富士山の展望台

富士 三ツ峠山   1785m
みつとうげやま




2004年1月11日

1月11日 原村=(車)=三ツ峠登山口〜三ツ峠山(開運山)〜三ツ峠登山口=(車)=多摩

八ヶ岳からの帰り道に三ツ峠山を登りました。開運山に登り今年の強運を祈願しました。富士山の眺めも素晴らしかったのですが、遠くに白く輝く南アルプスの山々も最高でした。


1月11日

朝6時に起床して7時に朝食をとる。天気予報では昨日は前線の通過があり天気が悪かったようだ。今日は高気圧が張り出してきて天気は良さそうである。原村を8時半ごろ出発した。今日は山の眺めが素晴らしいので、近くの八ヶ岳自然文化園の池まで行って八ヶ岳を眺めたり、途中で止まって入笠山や北アルプスを眺めたり道草をしながら三ツ峠に向かった。



八ヶ岳自然文化園からの八ヶ岳南部の山々。


中央高速からの甲斐駒ヶ岳等の南アルプスの眺めも良かった。中道御坂で中央高速を降り御坂道で御坂峠に向かう。長い登りを終えトンネルを出るとすぐに左折する。樹間から河口湖の向こうに富士山が見えた。三ツ峠登山口から駐車場への道は冬季通行止めになっており、道路脇のスペースに沢山の車が止まっている。ちょうど帰る車があり運良く駐車する事ができた。

車を止めた辺には雪は全く無く、上にも積雪は無いようだ。しかし、念のため4本歯の簡易アイゼンを持つ事にする。支度をして、軽いストレッチの後、車止めの横を通って出発する。しばらくの間、舗装道路を歩く事になる。川沿いに歩いて行くと川の水しぶきが凍っているのが見える。15分程歩くと駐車場に到着する。車上狙いで有名な所なので、方々に注意の看板が立っている。ここにはトイレが有り、昨年は冬でも解放していたが今年は閉鎖されていた。

ここからは荒れたジープ道の登りになる。30分程歩いて温かくなったので一休みして衣服の調整をする。ここの登りは急なような急でないような登りで疲れを感じさせないが、どんどん高度を稼いでゆく。時折左手に見える御巣鷹山のアンテナがだんだん近づいてきた。ベンチを過ぎると少し傾斜が緩くなり一登りで木無山直下の巻道に出る。樹間から八ヶ岳も望まれ、日当たりも良く、気持ちの良い日だまりの道だ。



荒れたジープ道の登り。




樹間から八ヶ岳を望む。


凍った夏のお花畑の道を真っすぐ進み、二股を右に三ツ峠山荘方面に向かう。三ツ峠山荘の手前を右に入りベンチの有る展望地へ向かうと目の前に富士山が広がった。ここで正月の富士山を眺めながら行動食を食べしばらくくつろぐ。



目の前に富士山が広がった。




新年の富士山。




富士山をバックに。


三ツ峠山荘でトイレを借りる。三ツ峠山荘の先から三ツ峠屏風岩のゲレンデがよく見える。左手には南アルプスの山々が白く輝いている。その右には八ヶ岳が見え、その間の奥に少し霞んだ北アルプスが見える。



屏風岩の上に聳える開運山。




南アルプスの白峰三山の眺め。


四季楽園を過ぎると開運山の登りが始まる。屏風岩の上のザレた斜面の登りだ。富士山を右手に見ながらゆっくり登って行くと三ツ峠の最高峰である開運山に到着した。逆光の富士山と、眼下に広がる裾野がゆったりとした風景を作っていて、富士五湖の中のいくつかの湖を見る事ができる。奥秩父側は樹林のためあまり鮮明ではないが、白く輝く南アルプスの山々が一際目立っている。



ザレた斜面の登り。




バックのアンテナの山は御巣鷹山。




開運山の山頂にて逆光の富士山をバックに。


再び登って来た道を下る。ザレた斜面だが、木の段のおかげで比較的楽に下れる。休業中の富士見山荘の前を通り、直接登山口へ向けて下る。公衆トイレの前を通るが、当然閉鎖されていた。

木無山からの道を合わせるとしだいに急になってくる。快調にどんどん下り、ベンチで一休みしてさらに下る。小屋に泊まって日の出を眺めるのだろうか、この時間に登って来る人も多い。無事に登山口に降り立ち、車で帰途につく。今日は中央高速の渋滞もたいした事なく快調に帰宅した。

登山口から開運山の山頂まで560メートルの高度差があるが、ペースを守ってゆけば高度差を感じずに快適に登れる。開運山直下のザレた斜面の木の階段は歩きにくいが、植物や斜面の保護のために登山道を外さずに歩こう。

1月11日 標高 到着 出発
原村 1225 8:30
三ツ峠登山口 1230 10:35 10:50
駐車場 1300 11:05
堰堤 1400 11:26 11:35
木無山展望台 1720 12:46 13:16
開運山 1786 13:47 14:06
ベンチ 1550 14:45 14:53
三ツ峠登山口 1230 15:38 15:45
多摩 115 17:48
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