白根三山の展望台

南アルプス  夜叉神峠   1770m
やしゃじんとうげ




2004年4月10日

4月10日 原村=(車)=高遠=夜叉神峠登山口〜夜叉神峠〜夜叉神峠登山口=多摩

今回は少しお遊び山行で、高遠の桜のお花見と南アルプス白根三山の展望に行きました。天気に恵まれて高遠からの中央アルプスの眺めも素晴らしく、楽しい山行でした。


4月9日

夜8時に自宅を出発し多摩動物園、豊田駅と回り八王子から中央高速に入る。順調に走り11時前に原村に到着し、軽く乾杯をして早々に就寝する。

4月10日

朝、5時に起床し、朝食を取らずに5時半に出発した。北アルプスは少し霞んでいるが、甲斐駒ヶ岳は白く輝いている。茅野から杖突峠に向かい、守屋山の横を通って杖突街道を走り高遠を目指す。雪から解放された山麓は春を迎える準備が着々と進んでいるようだ。高遠の町の手前で左に入る。この辺りは、朝6時以前は進入禁止の規制がされている。ループ状の道を通って、北門近くの第7駐車場に車を入れる。

6時過ぎでまだまだ空いていると思っていたら、かなりギリギリで城内はすでに大賑わいの状態だった。500円の入場料を払って入場する。とりあえず朝食を取らなくてはならないので本丸の中央アルプスの眺めの良い場所を確保して桜と雪の中央アルプスを眺めながら一休みする。



本丸付近の桜。




青空に映える桜の花。




中央アルプスを眺めながらの朝食。


こんな早い時間でも混雑している高遠城址の公園にあきれながらも桜の花の間から宝剣岳や空木岳を眺めなら歩いた。やはり雪山が見えるから桜も映えるのだ。高遠城址は高台なのでとても眺めが良い。



高遠の桜の下で。




宝剣岳を中心とする中央アルプス。


高遠からは中央高速で甲府を目指す。途中の諏訪湖SAでゆっくり一休みして甲府方面へ向かう。白根で高速を降り、夜叉神峠の登山口には10時過ぎに到着した。ここにはトイレも水場も有るのでありがたい。

登山口からいきなり急登がはじまる。30分歩いて一休みするが皆元気で気合が入っている。ここから所々雪が残る所も有り、少々歩きにくい所もあるが全員難無くクリアする。大杉を左に見て一登りで稜線にたどり着いた。突然目の前に広がる稜線からの白根三山の眺めにため息をつき、地図で山を確認する。北岳は右の樹林の陰で見えないが農鳥岳と間ノ岳が白く輝いている。



まだ冬枯れの夜叉神峠への登り。




所々雪が残っている。




突然目の前に広がる白根三山。




地図を見て山を確認する。


最後の登りを頑張りたどり着いた夜叉神峠からの眺めはもう言う言葉が無いくらい素晴らしい。白く輝く農鳥岳、間ノ岳、北岳を前にして大満足である。記念撮影をして、この雄大な眺めをおかずに素晴らしい昼食会が始まった。



夜叉神峠にて白根三山をバックに。




農鳥岳(のうとりだけ)と西農鳥岳(右)。




間ノ岳(あいのだけ)。




北岳。




楽しい昼食のひととき。


いつまで眺めても名残惜しいが、1時過ぎに下山する。下りは皆さん快適でアッと言う間に登山口に到着してしまった。まだまだ物足りない雰囲気ではあるがここで今日の山行は無事終了した。



登山口に到着。


芦安の桃ノ木温泉の露天風呂で疲れを癒し、中央高速で一気に八王子を目指す。例によって小仏トンネルの渋滞で30分ロスするが何とか6時過ぎに豊田の駅に到着した。

白根三山の眺めが無いと夜叉神峠も影が薄い。是非天気の良い日を選んで登りたい。5月の新緑の季節が気持ち良いが、4月の白い白根三山も捨てがたい。昨年通行止めだった広河原への道は、まだ工事中で今年の通行も危ういようだ。

4月10日 標高 到着 出発
原村 1225 5:36
高遠 800 6:30 8:00
諏訪湖SA 800 8:45 9:02
登山口 1380 10:21 10:44
尾根上 1580 11:17 11:27
夜叉神峠 1770 12:09 13:23
登山口 1380 14:11 14:26
桃ノ木温泉 860 14:47 15:50
豊田駅 100 18:25
閉じる