シャクナゲの山

伊豆  天城山  1345m
あまぎさん




2005年5月28日

5月28日 多摩=天城高原ゴルフ場〜万二郎岳〜万三郎岳〜万二郎岳〜天城高原ゴルフ場=多摩

シャクナゲの花を目当てに天城山を登りました。シャクナゲコースは植生保護のため当分は立入禁止ですが、万三郎岳付近で十分にシャクナゲの花を満喫しました。


5月28日

朝、7時半に豊田駅前を出発する。初めは16号から町田経由で行こうと思ったが、渋滞の情報が有り、直接厚木へ行くことにした。心配した程の渋滞は無く、順調に厚木小田原道路に入る。今日は雲が多く山が見えないのが残念だ。

小田原から海岸線を走る。熱海までは順調に走るが、網代で渋滞になった。伊東で右に山へと入る。天城高原へと登り、天城高原ゴルフ場のゲートを入り、少し行くと左に登山者用の駐車場がある。予定より30分遅れの10時半に到着した。駐車場は満車だったが何とか隙間に止める事ができた。駐車場にはきれいなトイレがあり、ゆっくり支度をして出発する。もうお昼前なので下山してくる人もいる。



駐車場から万二郎岳(左)を望む。




万二郎岳へ向けて出発。


駐車場を出て車道を渡ると登山口がある。シャクナゲコースは当分の間植生保護のため登山禁止である。ここからゴルフ場の右を巻くように万二郎岳登山口への道が続く。少し下ってから樹林の緩やかな登りが続く。ヒメシャラの大木があり、新緑の気持ちの良い道だ。30分ほど歩いて万二郎岳登山口のベンチで一休みする。



天城山の登山口。




ヒメシャラの大木がある。


万二郎岳登山口は通行止めのシャクナゲコースとの分岐になっている。左に万二郎岳を目指す。しばらくは涸れ沢沿いに緩やかな登りが続く。所々にミツバツツジが鮮やかに咲いており、少しだがシャクナゲの花も見られた。荒れた涸れ沢を渡ると、いよいよ万二郎岳への登りが始まる。修復されよく手入れされた登山道をゆっくり登る。しだいに傾斜がきつくなり、左から回り込むように山頂に到着した。展望の無い万二郎岳の山頂で写真を撮る。山頂で右に直角に曲がり、万三郎岳へ向かう。少し下った所に岩場の見晴しがあり、そこで一休みする。



荒れた涸れ沢から万二郎岳を見上げる。




万二郎岳の山頂にて。


いつの間にか濃い霧に包まれ、目前の馬の背すら見えなくなっていた。見晴しから急な山道を下る。この辺りはミツバツツジのきれいな所だ。すぐにコルに降り立ち、馬の背の登りが始まる。馬の背の頂稜はアセビのトンネルになっている。

馬の背を下った辺りから、いよいよシャクナゲの道が始まる。右の北斜面に多く咲いており、登るにつれて、その数は増え、感激が増す。白い花から赤い花と色々咲いている。シャクナゲの花を眺めながらゆっくりと緩い傾斜の山道を歩き、急斜面になる手前のシャクナゲのきれいな所で一休みする。



いよいよシャクナゲの道が始まる。




シャクナゲの花。




道端で歓迎してくれるシャクナゲ。




色の濃いシャクナゲ。




シャクナゲの園で一休み。


急な道を万三郎岳へ向けて登る。シャクナゲの花は山頂まで続いている。いつの間にか山頂の雲は取れ、いくらか周囲の山が眺められるようになった。急な登りを終え万三郎岳の山頂に到着した。見晴しの良くない山頂で記念撮影をして、早々に来た道を下る。



急な道を万三郎岳へ向けて登る。




万三郎岳の山頂にて。


我々が最後のパーティーなので、もうすれ違う人はいない。ゆっくりとシャクナゲの花を楽しみながら、万二郎岳の手前まで歩き、展望の良い所で一休みする。正面に見える万二郎岳の山肌が新緑とツツジの花で鮮やかだ。下田方面に続く海岸線も見える。



シャクナゲの花の下で。




シャクナゲの花との別れを惜しむ。




万三郎岳を振り返る。




新緑とツツジも素晴らしい。




万二郎岳と海岸線。


少し下ると万二郎岳への急登が始まる。少し登ると見晴しの岩が有り、ここで振り返ると馬の背の後ろに万三郎岳の山頂が望める。ここから見ると意外と遠く感じる。



馬の背の左奥(中央)に万三郎岳の山頂が見える。




見晴らしの良い岩。


一登りで万二郎岳の山頂に到着する。ここで直角に左に曲がり、登山口へ向けて下る。下るにつれて傾斜は緩み、涸れた沢を渡ると緩やかな下りが続く。シャクナゲコースの分岐がある万二郎岳登山口を過ぎると水平道になり駐車場に到着する。振り返ると万二郎岳から万三郎岳への稜線がパノラマのように広がっていた。



駐車場から振り返る万二郎岳から馬の背の稜線。


駐車場のトイレで顔を洗い、帰途につく。朝と同じ道で伊東に下り、海岸線を小田原へ向かう。大磯で休憩し豊田駅には9時半に到着した。

天城山はシャクナゲの咲く5月下旬から6月上旬には大変混雑する。すれ違いを嫌って登山道でない所を歩く人が見受けられるが、これはやめてもらいたいものだ。今回は昼前に出発し結果的に時差登山になったが、すれ違いに多少の煩わしさが有るものの、混雑を感じずに歩け、意外と静かな山歩きを楽しめた。

5月28日 標高 到着 出発
豊田駅 100 7:22
小田原PA 15 8:58 9:09
天城高原ゴルフ場 1050 11:05 11:25
万二郎岳登山口 1065 11:50 11:58
万二郎岳 1300 12:59
見晴し 1275 13:06 13:16
万三郎岳石楠花 1345 14:32 15:04
万三郎岳 1406 15:18 15:23
馬の背付近 1285 16:33 16:44
万二郎岳 1300 17:11
天城高原ゴルフ場 1050 18:28 18:44
大磯PA 60 20:32 20:38
豊田駅 100 21:36
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