2005年10月1日
10月1日 多摩=二十曲峠〜杓子山〜鹿留山〜二十曲峠=忍野
富士山の眺めが素晴らしい杓子山に登りました。富士山を眺めながら稜線歩きができる二十曲峠からの道を歩きました。出発が遅かった事が幸いして、素晴らしい富士山の夕景を眺める事ができました。
10月1日
朝、家でゆっくりして遅めの出発になる。道志みちをゆっくり走り、道の駅で一休みして、山中湖を目指す。富士山を眺めながら富士山の湖畔を走り、忍野へ向けて右折する。二十曲峠へは細いが舗装された道が続く。峠には駐車場や小さなトイレ、東屋、水場があり快適だ。何よりも目の前に広がる富士山の眺めが素晴らしい。
石割山を背に道路脇の階段を登る。すぐに自然林の中を登るようになり、穏やかな登りが続く。立ノ塚峠までは小さな登下降が続く。途中に脇道もあるが、道標があり迷う心配は無い。時折、左に樹間から富士山が眺められ、気持ちの良い稜線歩きだ。加瀬山からの急な短い下りを過ぎ、少し行くと道幅が広がり、右に御正体山を見て、広々とした高原状の歩きになる。降り立った所が立ノ塚峠である。
立ノ塚峠には忍野から林道が上がって来ているが、道幅が狭く悪路で車で上がるのは困難である。杓子山へ向けてしばらく幅の広い山道が続く。道幅が狭くなると次第に登りがきつくなる。正面に子ノ神の山頂が聳える。小さなピーク越え、一旦下ると本格的な急登が始まる。小さな岩場を越え、木の根につかまりながら登って行くと見晴らしの良い岩峰に出て、一休みする。
少し下り、岩峰を巻きながら急登は続く。危険な所は無いが、なかなか厳しい登りだ。登り着いた所が子ノ神である。鹿留山への分岐のある、今日の最高地点である。まず、杓子山へ向けて下る。
短いがやや急な下りだ。少し登り返し小岩峰を越える。この辺りにはトリカブトが群生している。左正面に富士山を眺めながら歩く。小さなピークを2つ越えるといよいよ杓子山の登りだ。あっけなく登りは終わり、小広い杓子山の山頂に到着する。祠、鐘、ベンチと整った山頂で富士山の眺めも良い。西日を正面に受けてまぶしいが、コーヒーを飲みながらゆったりと富士山を眺める。
子ノ神のピークへ向けて来た道を戻る。子の神の分岐から鹿留山へ行ってみる。稜線沿いにほぼ水平な道を10分程で鹿留山に到着する。展望は全く無いが、樹林に囲まれた静かな山頂である。
再び子ノ神の分岐に戻ると、早速急な下りが始まる。暗くなる前に急な下りを終えてしまいたいので休まずに下る。展望の岩峰を過ぎ、ロープの張ってある坂を過ぎれば一安心だ。立ノ塚峠で一休みして、ヘッドランプを出す。二十曲峠までは樹林の中なので暗い。明りをつけて歩く。右手の富士山が夕日を受けてシルエットになっている。時々樹間から夕日の富士山が見え、得をしたような気がする。
朝の富士山の写真を撮るのか、二十曲峠には泊まりの車が数台いた。今日は忍野で友人が合宿しているので途中で夕食を済ませて寄ってみる。翌日、道志みちでゆっくりと帰宅した。
二十曲峠からのルートは眺めも良く、変化が有って良い。往復は避けたいという場合は忍野から立ノ塚峠を登り、杓子山から直接忍野に下るのも良い。逆に歩くと富士山が背になるのであまり勧められない。
10月1日 | 標高 | 到着 | 出発 |
多摩 | 115 | − | 9:10 |
道の駅道志 | 703 | 10:34 | 10:39 |
二十曲峠 | 1155 | 11:40 | 11:55 |
立ノ塚峠 | 1233 | 12:51 | 13:03 |
見晴し | 1519 | 13:45 | 13:57 |
子ノ神 | 1640 | 14:20 | − |
杓子山 | 1598 | 14:53 | 15:41 |
子ノ神 | 1640 | 16:09 | − |
鹿留山 | 1632 | 16:18 | − |
子ノ神分岐 | 1627 | 16:25 | − |
立ノ塚峠 | 1233 | 17:19 | 17:27 |
二十曲峠 | 1155 | 18:16 | 18:24 |
忍野 | 930 | 18:36 | − |