2005年1月22日
1月22日 多摩=道志=登山口〜石割山〜平尾山〜登山口=多摩
八ヶ岳の縞枯山を登る予定でしたが、都合により日帰りで石割山を登る事にしました。このところの降雪で石割山はすっかり雪山になっていました。素晴らしい天気に恵まれ、雄大な富士山と南アルプスのパノラマを楽しむ事ができました。
1月22日
朝、7時過ぎに豊田駅を出発し、橋本を経由して道志みちに入る。三ヶ木を過ぎると周辺の山々は白く、路肩の雪も多くなる。道志の先の道の駅で一休みして山中湖方面へ向かう。路肩の雪はますます深くなり、今日は雪山の期待が膨らむ。
平野の手前で右にV字に右折する。道は一車線分しか除雪されておらず、両側が堅い雪の壁になっているのですれ違いに苦労した。終点の駐車場もあまり除雪されていないので既に満車になっている。やむを得ずトイレ前の広場の雪原につっこんで駐車した。登山道にトレースは有るが雪が深いので雨具のズボンをはき、スパッツを着けて出発する。まず駐車場前の橋を渡って石割神社参道の赤い鳥居をくぐる。
赤い鳥居からは延々と階段が続く。階段は雪で埋まっているのでアイゼンを着けて登る事にする。雪のおかげか、あまり階段を苦にせずに登れる。登るにつれて左手に富士山が望めるようになる。階段は上部で右に曲がり、東屋に到着した。ここのベンチで富士山を眺めながら一休みする。
ここから石割神社までは緩やかな登りの林道をゆったりと歩く。左の樹間から見える富士山が広々と雄大である。尾根状から右にトラバースして行くと正面に堰堤が見える。堰堤の右を登って行くと石割神社に到着する。ベンチで一休みした後、石割神社にお参りし、今年の山の安全を祈願する。
きれいに60センチ幅の割れ目がある大岩にはしめ縄が張ってある。岩の割れ目を周回する小道が有り、ここを3回回ると幸運が来るそうだ。
ベンチ沿いに進み、尾根状に取り付く。ここから頂上までは急登が続く。時々急な段差があり、雪のためホールド見えない事も有り難渋しながら登る。意外と時間がかかる登りだ。やがて、上から賑やかな声が聞こえてくると頂上に到着した。山中湖の向こうの富士山が雄大だ。その右に広がる聖岳から赤石岳、荒川岳、塩見岳、北岳そして甲斐駒ヶ岳と素晴らしいパノラマが広がる。
ゆっくり眺めを楽しんでいたら、だんだん寒くなってきた。南側の樹林で風を避けて昼食にする。早速、豚汁とお汁粉を温める。新春の富士山を眺めながら昼食は何よりも贅沢なひとときである。
西へ富士山へ向けて下る。いつもはドロドロの下りだが今日は雪のおかげで気持ち良く下れる。傾斜もそれほど急な下りではない。
下り切るといくつかの小ピークを越える。雪が不安定な所ではバランスを崩しやすく慎重にゆっくり進む。地図上の平尾山で視界が開け、ここで一休みする。ここから一旦下って分岐の有るコルから平坦な雪原を行くと平尾山の標識が有る展望の広場に到着する。富士山や南アルプスの山々は逆光ぎみに霞んでいるが良い眺めをしばし楽しむ。
再びコルまで戻り、分岐を右に行く。しばらくトラバースが続くがやがて尾根状の下りになる。平野へ下る尾根なので左への下降点に気をつけて下らなくてはならない。トレース通り真新しい道標の所で左に下る。降り口は真っすぐの下りだが、あとは歩きやすい雪道になる。
桧の樹林の中を右に左に下り、やがて沢に降り立つ。堰堤の所から沢沿いに下り、沢を渡って対岸の道路に上がる。あとはトレースに沿って雪の林道を下るのみだ。コンクリートの堰堤の下を回り込み、駐車場に到着した。
ここのトイレは水洗で明りもあり気持ち良い。今日は時間が遅くなったので温泉は割愛して道志道を橋本へ向けて走る。今日は渋滞も無く、6時半に豊田駅に到着した。
石割山は富士山の展望が命だ。天気の良い冬の日だまりに訪れるのが良い。平尾山から平野への尾根の下りから左へ駐車場への下降点に注意が必要。
1月22日 | 標高 | 到着 | 出発 |
豊田駅 | 100 | − | 7:15 |
道の駅道志 | 695 | 8:55 | 9:06 |
登山口(鳥居) | 1080 | 9:37 | 10:15 |
階段上の東屋 | 1185 | 11:02 | 11:12 |
石割神社 | 1300 | 11:52 | 12:06 |
石割山 | 1413 | 12:50 | 13:50 |
平尾山 | 1318 | 14:42 | 14:55 |
平尾山展望地 | 1305 | 15:09 | 15:18 |
登山口 | 1080 | 16:19 | 16:38 |
豊田駅 | 100 | 18:50 | − |