山頂の桜の山

高尾陣馬  百蔵山  1003m
ももくらやま




2005年4月16日

4月16日 豊田駅=市営クランド〜山の神〜百蔵山〜浄水場〜市営クランド=猿橋=多摩

東京の桜は終わりかけていますが、山麓の桜は今が盛りです。山頂の桜に期待して百蔵山を登ってみました。


4月16日

朝、7時半に豊田駅を出発し、中央高速を走る。中央高速の周辺の山は今が桜の最盛期のようで、新緑の山肌にピンクの桜が映えて良い眺めだ。上野原で高速を降り、甲州街道を猿橋に向かう。猿橋の手前で右に入り、中央高速道の赤い橋をくぐる。すぐに右折して急坂を登って行くと総合グランドに到着する。駐車場の隅に車を止めて支度をする。

駐車場の前の茶房「たかまつ」の所を左に入りすぐに右に入る。ややこしいが標識が整備されているので迷う心配は無い。少し登ると左に「百蔵山」右に「百蔵山、扇山」の標識があり、左の細い道へ入る。道路は住宅地の中を登って行くが、意外と急な登りである。やがてお寺風の美術館があり、それを過ぎると舗装道路が終わり山道になる。



茶房「たかまつ」の左を行く。


樹林の中の薄暗い登りが続くが、足元を見ると所々にスミレが咲いている。ボケやキイチゴなども咲いており、意外と花に恵まれた登りである。ベンチのある所で一休みする。



山麓の桜の花が迎えてくれる。




足元には所々にスミレが咲いている。


再び樹林の登りが始まる。しばらくは花も無く、単調な登りが続く。やがて左の尾根状に出ると樹林から解放され、明るい尾根の登りになる。振り返ると猿橋の町が霞んで見える。登って行くと、桜やツツジの花が迎えてくれる。頭上の稜線がしだいに近くなり、稜線に出る手前の眺めの良い所で一休みする。



明るい尾根の登り。


稜線に出ると、あとは頂上まで標高差100メートルの緩やかな登りが続く。20名ほどの団体とすれ違うと、静かな山頂に到着した。頂上の桜はまだつぼみで、少し早かったようである。早速、記念撮影をして、丸太のベンチで昼食にする。今日は雲っていて富士山は見えないが、そこそこの展望である。



百蔵山の山頂にて。




静かな山頂の丸太のベンチで昼食。


扇山を正面に見て少し下り、分岐を右に猿橋方面に下る。下り始めは急斜面で、樹木やロープにつかまってゆっくり下る。やがて歩きやすい登山道になり、どんどん高度を下げる。尾根状から右に下るようになると所々にスミレの群生が見られるようになり、良い所で一休みする。



急斜面を樹木やロープにつかまって下る。




所々にスミレの群生が見られる。


少し下ると倒木帯に出る。今年の台風の風の通り道だったのか、辺り一面の倒木である。倒木帯を過ぎると、満開の桜が迎えてくれ、道路に出る。



百蔵山を振り返る。


舗装道路を左に下り、完成間際の浄水場の中の道を下って行く。道なりに下って行くと住宅地になり、今朝左に入った分岐に出て総合グランドに到着する。

十分に時間が有るので、帰りに猿橋に寄ることにする。日本の三大奇矯の一つということである。橋の上から見下ろす桂川の淵はかなりの高度差である。近くを散策してから甲州街道で上野原へ向かう。上野原から中央高速に入り、渋滞も無く3時過ぎに豊田駅に到着した。



猿橋にて。




日本の三大奇矯の一つ。


百蔵山の頂上には桜が植えてあり開花時期には賑わう。隣の扇山とつなげて登られる事が多いが、ゆったりと百蔵山だけ登るのも良い。

4月16日 標高 到着 出発
多摩 115 7:10
藤野PA 240 8:18 8:25
市営グランド 450 8:56 9:05
樹林帯 620 9:41 9:49
稜線下 890 10:41 10:51
百蔵山 1003 11:13 11:54
スミレ群生地 720 12:47 12:58
市営グランド 450 13:40 13:43
猿橋 290 13:51 14:25
多摩 115 15:26
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