北アルプスの展望台

信州   美ヶ原・王ヶ頭   2034m
うつくしがはら・おうがとう




2003年8月24日

8月24日 原村=山本小屋〜王ヶ頭〜王ヶ鼻〜王ヶ頭〜山本小屋=堀之内駅

久しぶりに天気に恵まれた夏の山を、蓼科山と美ヶ原に行きました。どちらも展望の良い山で大変満足しましたが、美ヶ原にはまだ沢山の花が残っていて、楽しさも二倍でした。


8月24日

朝、6時に起床して朝食を済ませ、軽く掃除をして8時過ぎに出発した。白樺湖から無料になったビーナスラインで美ヶ原へ向かう。車山を過ぎ、八島湿原の脇を通る。八島湿原は人が多く、駐車場はもう混みあっていた。遠くに見えていた美ヶ原も扉峠あたりに来ると目の前だ。急な斜面を登ると山本小屋の駐車場に到着する。駐車場の人のアドバイスで奥の山本小屋近くの駐車エリアに車を止める。

山本小屋で買った新鮮なトマトをほうばりながら、塩くれ場へ向かって歩く。右手の王ヶ頭の右にはかすかに槍ヶ岳が見え、左手には昨日登った蓼科山が見える。美しの塔で写真を撮り、カネを鳴らす。塩くれ場に着くと沢山の牛たちが迎えてくれた。



トマトをほうばりながら塩くれ場へ向かって歩く。




美しの塔と王ヶ頭をバックに。




美しの塔で記念撮影。




塩くれ場から眺める蓼科山。




塩くれ場の牛たちをバックに。


塩くれ場からは右に王ヶ頭へ向けて歩く。柵に囲まれた水平な道の両側の牧場には沢山の花が咲いている。花に立ち止まりながら、ゆっくりとした時間を過ごす。



ヤマハハコ。




マツムシソウ。




アザミ。




王ヶ頭付近のお花畑。


今日はあまり遠望はきかないが、振り返ると蓼科山や八ヶ岳の山々がいつまでも見えている。やがて緩い登りになり、わずかの登りで王ヶ頭ホテルに到着した。ホテルの正面を抜けて裏に回ると神社と三角点がある。



王ヶ頭の山頂。


王ヶ鼻へ向けて少し下る。アンテナの左に王ヶ鼻の岩が見える。車道を少し歩くと車道は天狗の露地へ向けて右に曲がって行く。アンテナへ向かって直進すると、ミヤマシシウド、コオニユリ、ヤナギランなど今までと少し違う植物が多く見られる。



王ヶ鼻手前のお花畑。


アンテナへ向かう道から左へ王ヶ鼻への細い道に入った所でテニス仲間の福永さんご夫妻にばったり出会った。狭い所だったのでゆっくり話せなかったが、明日、蓼科山を登るとの事である。

少し下って王ヶ鼻に到着した。石を積んだ祠があり、賑わっている。松本盆地の向こうに霞んだ北アルプスが見え、槍ヶ岳が何とか判別できる。祠の脇でお湯を沸かし1時間ほど、のんびりと休む。



石が積まれた王ヶ鼻神社にて。


来た道を山本小屋へ向けて戻る。王ヶ頭でトイレ休憩をしている間、ベンチに座って広い美ヶ原の高原を眺めていると、気持ちも時間もとても大きく感じられた。



王ヶ頭から山本小屋へ向けて雄大な景色の中を歩く。


山本小屋から車で和田峠経由で諏訪湖へ向かう。岡谷に戻って高速道路に入り、快調に走る。中央高速は大月までは流れていたが、予想通り大月の先から大渋滞になってしまった。車のガソリン補給の関係で上野原で降り、裏道を走って帰ったがこちらも渋滞しており時間がかかってしまった。

山本小屋からの王ヶ頭は標高差が無く登山というより高原の散策である。ゆったりとした気持ちで時間をすごしたい。初冬などの人の少ない時期が良いのではとも思う。どうしても山として登るのであれば、南西面の斜面にある何本かの登山道を登るのが良い。標高差500メートル程度で2時間程の登りである。

8月24日 標高 到着 出発
原村 1225 8:11
山本小屋 1950 9:38 10:04
王ヶ頭 2034 11:23 11:27
王ヶ鼻 2008 11:55 12:54
王ヶ頭 2034 13:20 13:37
山本小屋 1950 14:15 14:30
多摩 21:16
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