2005年2月19日
2月18日 多摩=原村
2月19日 原村=ピラタススキー場〜縞枯山〜ピラタススキー場=原村
八ヶ岳のピラタススキー場のロープウエーから縞枯山に登りました。曇っていてあまり寒くなく、そこそこの展望も得られ楽しい山行でした。
2月18日
今夜は東京も雪になるとの天気予報である。8時半に豊田駅前を出発し中央高速を走る。時々雪がちらつくようになり、韮崎からチェーン規制になった。
雪の高速道路をゆっくり走り、八ヶ岳パーキングで一休みし、小淵沢で高速道路を降りた。車がほとんど走っていない雪の鉢巻道路を気持ち良く走って11時に原村の家に到着した。
2月19日
朝6時に起床する。昨夜の雪は10センチ弱ほど積もったがほぼ止みかけている。気温も0度で暖かい。ゆっくり朝食をとって8時に出発した。
雪道を走り、蓼科に向かう。雲が低くあまり山は見えないが、蓼科山が姿を見せている。蓼科を過ぎ、ピラタススキー場へ上がる。9時過ぎに駐車場に到着した。駐車場はまだ空いており、ロープウエー乗り場の前に駐車した。
9時20分のロープウエーで山頂駅へ上がる。雲が上がり、北横岳や縞枯山が前方に姿を現わしている。山頂駅でトイレを済ませ、支度をして外に出る。これから登る縞枯山が姿を見せているうちに縞枯山をバックに記念撮影をする。
軽くストレッチをして出発する。雨池峠まではほぼ平坦な道が続く。木道保護のためアイゼン禁止になっているのでツボ足で歩く。少し下りになると縞枯山荘が見える。縞枯山荘を過ぎると雨池峠はすぐだ。
雨池峠でアイゼンを着ける。ここから縞枯山、三ッ岳、雨池と3方向にトレースがついているが、スノーシューで雨池に向かうトレースが一番太い。縞枯山へ向けて右のトレースを行く。しばらく樹林の中の気持ちの良い緩やかな登りが続く。やがて縞枯山の山頂へ向けて真っすぐの登りになる。傾斜がきつくなる前に一休みする。
アイゼンを利かせて、ピッケルを突いて登って行くとしだいに急登になってゆく。アイゼン、ピッケルの練習に良い登りだ。山頂の手前でスノーシューのパーティーが追いついて来たので先に行かせる。ツボ足で登れるる所をスノーシューで登る意味が分からないが、無神経にステップを崩して登って行くのには参った。
程なく頭上が開け、縞枯山の山頂に到着した。雪に埋まった標識の前で記念撮影をして昼食にする。その内に十数名のパーティーが登ってきて山頂は賑わってきた。
縞枯山の山頂は東西に長い。山頂の東端は少し低いが小さな岩峰の展望台になっている。エビの尻尾がびっしり付いた樹林の間を通って行くとしだいに山頂の雲が切れてきた。茶臼山への下降点から展望台へはトレースが無く気持ちが良い。遠望は利かないが、茶臼山や麦草峠が見え、素晴らしい。
なだらかな登りで山頂に戻る。暖かいので雪は湿っぽくアイゼンが団子になる。山頂で一休みしているとスノーシューの一団が登って来た。平らにならされた斜面をアイゼンの団子に苦労しながら下る事になった。横向きになったり、後ろ向になったりしてピッケルを頼りに下り何とか上部の急斜面を下った。急斜面が終わると不思議にアイゼンが団子にならなくなり気持ち良く下る。
最終の下りのロープウエーは4時なので、雨池峠でアイゼンを外して山頂駅へ急ぐ。おかげで最終1本前に乗ることができた。下りはスキー客がいないので空いていて楽だ。景色を楽しんでいるうちに山麓駅に到着した。
蓼科の「温泉浴場」で汗を流し、原村で夕食を済ませて原村の家に戻る。下は雨だったようで、昨夜の雪はすっかり沈んでしまっていた。しばらくスイストレッキングの話など歓談して10時過ぎに寝床についた。
縞枯山にはやや急な登りもあり、雪山の入門には最適である。時間があれば茶臼山に登り、五辻から山頂駅に戻るルートも良い。五辻と山頂駅の間に迷いやすい所があるので視界の悪い時は避けた方が良い。
2月19日 | 標高 | 到着 | 出発 |
原村 | 1225 | − | 8:18 |
ピラタス山麓駅 | 1760 | 9:08 | 9:20 |
ピラタス山頂駅 | 2240 | 9:27 | 9:51 |
雨池峠 | 2243 | 10:25 | 10:56 |
頂上直下 | 2340 | 11:36 | 11:45 |
縞枯山 | 2403 | 12:12 | 12:32 |
展望台 | 2387 | 13:05 | 13:34 |
縞枯山 | 2403 | 14:06 | 14:19 |
雨池峠 | 2243 | 15:08 | 15:15 |
ピラタス山頂駅 | 2240 | 15:35 | 15:40 |
ピラタス山麓駅 | 1760 | 15:47 | 16:05 |
蓼科温泉 | 1330 | 16:17 | 17:06 |
原村 | 1225 | 17:39 | − |