2005年6月26日
6月26日 原村=黒檜山登山口〜黒檜山〜駒ヶ岳〜駒ヶ岳登山口〜覚満淵=多摩
レンゲツツジで有名な赤城山の最高峰の黒檜山(くろびやま)を登りました。期待どおり、登りはドウダンの花、下りはレンゲツツジの花と存分に楽しみました。
6月26日
朝、5時に起床し、朝食を取らずに6時前に出発する。途中、八ヶ岳の天女山に車で上がり、東屋で朝食にする。南アルプスの山は見えないが、権現岳や赤岳が頭上に聳え、迫力がある。
野辺山から小海線沿いに北上し、佐久の手前でガソリンを入れる。佐久から上信越自動車道に入り高崎方面に向かう。横川SAで妙義山を眺めながら一休みする。藤岡JCTから関越道に入り、赤城へ向けて北上する。前橋市内を避けて榛名で降りたが、良い道は無く、遠回りしてしまい予定より遅く赤城山に到着した。大沼湖畔の駐車場で一休みして黒檜山登山口の前に車を止める。
今日は登山口からすぐに急登が始まる。樹林の中の急斜面で段差の大きい所もあり難航する。しばらく我慢して登って行くと右の尾根状に出て、眼下に大沼(おの)が広がる。赤城神社が模型の家のように見える。
少しの間、右手に大沼を見ながら登るが、再び樹林の登りになる。適当な場所で一休みする。昨日の前橋は34度まで気温が上がったそうだが、今日の赤城山も暑い。しばらく樹林の登りが続き、再び右の尾根状に出る。隣の駒ヶ岳が間近に見え、アンテナの林立する地蔵岳も大沼の向こうに見える。
登るにつれてドウダンの花が豊富に咲き乱れ、ドウダン廊下の様相になってきた。再び樹林の登りになり一休みする。
相変わらず急登が続くが駒ヶ岳からの稜線がだんだん近づいてきた。上空が明るくなりいよいよと思っているうちに、明るい稜線に飛び出した。ここから黒檜山の山頂までは緩やかな登りである。低木の樹林にはレンゲツツジの花が咲きとても良い感じだ。
黒檜山の山頂で写真を撮り昼食にする。あまり広い山頂ではないが、団体が居ないので静かに楽しめる。ただ、虫がややうるさい。周囲の山は霞んでいて展望は得られないので、展望台へは行かず、駒ヶ岳へ下ることにする。
少し下ると御黒檜大神があり尾根が開けている。小沼(この)と地蔵岳の広々とした眺めを楽しんでから、駒ヶ岳とのコルへ向けて急降下する。木の階段が続きどんどん下る。やがて左手の樹林が開け、草原にレンゲツツジの花が散在して広々としている。大タルミに降り立ち振り返ると黒檜山が聳えている。
わずかな登りで駒ヶ岳の下に到着する。後は木の階段を一頑張りで駒ヶ岳の山頂に登り着いた。狭い山頂で一休みして大沼へ向かって下る。
ここから小沼が山の上に浮かんでいるように見える。その小沼へ向かって緩やかな稜線を気持ち良く歩く。やがて右手に急な鉄の階段が現れ、急降下が始まる。道は斜面にジグザグに切ってあるが、木の階段も多い。
再び鉄の階段が有り、一気に下る。大沼から時々船の汽笛がうるさく聞こえてくる。一カ所、覚満淵が見下ろせる場所があるが、後は樹林の中の単調な下りが続く。やがて自動車の音が間近に聞こえ、湖畔の道路に飛び出す。
道路を渡った所の駐車場で待ってもらい黒檜山登山口へ車を取りに行く。車で駒ヶ岳登山口の駐車場に戻り、近くの覚満淵へ行く。少し木道を歩き、咲き乱れるレンゲツツジの花を眺めながらゆっくり時を過ごす。先程まで下っていた山が目前に見える。
行きに懲りたので、帰りは前橋へ向かう事にする。赤城山を快調に下ったが、前橋の市内で渋滞になってしまった。渋滞を何とか回避して関越道のインターへ向かう。関越道を快調に走り、児玉からの渋滞で若干遅れたものの7時半に豊田駅に到着した。
赤城山自体は観光地化され、俗化されたイメージがあるが、山に入ってしまえば大自然の豊かさを感じる事ができる。それにしても絶え間無く聞こえる大沼の船の汽笛は何とかならないものか。
6月26日 | 標高 | 到着 | 出発 |
原村 | 1225 | − | 5:40 |
天女山 | 1529 | 6:14 | 7:04 |
黒檜山登山口 | 1367 | 10:35 | 10:47 |
樹林帯下部 | 1552 | 11:32 | 11:43 |
樹林帯上部 | 1712 | 12:30 | 12:38 |
黒檜山 | 1834 | 13:09 | 13:42 |
大タルミ | 1625 | 14:15 | 14:22 |
駒ヶ岳 | 1693 | 14:38 | 14:46 |
駒ヶ岳登山口 | 1362 | 15:34 | 16:03 |
覚満淵(散策) | 1360 | 16:06 | 16:37 |
豊田駅 | 100 | 19:25 | − |