2004年3月27日
3月26日 多摩=(車)=原村
3月27日 原村=稲子湯〜ミドリ池〜稲子湯=原村
冬の北八ヶ岳のシラビソの森を歩きに稲子湯からミドリ池を歩きました。雪と静かなシラビソの森は期待どおりの雰囲気でした。
3月26日
少し出発が遅れ9時半に豊田の駅前を出発した。トラックが多くなった中央高速を快調に走り12時前に原村に到着。軽く喉を潤し簡単にミーティングを済ませて、早々に就寝した。
3月27日
6時に起床した。外は快晴で少し寒いが真冬の寒さではない。朝食を済ませて8時に出発する。八ヶ岳実践農場を回って行くとハッピを着た村の男たちが総出で御柱の準備をしていた。
八ヶ岳は逆光ぎみだが、北アルプスや甲斐駒ヶ岳の眺めが素晴らしい。途中の八ヶ岳牧場で山々を眺めながら一休みした。
左手に雄大な八ヶ岳を眺めながら野辺山、海ノ口と走り松原湖に到着した。ここでXX館を見学してトイレを借用する。稲子湯を過ぎると雪道になるが、雪が少ないので問題は無い。登山口ゲート手前の駐車エリアは狭いので心配したが、2台しか駐車しておらず楽に駐車できた。
早速支度をして、ストレッチをして、日焼け止めを塗って出発した。ゲートの脇を抜けて橋を渡り、すぐに林道から右に山道に入る。下はアイスバーンになっているようだが、今週降った雪のおかげでアイゼン無しで快適に歩ける。
再び林道に出て、すぐに山道に入る。少し登りが急になるとすぐに林道に出る。この林道を右に真っすぐ登って行くと橋があり二又になる。ここで一休みして衣服を調整する。
川に沿って右手の道を行く。林道を真っすぐ登って行くと、頭上にニュウや稲子岳が見える。林道の行き止まりで左の登山道に入る。丸木橋で沢を渡ってカラマツの林に入る。適度に雪があり快適だ。ほぼ沢沿いに登って行き、シラカバが出てきたあたりで一休みする。
シラカバの林を抜けるといよいよシラビソの森に入る。傾斜もしだいに急になり、日当たりも無くなり深々と冷えてきた。冬の北八ヶ岳らしい登りだ。急な所では所々アイスバーンが出ている。最後の急登をじっくり登るとミドリ池への平坦な道に出て、高度差400メートルの登りから解放される。
少し歩くと正面に樹間から硫黄岳の岸壁が望める。やがて、人声が聞こえ、シラビソ小屋に到着した。賑わう小屋の前を避けて池の縁で荷物を広げおでんの昼食が始まった。目の前の真っ白なミドリ池とシラビソの森、そして聳える天狗岳、素晴らしい眺めのおかげで食事がとても美味しく感じる。温かいお汁粉でしめて、大満足である。
今日は暖かいので長居をしてしまった。天狗岳をバックに記念撮影をして下山を開始する。下りは念のためアイゼンをつけて行く。雪温は意外と低いようで、ダンゴにならずサクサクと気持ち良く歩ける。急な下りも苦にならず、1時間程下って林道に着いた所で一休みする。全員快調である。
ここからは林道と山道を繰り返しながらの緩い下りなのでアイゼン歩行の練習をしながら歩く。なかなか難しいようで、教えた時は良いが、すぐに元に戻ってしまう。そうこうしているうちに車にたどり着いてしまった。
車で稲子湯へ行き、温泉に入る。一人600円で通常は午後3時までだが、今日はお客が少ないので問題無い。ひなびた浴場に入ると鉄の匂いがツーンとしてきた。山奥の温泉も良いものだ。
右手に八ヶ岳の夕景を眺めながら原村へ戻る。途中、野辺山で夕食を食べ、夜道を走って8時前に原村に到着した。ビールで乾杯して10時には就寝した。
雪のシラビソの森の中のトレッキングだが、意外と標高差があり急登もある。ゆったりと雪や森の静けさを楽しみながら歩きたい。ほぼ沢筋の近くを登っており、沢の音も楽しみながら登れる。天気がよければミドリ池からの硫黄岳、天狗岳、稲子岳の眺めが素晴らしいが、見晴が無くても楽しめる良いコースである。
3月27日 | 標高 | 到着 | 出発 |
原村 | 1225 | − | 7:56 |
八ヶ岳牧場 | 1425 | 8:48 | 8:55 |
松原湖 | 1130 | 9:29 | 9:43 |
登山口ゲート | 1575 | 10:02 | 10:23 |
橋 | 1670 | 10:55 | 11:04 |
沢沿い | 1815 | 11:45 | 11:53 |
ミドリ池 | 2040 | 13:08 | 14:33 |
丸木橋 | 1715 | 15:35 | 15:43 |
登山口ゲート | 1575 | 16:07 | 16:21 |
稲子湯 | 1510 | 16:27 | 17:32 |
野辺山 | 1340 | 18:15 | 19:03 |
原村 | 1225 | 19:45 | − |