雷で敗退

富士   富士山   3776m
    ふじさん




2003年7月12日

7月11日 東京=富士スバルライン五合目〜
7月12日 〜八合目〜富士スバルライン五合目=東京

名鉄観光のバスツアーで富士山に行きましたが、今年も雷のおかげで登頂はできませんでした。


7月11日〜12日

夜、飯田橋からバスで出発、中央高速で河口湖へ向かう。途中で小雨が降ったが、スバルラインの五合目に着いた時には良い天気になったように見えた。バスを降りると意外に風が強く、上部の風の状態が気になる。

レストハウスの二階で休んだ後、出発した。風に乗って雨が降りつけてきた。分岐までの樹林の道は風が無く暑い。河口湖の夜景が足元で輝いていた。


レストハウスでくつろぐ中谷さんと成田さん。


六合目で休んだ時に雨具を脱いだが、登っている内に再び着る事になった。六合目から七合目までは広い道が続くが所々に段差が有り、道の外側を回らないと辛い。 七合目の最初の小屋である花小屋の前で一休みする。ここで一人リタイアする事になった。七合目から上は傾斜がきつくなり、岩の上を歩くようになる。霧も出てきて視界が悪い。道端の鎖を頼りに歩く。途中の小屋の前で休みながらゆっくり登って行くが、しだいに雨が本降りになってきた。時々雲の中がパッと丸く光るのが見えた。雷である。そのうちに雷鳴も響くようになった。 危険なので八合目最初の小屋である太子館に入ろうとしたが断られてしまった。やむを得ず次の蓬莱館へ向けて登るが、雷の音を聞きながら登るのは気分が悪い。ようやく4時ごろ無事に蓬莱館に到着し、小屋で休む事になったが。入口が狭く、濡れ物を袋に入れてから入るので、外で30分くらい待たされた。 小屋に入った当初は暖かく感じたが、体も冷えてきて少し寒くなってきた。小屋の中はいっぱいで、横になるスペースは無いので、膝をかかえて座ったまま雷が行き過ぎるのを待つ。 5時半ごろ、雨が止み雷の危険も遠ざかった。再び雨具を着けて外に出る。再び雨が降り出したが、下山道へ出て下る事にする。トラバースぎみに下り、少し登り返すと下山道に合流する。相変わらず雨が落ちて来るが、雲が切れ下山道のトイレあたりまで見えるようになった。ツヅラ折れのブルドーザーの道をひたすら下る。


蓬莱館を出発。




下山ルートを見下ろす。


トイレの前で一休みして少し下ると、六合目へ向けて真っすぐトラバースぎみの下りになる。いくつかのシェルターを過ぎると登山道との分岐に着く。見上げると本八合目まで雲が切れて見上げる事ができた。



見上げる富士山。


今日は下も雲が多く、奥秩父の山々も雲の中だ。眼下に雲を見ながら五合目へ向かう。今日は風も無く暖かい。のんびり歩いて五合目に着いた。

富士山は雷からの逃げ場が無いので、雨が降り始めたら早めに小屋に避難するのが得策。高度障害が出たら小屋で休んで引き返そう。

7月11日 標高 到着 出発
五合目 2305 22:05 23:30
7月12日 標高 到着 出発
六合目 2390 0:11 0:19
六合五勺 2505 0:43 0:46
七合目花小屋 2700 1:26 1:39
七合目トモエ館 2800 2:08 2:23
七合目東洋館 2930 2:48 2:52
八合目蓬莱館 3150 4:00 5:55
トイレ 2700 6:35 6:45
五合目 2305 7:50 11:10
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