2005年10月10日
10月10日 姥沢〜牛首〜月山〜牛首〜姥ヶ岳〜リフト上=姥沢=多摩
東北の山旅の最後は月山に登りました。ずーっと霧の中を歩き眺めには恵まれませんでしたが静かな山歩きを堪能しました。
10月10日
朝4時に起床する。小雨だが昨夜からの雨が降り続いている。雨具を着けて5時に出発する。自動車通行止めの道を少し登って行くと橋がある。姥沢小屋を右に見て少し行くと右に分岐があり、姥沢小屋へ戻るように行く。小屋の前を左に行き、角を右に入ると登山口がある。ヘッドライトの明かりを頼りに静かな樹林の中を歩く。木道が続く。尾根上に出ても緩やかな登りが続く。尾根の右を巻くように登って行くと左から小屋の沢が流れてくる。水の多い道である。明るくなってきたので木道の上で一休みして朝食を取る。
急な所は石積みの階段になるが、傾斜の緩い登りはずっと木道が続く。恐ろしく長い木道の登りだが、傾斜が緩いのでとても歩きやすい。紅葉した山肌が霧に包まれているのが残念だが、それはそれで神秘的な雰囲気である。しばらく登ると開けて池糠の斜面になる。とても気持ちの良い所だ。池糠の斜面を登って行くと左からリフトからの道を合わせる。ここから傾斜が少しきつくなり、やがて木道が終わり、稜線の牛首に到着し、一休みする。
少し尾根状を歩くと急登が始まる。岩がゴロゴロした登りだが、踏み跡がしっかりしているので歩きやすい。霧の中、ひたすら急登を続けていると小屋跡に到着する。ここは鍛冶小屋であるが雪崩のせいか建屋は全く無く、土台だけが残っている。それでも神社の祠と鳥居はしっかりと守られていた。
少し登ると広いピークに到着する。月山山頂の一角である。ここに石積みの台があり、その上に月山と書かれた真新しい木片がある。月山の山頂を示す標識は無いので、これで代用する。
月山の山頂はもう少し先に行った月山神社の裏である。既にクローズしている山頂小屋の脇を通って月山神社に向かう。月山山頂の要塞のような神社である。お参りをして神社を出て裏に回ると山頂らしい岩があり、少し下った所に三角点がある。
再び山頂小屋の脇を通って戻り、来た道を下る。この時間になると7時始発のリフトに乗って来た人とすれ違うようになる。牛首で一休みして稜線通しに湯殿山方面へ向かう。しばらく水平に歩き、その後大きく下る。下り切った所が金姥である。ここから少し登り、木道を行くと姥ヶ岳に到着する。姥ヶ岳の山頂には木道で周遊できるようになっており、ベンチもある。
姥ヶ岳からやや急な下りになる。花の季節にはリフトから登ってくるハイカーで賑わうのだろう。広々とした斜面である。階段状の下りが終わると左から牛首からの道を合わせる。リフト乗り場はすぐにそこである。リフトに乗って姥沢へ下る。
姥沢からすぐ下の駐車場へ車で下り、更衣室で着替える。磐越道から東北道へと順調に走る。途中、国見SAと羽生PAで休み、渋滞になる前に都内に入った。首都高が渋滞していたので、池袋で降り、ゆっくりと帰った。
リフトは朝7時から営業開始だが、薮沢からの登山道はよく整備されていて、気持ちが良いので、早起きして登ると良い。山頂に着いたら是非、月山神社まで行ってみよう。
10月10日 | 標高 | 到着 | 出発 |
姥沢駐車場 | 1195 | − | 5:05 |
木道 | 1366 | 5:46 | 6:06 |
牛首 | 1663 | 7:02 | 7:12 |
月山 | 1980 | 7:55 | 8:23 |
牛首 | 1663 | 9:07 | 9:14 |
姥ヶ岳 | 1672 | 9:48 | 9:55 |
リフト上 | 1506 | 10:15 | − |
リフト下 | 1229 | 10:30 | − |
薮沢駐車場 | 1195 | 10:36 | 11:05 |
多摩 | 115 | 18:47 | − |