信仰の山

日光　 鶏頂山 　１７６５ｍ
けいちょうざん

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枯木沼の木道を真っすぐ行きそうになるが、十字路を右にゆく。再びゲレンデの登りになる。ゲレンデの最上部のリフト降り場から下りになり雪道になる。大沢池の下で流れを渡り、暗い杉林の中の登りになる。単調な登りが終わると弁天沼に到着する。平坦地で鳥居や祠が立っており、樹間から鶏頂山を望める。

弁天沼から稜線までは雪の斜面の登りになる。途中で一休みしてアイゼンをつける。所々に赤い標識が有るが、ルートファインディングが必要な所だ。何度かルートを外したようだが、何とか夏道通りに稜線の分岐に到着した。

左の御岳山の奥に見える釈迦ヶ岳が遠く感じる。まず、右に鶏頂山へ向けてアイゼンを外して稜線を登る。所々に小さなハシゴやロープが有り、急登である。やがて傾斜が緩くなると神社が建つ鶏頂山の山頂に到着した。釈迦ヶ岳を望める所にベンチがあり、しばらく周りの山を眺める。

今日は午後から天気が崩れるのであまりゆっくりできない。登って来た道を下り、先程の分岐まで降りる。ここから稜線通しに行くと弁天沼への分岐がある。さらに御岳山を越え、釈迦ヶ岳とのコルに着く。振り返ると鶏頂山に雲がかかり始めた。急登が続くが危険な所は無い。左から大間々台からの道を合わせると山頂に到着する。意外に広い山頂である。ここには祠と真新しい釈迦の石像が有る。

今まで人に会わなかったが、山頂に登山者が一人居た。休んでいるとさらに二人登って来た。すぐに下山するが、さらに一人登ってきた。コルまで下り、コブを越え、弁天沼への近道を右に行く。雪が詰まった沢状のルートでとても歩きやすい。弁天沼にはすぐに到着した。祠の前で二人の登山者が休んでいたので私も休む事にする。聞けば、鶏頂山へのルートが分からないのでここから引き返すとの事である。

後は単調な道を鶏頂山スキー場へ向けて快調に下る。途中、ゲレンデから右に枯木沼へ入る所を見落さないよう注意が必要だ。２時にスキー場の駐車場に到着した。

これから日光を経由して沼田へ向かう。奥鬼怒で少し渋滞したが順調に今市に出て日光へ向かう。神橋や東照宮付近は観光客で賑わっている。清滝でガソリンを入れていろは坂を登ると再び雪山の世界だ。開通したばかりの金精峠を越えて菅沼で一休みする。白根山登山口の駐車場も雪かきしてあり登山者の車が１台駐車している。

菅沼を出発すると雨が降り始めた。丸沼のスキー場ではまだ滑っている人がいる。尾瀬への分岐を過ぎ、白沢の道の駅に到着したのは５時過ぎであった。ここで温泉に入り、食事をして、メールをチェックしてから車中で寝る。夕方から降り始めた雨がしだいに激しくなってきた。

• アドバイス

弁天沼からの登りは雪があるとわかりにくいが、赤い道標を頼りにうまくルートファインディングしてゆけばよい。少し遠回りになるが沢沿いに登って行けば間違えなく稜線に出られる。

• コースタイム