白い頂

南アルプス  日向山  1660m
ひなたやま




2004年9月20日

9月20日 原村=矢立石登山口〜日向山〜錦滝登山口〜矢立石登山口=多摩

昨夜は北沢峠泊まりの計画でしたが、甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳を予定通り登り大満足したので、原村の家に戻る事にしました。そこで今日は軽く日向山に登って甲斐駒ヶ岳でも眺めようという事になりました。


9月20日

今日は予定を変えて、軽く日向山に登ることにする。朝、5時に起床して6時には出発した。日向山の登山口には駐車場が無いので車を止める場所の確保が問題だ。朝食は登山口に着いてからにする。白州の道の駅で一休みした後、日向山へ向かう。途中で黒戸尾根への道を左に分けて直進し、舗装された林道を上って行く。舗装が切れるとすぐに登山口に到着した。まだ7時なので車は3台しか止まっていない。さっそくお湯を沸かし朝食にする。



矢立石の登山口に到着。


今日は天気が良くなる予報だったが、相変わらず曇っている。しだいに雲が上がるのを期待してゆっくり朝食を食べるが、なかなか良くならないので8時に出発した。今日は3人で先頭を交替してもらいながら行く。まだ所々に花が咲いているので、写真を撮りながら皆について行く。ハイキングコースで道は良いのだが、標高が低いので暑い。途中で一休みするが、蜂に追われて、すぐに登り始める。



今日は3人で先頭を交替して行く。


登りの傾斜が緩むと、そろそろ頂上だ。展望の無い三角点を過ぎると樹林が開らけ、白い砂浜のような光景が目の前に広がる。今日は霧が濃いので、空も真っ白だ。まず、荷物を置いてコーヒーを飲みながら行動食を食べる。



頂上付近の樹林を歩く。




展望の無い三角点。




突然現われた白い砂浜のような光景。


しばらく付近を散策してみる。白い谷を覗くと霧で下の方は見えないがゴーという谷の音がかえって凄みを感じさせる。しばらく待っていると小淵沢の方が晴れてきたので期待したが、すぐに元に戻ってしまった。



付近を散策。後方に八ヶ岳が見えるはず。


下りは錦滝への急な道を行く事にする。始めは雁ヶ原へ向けて白い斜面を気持ち良く下る。しかし、下るに連れて道は険しくなり、木の根に掴まったりして下る。クサリや階段もあり、ハイキングコースとしてはなかなかハードな下りである。錦滝に降り立って滝を見上げながら一休みする。



錦滝への道を行く。




雁ヶ原のコルへ向けての下り。




雁ヶ原のコルにて。針峰群をバックに。




容赦の無い下りが続く。




鉄の階段を下ると錦滝に到着する。




錦滝に降り立って滝を見上げながら一休み。


林道は橋の先で行き止まりになっているが、橋の横には東屋がある。矢立石の登山口へ林道を歩いて行くと、意外と色々な花が咲いているのに驚いた。林道もこの辺りは荒廃しており、一部土砂崩れで車の通行は不可能になっている。左は急峻な岩で、右は尾白渓谷へ切れ落ちている。意外と厳しい所を通っている。もう一つのゲートを越えると道は良くなり、しばらく歩くと車が待つ登山口に到着する。



道端に咲くオオビランジの花が心を和ませてくれる。


林道を下り、白州の道の駅で一休みした後、須玉から中央高速に乗り、八王子を目指す。渋滞を避け上野原で降りて、高尾に寄って4時半に無事に帰宅した。

矢立石登山口からのコースはなだらかで良く整備された歩きやすいハイキングコースだ。しかし、錦滝登山口からの道は急峻でスリリングなハイキングコースである。急坂の苦手な人は、矢立石からのコースを往復した方がよい。

9月20日 標高 到着 出発
原村 1225 6:00
白州 610 6:32 6:39
矢立石登山口 1135 7:00 8:00
樹林帯 1405 8:45 8:50
日向山 1660 9:37 10:13
錦滝登山口 1300 11:11 11:15
矢立石登山口 1135 11:55 12:03
白州 610 12:22 12:38
多摩 115 16:31
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