2004年10月2日
10月2日 多摩=日向大谷〜清滝小屋〜両神山〜清滝〜日向大谷=多摩
土曜日は一日空いたので、久しぶりに一人の山歩きに出掛けました。ヤマハのセローで山に行くのも久しぶりです。車で入りにくく歩きがいのある、両神山を登る事にしました。
10月2日
朝6時に起床して朝食をとる。少しのんびりし過ぎて出発は7時になってしまった。青梅を抜けて、少しややっこしい道で山伏峠を越え、秩父に着く。そのまま小鹿野へ向かい、町外れで左に両神へ向かう。両神で右折すると、後は日向大谷への一本道だ。一部細い所も有るが、舗装された走りやすい道である。
日向大谷には10時に到着した。第一と第二駐車場は既に満車だが、一番下の第三駐車場はこの時間でも空いており、今日は山は空いていそうである。第一駐車場の車の奥の隙間にセローを止め、支度をする。
両神山荘へは階段の道もあるが、車道をゆっくり歩く事にする。両神山荘駐車場脇のトイレを使わせてもらう。両神山荘前を左に両神山への道を行く。畑の間を抜け、樹林に入ると程なく鳥居がある。
しばらくは左に沢の音を聞きながら水平な道を歩く。所々尾根を回り込む所で小さな登下降があり、クサリのある小さな階段状の岩もある。少し下り、小沢を渡ると緩い登りになる。再び下ると会所に到着する。ここで七滝沢ルートを右に分け、沢に下り、ベンチで一休みする。
小さな丸木橋で沢を渡り、緩やかに登る。左手の沢がしだいに近付いて来て右岸に渡る。沢とからみながら合計4回沢を渡り、高度を上げる。再び左岸に戻り、清滝小屋への登りが始まる。始めはさほどではないが、沢から離れるにつれて急登になる。樹林の中をじっくり登り、弘法之井戸で喉を潤すと清滝小屋は近い。やがて正面にログハウスが見え、清滝小屋に到着する。
整備された休憩場があり、そこで一休みさせてもらう。小屋の間を抜けて両神山へ向かう。すぐに七滝沢ルートを合わせ、急登になる。やがて頭上が明るくなると稜線は近い。稜線に出ると少し色づいた両神山の山頂が目前だ。
ここから尾根状の急登が始まり、3ケ所のクサリ場がある。いずれもクサリを使う程の場所では無く、危険箇所は無い。どんどん気持ち良く高度を上げてゆくと傾斜が緩み両神神社の鳥居をくぐる。ここにはベンチもあり休むのによい。
両神神社の前を通り過ぎると一旦下りになる。頭上に山頂の岩が白く光っている。コルから再び登りになり、稜線上に出て露岩があると、頂上はすぐそこである。小さな岩を越え、最後のクサリのある岩を越えると両神山の頂上に到着する。
早速、湯を沸かし昼食の支度を始める。コーヒーを飲む頃には賑やかなパーティーが下って行き、コーヒーを飲みながら静かに周囲の山々を眺める。雲で少し霞んでいるが、こぶしがたけを始めとする奥秩父の山々の眺めが良い。両神山の紅葉はまだ早いが、山頂付近は色づき始めている。
一人の静かな山頂でゆっくりくつろいでいたら、一人登って来た。七滝沢ルートから来たとの事だ。そろそろ下山する時間になってしまった。登って来た道を再び下る。清滝小屋まで一気に下る。気持ち良い程、高度を下げて行く。清滝小屋で少し休み、少し下って弘法之井戸で喉を潤し、再び下る。会所からの登りは意外と長く感じたが、4時過ぎに日向大谷に到着した。
残った水をたっぷり飲んで、重たい荷物はセローに積んで出発する。青梅までは信号が少なく、快適に走れる。青梅を避けて軍畑から吉野街道に出るころ暗くなってきた。渋滞は大した事無く7時過ぎに無事に帰宅した。
両神山は二千メートルに満たない山だが、日向大川の登山口から標高差千メートルを登らなくてはならないので良いコンディションで臨みたい。クサリ場は多いが、いずれも危険の無い場所であり安心して登れる。白井差方面は立ち入り禁止になっているので立ち入らないこと。
10月2日 | 標高 | 到着 | 出発 |
多摩 | 115 | − | 6:52 |
日向大谷 | 650 | 10:07 | 10:19 |
会所 | 770 | 10:48 | 10:53 |
清滝小屋 | 1310 | 12:09 | 12:16 |
両神山 | 1723 | 13:24 | 14:05 |
清滝小屋 | 1310 | 14:47 | 14:52 |
日向大谷 | 650 | 16:04 | 16:14 |
多摩 | 115 | 19:17 | − |