2005年6月10日〜11日
6月10日 多摩=原村
6月11日 原村=御所平峠〜入笠湿原(散策)〜入笠山〜御所平峠=大阿原湿原(散策)=多摩
関東甲信越地方は6月10日から梅雨入りしましたが、小雨の中スズランの可憐な花を眺めに入笠湿原を訪れました。
6月10日
8時に出発し、中央高速を快調に走る。少し車が多いような気もするが、大月を過ぎると空いてきた。原村のコンビニで食料を買い込み、10時半に原村の家に到着した。話に花が咲き、寝るのが0時近くになってまった。
6月11日
朝、6時に起床する。梅雨を迎えて、庭の葉がしげっており、ツツジやヤマボウシの花が咲いている。早々に朝食を済ませ、8時前に出発する。
今朝は雲が低く、小雨模様の天気である。いつもは原村から間近に見える入笠山は雲の中である。富士見の駅を過ぎると林道の登りが始まる。上まで舗装されており、幅もあるので走りやすい林道である。この道は路線バスも走っている。
御所平の駐車場には数台の車が止まっていた。ここにはきれいな水洗便所がある。雨具の上下を着て出発する。林道を緩やかに15分下ると入笠湿原に到着する。
まだ数名の人しかおらず、今年はまだ早いのかと心配になったが、スズランの咲く斜面に入ると一面のスズランの花に迎えられた。可憐な花が雨の水玉で輝いているのがまた素敵だ。
ゆっくり花を愛でながらスズランの斜面の上まで登り、ゆっくりと下る。ちょうど湿原に着いたころ三脚を抱えた一団がやって来た。ちょうど良いタイミングだった。少し休憩してから湿原の木道を散策する。
最近できた林道沿いの遊歩道で御所平峠へ向かう。新緑の遊歩道には雨上がりの薄日も差しとても気持ちが良い。御所平峠で雨具の上着を脱ぎ、一休みする。
お花畑の中の道を通って入笠山へ向かう。まだスズラン以外の花はあまり咲いていないようだ。少し急登があるが、すぐに緩やかな登りになる。最近できたのか左に「岩場迂回コース」があり、そちらを行ってみる。
左に巻き気味に登って行く道で急登は無い。ただ片斜面で滑りやすい所もあり、要注意である。大阿原方面からの道を合わせるとすぐに入笠山の山頂に到着する。山頂は風があり寒い。写真を撮り、少し休んで早々に下山する。
下りは通常の「岩場」ルートを行く。やや急な所もあり、滑りやすい所もあるが危険は無い。山頂付近ではズミの花がちょうど見ごろだ。
御所平峠に到着し、屋根の下で昼食にする。雨も止んできたようだ。天気予報に反して午後は天気が快方に向かっているようだ。この時間になって入笠山付近は団体ツアーの人達で賑わってきた。恐らく入笠湿原に今朝の静けさは無いのであろう。車で大阿原湿原へ向かうと車道を歩いているパーティーも結構な人数である。いつの間にこんなに人が増えてしまったのか。今朝の路線バスには1人のお客しか乗っていなかったのに。
大阿原湿原の駐車場には1台の車も無く再び静けさが戻ってきた。木道に沿って、反時計回りに一周する。目立った花は咲いていないが静かなたたずまいの湿原を歩くのは気持ちが良い。
湿原の先端部から戻る辺りでは、素晴らしい苔が見られる。木の上に目をやるときれいなサルオガセが垂れている。木にとっては迷惑なサルオガセだが、独特の静けさを作り出している。
途中で団体とすれ違い、駐車場に戻ってみるとバスが2台止まっていた。車で林道を下り、パノラマスキー場の近くの「ゆとろん」という露天の温泉に入る。入った時は空いていたがバスが到着しにわかに混みだした。温泉でゆっくり疲れを癒し、中央高速で八王子へ向かう。渋滞も無く予定通り5時過ぎに到着した。
スズランの季節の入笠山は混むので、できるだけ早めに到着してゆっくりとスズランの斜面を歩くのが良い。狭い所なので複数の団体と遭遇してしまうと、ゆっくり花を愛でるどころではなくなってしまう。
6月11日 | 標高 | 到着 | 出発 |
原村 | 1225 | − | 7:47 |
御所平峠 | 1789 | 8:33 | 9:00 |
入笠湿原(散策) | 1741 | 9:17 | 10:16 |
入笠山 | 1955 | 11:23 | 11:33 |
御所平峠 | 1789 | 12:04 | 12:46 |
大阿原湿原 | 1820 | 12:53 | 12:55 |
大阿原湿原 | 1820 | 13:30 | 13:39 |
富士見 | 960 | 14:04 | 15:16 |
豊田駅 | 100 | 17:18 | − |