スキー山行

菅平  根子岳  2207m
ねこだけ




2005年3月11日〜13日

3月11日 多摩=鹿沢スキー場=菅平
3月12日 菅平=菅平牧場〜根子岳〜奥ダボススキー場=菅平
3月13日 原村=大松山スキー場=多摩

今シーズンはバッジテストを受けた事もあり、13日と例年に無く多くの日数をゲレンデで滑りました。そのかいあってか、かなり思うように滑れるようになりました。そこで、山岳ガイド仲間3人とその家族で菅平へ滑りに行きました。根子岳にも登り、山スキーも楽しんできました。


3月11日

朝6時過ぎに八王子の自宅を出発し、圏央道、関越道と走る。嵐山のパーキングエリアで先行する金丸さんの車と合流して朝食にする。

今日の天気予報は雨である。曇天の高速道路を走り渋川で降りる。吾妻川沿いに走り長野原を過ぎると一面の雪景色になる。やがて雲に包まれた四阿山の山麓が見えるようになると、今日のゲレンデのある鹿沢に到着した。

平日なのでガラガラの駐車場に2台のデリカを止め支度をする。まだ雨は降っていないが、念のため雨具のズボンをはいて滑る事にする。まずリフトを2本上がり、気持ちの良い長い直線を一気に滑り降りる。ゲレンデには我々の他、数グループしか滑っておらず快適なスピードで滑れる。



ガラガラの駐車場に2台のデリカを止め支度をする。




まずリフトを2本上がる。




気持ちの良い長い直線を一気に滑り降りる。


上部の程よい斜度のバーンで滑っていると雨が振り出してきた。あわてて車まで滑り降りて雨具の上着を着る。ついでにコーヒーをいれて、軽い昼食で一休みする。

食後は再びガラガラのゲレンデで滑りまくる。雨は相変わらず降っているが雪質はまずまずで、快適なスピードで一気に滑れるのが気持ち良い。2時半まで滑りまくって3時間券が終了になった。

車で鳥居峠を越えて菅平に入り、夕食の買い出しをして佐藤さんの小屋へ入る。ナベをつっつきながら話がはずみ10時過ぎに床についた。



佐藤さんの小屋へ到着。


3月12日

朝、6時過ぎに起床し、朝食後、山スキーの支度をする。8時に出発し、金丸さんの車で菅平牧場まで送ってもらう。根子岳の登山口で車を降り、シールを貼ったスキーを履くと身が引き締まる。登山口で写真を撮って出発。



金丸さんの車で菅平牧場まで送ってもらう。




登山口で写真を撮って出発。


しばらく夏道沿いに、牧場と樹林の切れ目に沿って登る。一週間程前のトレースが残っておりルートファインディングは楽だ。クラストした斜面にスキーのシールが良く利く。天気は小雪で、いつの間にか奥ダボスのリフト小屋が霧で見えなくなった。気持ち良く登って樹林帯に入った所で一休みする。



明日滑る大松山スキー場をバックに。




樹林帯に入った所で一休みする。


樹林の登りはルートファインディングが難しくなる。雪に埋まった道標やかすかな赤布でルートが正しい事を確認しながら登る。霧が濃くなってきて、根子岳の上部も見えなくなった。森林限界の手前で風を避けて一休みする。



樹林の中を快調に登る。


森林限界を越えると風を受けて歩くようになる。気温は低くないので、風を受けてもさほど寒くないのが幸いだ。相変わらず山頂は見えないが、登るにつれて雪が飛ばされて少なくなる。



森林限界を越えると風を受けて歩くようになる。


頂上直下の夏道には岩が出ており、低木が雪から頭を出している。低木を踏むのは避けて、右側の雪面を登る。雪庇を避けてできるだけ左端を歩くが、霧に包まれて上も下も見通せない。やがて前方に祠が見えて、根子岳の山頂に到着した。祠の前で写真を撮り、木の陰で風を避けて休む。



根子岳の山頂に到着。




祠の前で写真を撮る。


行動食を食べながらスキーのシールを外す。山頂までシールで登れたのは幸運であった。再びスキーを履いて霧の中を滑り出す。山頂付近はガリガリでリュックも重いので横滑り中心で滑る。急な斜面の上に出て、右にトラバースして樹林に入る。少し下るとヘリポートに到着した。

ここで一休みして、正子が山靴からスキー靴に、スノーシューからスキーに履き替える。霧であまり視界が利かないので距離を空けずにゆっくり滑る。奥ダボスのスキー場までビッシリと道標が立っているので迷う心配は無い。昨日の雨のせいか上部はガリガリの斜面が続く。正面から風と雪を受け、サングラスでは前が見えなくなりゴーグルに替える。視界が良好になり、下るにつれて雪質も良くなって快調に滑る。



快適に滑る。




佐藤さん。




こちらも快調に滑る。




正子さん。


左手の小さな避難小屋を過ぎると、傾斜が緩くなる。快適に滑って行くとアッと言う間に広い雪原に降り着いてしまった。広く平らな雪原を直滑降で滑り奥ダボススキー場の上部に到着した。



広く平らな雪原を直滑降で滑り奥ダボススキー場へ。


タイミング良く金丸さん夫妻がリフトで上がって来た。さすがにゲレンデは滑りやすい。快適に滑り降りて今日の山行が終わった。



金丸さん夫妻がリフトで上がって来た。


今夜の食料と酒を買い込んで佐藤さんの小屋に戻る。お蕎麦を食べて一休みし、おでんとお酒で夕食にした。



おでんとお酒でくつろぐ。


3月13日

6時に起床し、朝食を食べ、小屋を片付けて8時に出発した。今日は菅平の大松山スキー場で滑る。まずクワットで上がり、根子岳を眺めるが、残念ながら雲の中だ。



菅平の大松山スキー場から。


しばらく滑っているうちに雲が切れてきて、昨日登った根子岳と隣の四阿山が姿を現わした。こちらから見る根子岳の斜面はとても緩斜面に見える。



昨日登った根子岳と右の四阿山。


3時間フルに滑って軽く昼食をとり帰途につく。道路の雪は解けて快調に走れる。上田のインターから高速道路に入り、渋滞も無く、4時前に帰宅した。

3月に入ってヘリスキーが始まると、奥ダボスからの登りはヘリの爆音でうるさくなる。少し高度差はあるが菅平牧場から登った方が山を楽しめる。しかし、菅平牧場ルートは樹林が多いのでスキー滑降にはあまり適さないようだ。

3月12日 標高 到着 出発
菅平 1370 8:06
菅平牧場 1585 8:19 8:40
樹林帯下部 1780 9:24 9:34
森林限界下 1985 10:15 10:25
根子岳 2207 11:15 11:36
ヘリポート 2180 11:45 12:05
奥ダボススキー場 1470 12:36 13:00
菅平 1270 13:10
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