下って行くと細い砂利道に出る。さらに行くと初狩への道に出る。舗装道路を歩き藤沢の集落を過ぎると中央高速の下をくぐる。川を渡り振り返ると滝子山の下って来た尾根がよく見える。甲州街道を左に行くと初狩駅入口の信号があり、初狩駅に到着した。空いた電車で車窓を楽しみながら八王子へ向かう。
駅から登り、駅に降りるルートは心地よい。初狩からのルートは単調なので下りに使うと良い。笹子からのルートはきれいな沢筋なので楽しめる。天気の良い見晴らしのきく日に登りたい。
1月8日 | 標高 | 到着 | 出発 |
多摩 | 115 | − | 6:03 |
笹子 | 615 | 7:33 | 7:44 |
曲り沢峠下 | 1108 | 9:52 | 10:05 |
滝子山 | 1590 | 11:39 | 12:20 |
檜平 | 1347 | 13:03 | 13:07 |
鞍部 | 1104 | 13:32 | 13:40 |
初狩 | 463 | 15:17 | 15:41 |
多摩 | 115 | 17:02 | − |