2003年10月17日〜18日
10月17日 多摩=(車)=原村
10月18日 原村=(車)=麦草峠〜茶臼山〜縞枯山〜雨池峠〜雨池〜麦草峠=(車)=御代田
10月17日
夜、9時に多摩を出発し、11時過ぎに八ヶ岳の原村に到着した。軽くお酒を飲み、1時前には寝た。
10月18日
6時に起床し、山支度をして7時過ぎに原村を出発した。薄曇りで、八ヶ岳の山はよく見えないが、今日は天気が良くなる予報である。8時に麦草峠に到着し、福永さんと合流した。今朝は笹子トンネルまで大雨だそうだ。麦草ヒュッテの上のベンチで湯を沸かし、茶臼山を眺めながら朝食にする。
麦草ヒュッテ前の国道を渡り、茶臼山へ向かう。すぐに右手に雨池への道を分け、樹林の中の緩やかな登りになる。大石峠で休み、着衣を調整し茶臼山へ直進する。しだいに傾斜がきつくなり、ひょっこりと眺めの良い中木場に出た。振り返ると赤岳を始めとする南八ヶ岳の山々が聳えている。
少し下って茶臼山への登りが始まる。頂上へ向けてほぼ真っすぐ直登する。樹林の登りだが、振り返ると八ヶ岳の山々を眺める事ができる。たどり着いた茶臼山の頂上も樹林の中で展望は無い。しかし、西に少し行くと素晴らしい展望台がある。ここで八ヶ岳の山々や、南アルプスや中央アルプスの山々を遠望しながら一休みする。北に目をやると縞枯山が幅広く聳え、縞枯現象を見ることができる。
再び、茶臼山の頂上へ戻り、縞枯山を目指す。真っすぐ下ると五辻のコルに着き、縞枯山への直登が始まる。どんどん高度を上げ、茶臼山より高くなると右上に大きな岩が見え、長い縞枯山の頂上の東端に登り着く。縦走路から外れて右に少し登ると大岩の展望台に到着する。ここの岩陰でお湯を沸かして昼休みにする。岩の上に立つと風が冷たいが、素晴らしい展望が広がる。
西端にある縞枯山の山頂へは、樹林の中を少々歩かされる。頂上で写真を撮り、雨池峠へ向けて一気に下る。かなり急な下りで、石が滑りやすいので気を使う。やっと雨池峠へ降り立ち、ここで一休みする。少し離れているが縞枯山荘へトイレを借りに行く。
雨池峠からはピラタスと反対方向へ下る。沢状で石がゴロゴロした歩きにくい下りが続く。正面に八柱山を眺めながら下ると、ようやく林道に着いた。しばらくのんびりした林道歩きが続き、左に雨池への山道に入る。樹林の中の緩い下りを行くと、樹間に雨池が見えた。池に近づくと水は少なく、池の底が現われている。
水が涸れた南側の池底を歩き、南側の周遊道路に出る。しばらく真新しい木道を歩き林道に出る。林道を左に少し行き再び右の山道に入る。樹林の中、始めは笹の中を歩くが、しだいに北八ヶ岳らしい苔むした岩の間を歩くようになる。
道は茶臼山の南側を巻いて麦草峠に向かって行く。しばらくは緩い登りが続く。樹間に茶臼山の陰が見えるが、かなり遠い。道が下り気味になったと思っても、小さな起伏が何度か続く。オートバイの音が近づき、麦草峠が近い事を知る。木道が現われ、やっと登山口の茶水池に到着した。
約束の3時を少し過ぎてしまったが村上さんとも無事合流でき、3台の車で佐久へ向かう。途中、八千穂高原を通過したが、素晴らしい紅葉だ。佐久で温泉に入り夕食も済ませ、買い物をして御代田に向かう。御代田に有る、ガイド仲間の池田さんのペンション「白い雲青い空」に着いたのは9時を過ぎていた。早速、宴会が始まり、0時過ぎまで続いた。
ルート上には全くトイレが無いので、少し距離はあるが雨池峠から縞枯山荘へトイレを借りに行ったほうが良い。雨池の林道から麦草峠へ入る所を見落とすと八千穂の方へ行ってしまうので要注意。
10月18日 | 標高 | 到着 | 出発 |
原村 | 1225 | − | 7:11 |
麦草峠 | 2120 | 7:56 | 9:12 |
大石峠 | 2160 | 9:30 | 9:35 |
茶臼山 | 2384 | 10:30 | 10:55 |
縞枯山展望台 | 2387 | 11:30 | 12:25 |
縞枯山 | 2403 | 12:41 | 12:44 |
雨池峠 | 2240 | 13:11 | 13:29 |
雨池 | 2070 | 14:17 | 14:33 |
麦草峠 | 2120 | 15:50 | 16:08 |
佐久 | 670 | 17:22 | 19:50 |
御代田 | 910 | 21:00 | − |