2005年7月17日
7月17日 原村=上日川峠〜雷岩〜大菩薩嶺〜大菩薩峠〜上日川峠=多摩
南アルプスのパノラマが素晴らしい大菩薩には視界の良い秋に登る機会が多いのですが、今回は花を求めて歩いてみました。意外にも南アルプスのパノラマも見ることができ、素晴らしい山行でした。
7月17日
朝5時に起床し、6時前に出発する。早朝の中央高速を気持ち良く走り、双葉SAで朝食にする。ハーブ園のベンチで楽しく朝食を済ませ、一宮御坂で高速を降りる。塩山を過ぎ、青梅街道を走り、裂石で右折する。
舗装された林道を登り、上日川峠に到着する。福ちゃん山荘まで車で入る計画だったが、福ちゃん山荘前の駐車場は一般開放しなくなったようなので上日川峠の駐車場に止める事にする。小屋の前の駐車場は既に満車で、左折した道路の右側の駐車場に車を止める。トイレは駐車場の手前にある。
福ちゃん山荘までは車道を行くのが楽だが、舗装道路なので山道を行くことにする。朝の樹林の中は気持ちが良いが、登り下りが有るので少し時間がかかる。やがて自家発電の音が聞こえて来ると福ちゃん山荘に到着する。ベンチで一休みする。
唐松尾根の登山口は小屋の脇に有り、しばらくは幅の広い道を登る。やがて道は狭まり傾斜も急になってきた。展望の無い樹林の登りが続くが、急に右手に富士山が見えた。今日は展望に期待できるかもしれない。
樹林の登りが続き、展望は無くなるがどんどん高度を上げてゆく。小ピークを越えた辺りで稜線が見えるようになり、急登の手前で一休みする。
道は急登になるが、樹林から解放され気持ちの良い草原の登りになる。登山道の脇にはロープが張られ、その向こうには鮮やかなシモツケソウの花が咲き心が晴れる。少し霧が出て来たので遠望は利かないが、良い天気である。人声が近くなると稜線の雷岩に到着し、一休みする。驚いた事に、霧が晴れ、南アルプスの山々のパノラマが眼前に広がった。
雷岩から大菩薩嶺の山頂までは樹林の中のわずかな登り、わずかな歩きで到着する。樹林に囲まれた展望の無い静かな山頂で記念撮影をして再び雷岩へ戻り展望の良い岩の上で昼食にする。
少し霞んではいるが富士山から南アルプスのほぼ全山のパノラマを眺めながらの豪華な昼食である。岩の下にはウスユキソウが静かに咲いている。
大菩薩峠まで花と南アルプスを長めながらの稜線漫歩が続く。薄赤色のシモツケソウの花がベースになり、テガタチドリや白いウスユキソウが彩りを添えている。賽の河原の登りも花に囲まれた気持ちの良い所だ。ここで一休みする。
少し登ると大菩薩峠への下りになる。小さな岩場を下るとやがて介山荘のある大菩薩峠に到着する。ここには村営の新しい公衆トイレがあり無料である。しばらく眺めを楽しんで、福ちゃん荘へ向けて下る。
良く整備された幅の広い道なので快適に下れる。見上げる稜線が樹間に消えると樹林の下りが始まる。勝緑荘で橋を渡り林道歩きになる。少し登りが有るが、すぐに福ちゃん荘に到着する。
再び舗装道路を嫌って山道を下る。わずかな登りも有るが、快適に下り、2時過ぎに上日川峠に到着した。車で裂石に下り、青梅街道で柳沢峠を越え小河内ダムへ下る。青梅周辺から道が混雑し始め、帰宅に時間がかかってしまった。
雷岩から大菩薩峠までの稜線はいつ歩いても気持ちが良い。色々な季節に何度でも歩きたい所だ。大菩薩嶺から丸川峠に下るのも良い。車の場合は裂石の駐車場に車を止めてタクシーで上がると良い。上日川峠への登りを歩くのはあまりお勧めできない。
7月17日 | 標高 | 到着 | 出発 |
原村 | 1225 | − | 5:42 |
双葉SA | 332 | 6:27 | 7:17 |
上日川峠 | 1601 | 8:34 | 8:52 |
福ちゃん荘 | 1705 | 9:26 | 9:36 |
唐松尾根 | 1898 | 10:19 | 10:27 |
雷岩 | 2041 | 10:57 | 11:11 |
大菩薩嶺 | 2059 | 11:20 | 11:22 |
雷岩 | 2041 | 11:29 | 12:03 |
賽ノ河原 | 1934 | 12:37 | 12:48 |
大菩薩峠 | 1898 | 13:01 | 13:12 |
福ちゃん荘 | 1705 | 13:43 | 13:45 |
上日川峠 | 1601 | 14:17 | 14:30 |
小河内ダム | 535 | 15:58 | 16:04 |
新小平 | 79 | 18:07 | − |