2005年10月7日〜8日
10月7日 多摩=那須高原SA
10月8日 那須高原SA=刈田岳駐車場〜刈田岳〜熊野岳〜刈田岳駐車場=鉾立
当初の計画では雨飾山と高妻山を登る予定でしたが、日本海に低気圧が発生し、初日の天気が風雨となり、悪天候も予想されました。そのため同様に紅葉の素晴らしい東北の山を登ることにしました。天気の悪い初日は蔵王山へ、好天が期待される2日目は鳥海山へ、3日目は月山へという計画です。
10月7日
夜の8時半に多摩を出発し首都高から東北道へ入る。三連休の前夜のため車が多い。しかし、三宅坂以外に渋滞は無く、快調に走る。蓮田SAで一休みして、那須高原SAで車中泊にする。
10月8日
雨のため起床を1時間遅らせ、6時過ぎに起きる。朝食を済ませ7時過ぎに出発した。すぐに事故渋滞になり、次の白河ICで降ろされてしまった。国道4号線も流れが悪く次の矢吹ICまでかなり時間がかかった。再び東北道に戻り安達太良SAで一休みする。白石ICで東北道を降り、蔵王へ向かう。
雨も止み、時々青空も見られるようになった。遠刈田温泉を過ぎると登りになる。登るに連れて周りの山肌が色づき、素晴らしい紅葉だ。駒草平や大黒天で車を降り、観光する。荒々しい火山の山肌が迫力ある。紅葉の中を落ちる滝も見事である。
大黒天から上は、残念ながら雲の中だ。霧の中を走り、有料道路で刈田岳の山頂へ向かう。登るにつれて風雨が強くなる。刈田岳の駐車場に車を止め、一休みした後、車中で支度をする。視界はあまり無いが、思ったほど風が強くないので、刈田岳と熊野岳を登ることにする。レストハウスの横の分岐から5分ほどで刈田岳の山頂に到着する。ここには神社がある。
再び分岐に戻り、熊野岳へ向かう。ルートには長い棒が短い間隔で立っており、視界が悪くても迷う心配は無い。右手にお釜が見下ろせる所だが、今日は残念ながら真っ白で何も見えない。ほぼ真っすぐ、なだらかな登りを行くと分岐があり、ここを左に行く。登りらしい登りになったが、楽な登りである。やがて傾斜が無くなり熊野岳の山頂に到着する。
山頂には神社と避難小屋がある。避難小屋の中で風雨を避けて一休みする。最後に神社へ安全登山を祈願して下山する。下りは右からの風雨を顔に受けて痛い程だ。刈田岳のレストハウスで一休みしてから車に戻る。
霧の中を車でどんどん下る。紅葉の山肌が霧に包まれて幻想的な静けさを作り出している。蔵王温泉への分岐を過ぎてやっと雲の下に出た。山形を抜けて山形道に入る。月山湖で山形道は終わるが、その先の自動車専用道路も快適だ。再び山形道に入り庄内平野を北上する。鳥海温泉で夕食と温泉を済ませ鉾立の駐車場で寝ることにする。外では時折雨の音がしている。
蔵王は観光地化してしまい登山の対象としては物足りない。今回は行かなかったが、賽ノ河原から熊野岳へのルートは火山としての蔵王山を感じさせる良いルートだ。片道を路線バスで周遊するのと良い。
10月8日 | 標高 | 到着 | 出発 |
那須高原SA | 434 | − | 7:10 |
駒草平 | 1349 | 10:58 | 11:16 |
大黒天 | 1454 | 11:18 | 11:29 |
刈田岳駐車場 | 1718 | 11:37 | 12:25 |
刈田岳 | 1758 | 12:33 | 12:34 |
熊野岳 | 1841 | 13:00 | 13:24 |
刈田岳駐車場 | 1718 | 13:55 | 14:18 |
櫛引PA | 31 | 16:14 | 16:19 |
鳥海温泉 | 4 | 17:03 | 17:58 |
鉾立 | 1163 | 19:30 | − |