八ヶ岳の展望台

八ヶ岳   蓼科山   2530m
  たてしなやま




2003年8月23日

8月22日 豊田駅=原村
8月23日 原村=(車)=大河原峠〜将軍平〜蓼科山〜将軍平〜大河原峠=(車)=原村

久しぶりに天気に恵まれた夏の山を、蓼科山と美ヶ原に行きました。どちらも展望の良い山で大変満足しましたが、蓼科山の山頂で昼食をとりながら眺める八ヶ岳の山々は格別でした。


8月22日

夜、8時に多摩を出発し、中央高速で八ヶ岳を目指す。夏休み久々の好天の週末とあって少し車が多いようだ。帰りの渋滞が心配になる。10時半に原村に到着し、軽くビールを飲んで寝た。

8月23日

6時に起床し、朝食を済ませ7時半に出発する。行きは蓼科を経由して女神湖に出て、車で大河原峠まで登る。駐車場はまだ少し余裕がある状態で、良い場所に止める事ができた。



大河原峠で出発の準備。


トイレを済ませ身支度をして出発する。振り返ると四阿山から浅間山の山並みが広がっている。足元にはマツムシソウが咲きとても良い雰囲気だ。しばらく樹林の中の緩い登りが続く。見上げると樹間から見える空がとても青く、木の葉が緑に光り輝いている。30分程歩いて一休みする。



足元にはマツムシソウが。




大河原ヒュッテと双子山をバックに出発。


しだいに登りがきつくなってくる。道端のカニコウモリや花の落ちたゴゼンタチバナなどを眺めてゆっくりと登る。見上げると樹林の中に沢のような急な登山道が続いている。ゆっくり登って行くと次第に傾斜がねてきた。周囲の樹林を見ると縞枯状になっている。適当な場所で一休みする。

少し行くと樹間から蓼科山が見えた。さらに進むと下りになり、右から前掛山からの道を合わせる。少し下ると目の前に蓼科山が聳える。さらに下り将軍平の蓼科山荘の前で休む。



これから登る蓼科山をバックに。




将軍平の蓼科山荘の前で一休み。


将軍平から蓼科山の頂上まではわずかな距離だが、岩がゴロゴロした急登が続くので時間がかかる。ゆっくりと登って行くとしだいに傾斜が急になってきた。振り返ると佐久盆地の向こうに浅間山が見える。雄大な景色を背に登って行くと岩に「あと5分」と書かれていた。我々のパーティーでは5分は無理だが、ここから左にトラバースぎみの登りになり楽になった。



岩がゴロゴロした蓼科山への急登。




最後の急な登り。眼下に蓼科山荘が見える。


しだいに岩陰から八ヶ岳が見えるようになり、目前に頂上の蓼科山頂ヒュッテが現れる。頂上までもうすぐだが、小屋の前で少し休んでから頂上に向かうことにする。



大きな岩がゴロゴロする蓼科山の山頂。後ろは蓼科山頂ヒュッテ。


頂上で記念の写真を撮り、八ヶ岳の眺めの良い場所で昼食にする。お湯を沸かし、温かいものを飲み、雄大な景色をおかずに大変贅沢な食事である。



頂上で記念撮影。




八ヶ岳を眺めが雄大だ。


1時間ほど休んで下山を開始する。登っている時には下れるのかどうか心配そうだったが、ゆっくり下れば心配はいらない。急な所でストックをしまい、三点確保の要領で下る。コースタイムの4倍ほど時間をかけたが全員難無く安全に将軍平に降り立った。



下りも大変でした。


将軍平からは緩い登りになる。登り切った場所で蓼科山を振り返って一休みし、大河原峠へ向けて下る。歩きにくいガレた急斜面を下る。正面の樹間に見える双子岳が高くなってくると大河原峠は近い。



無事に大河原峠に到着。


北アルプス方面の夕日を眺めながら女神湖へ下り、白樺平付近で夕食にする。白樺湖を経由して原村に戻り、もみの湯でくつろぎ、原村の家に着いたのは9時半になっていた。

将軍平からの登りは岩がゴロゴロした登りで、登るにつれて急になってゆく。山慣れない人の場合、時間の余裕を持ってゆっくり安全に登り、下らなくてはならない。特に下りでは実際より急峻に感じるので、三点確保で確実に下るべきである。時間があれば、天祥寺平へ下り、双子池経由か直接大河原峠に戻るコースがお勧め。

8月23日 標高 到着 出発
原村 1225 7:35
大河原峠 2093 8:53 9:20
前掛山下部 2215 9:57 10:05
前掛山付近 2350 10:52 11:04
将軍平 2355 11:40 11:56
蓼科山頂ヒュッテ 2520 13:18 13:22
蓼科山 2530 13:30 14:32
将軍平 2355 15:59 16:09
前掛山付近 2375 16:38 16:45
大河原峠 2093 17:53 18:05
白樺平 1520 18:35 19:25
原村 1225 20:15