雪降る北尾根から
丹沢
大山
1252m
おおやま
2002年12月8日
ヤビツ峠〜地獄沢出合〜ミズヒノ頭〜西沢ノ頭〜大山〜阿夫利神社下社
多摩市山の会で丹沢の大山を登りました。大山はヤビツ峠から何度か登っていますが、今回はヤビツ峠から札掛近くまで下り、北尾根から登りました。幸い雪が降り、ルートファインディングも必要となり楽しい山行でした。
秦野の駅を出発した時は霧雨だったが、バスがヤビツ峠に近づくにつれて雪に変わっていった。ヤビツ峠でバスを降り、早速カッパを着てスパッツを着ける。バス停では数名のパトロールの人が、事故が多いので計画書を提出するように呼びかけていた。リーダーの上野さんが提出した。
バス停のベンチでカッパを着ける。
駐車場の奥の札掛への登山道を下る。降り口の階段が雪で滑りやすくなっているので注意して下る。しばらく沢にからみながらうっとうしい薮の中を行くと門戸口に到着し、一休みする。ここからは舗装された車道を歩く。下りなので飛ばして30分程で地獄沢の出合に着いた。橋を渡って左にカーブした所の右に北尾根の取付きが有りここで一休みする。取付きには標識は無い。
駐車場の奥の札掛への登山道を下る。
しばらく右に地獄沢を見ながら尾根の右斜面を登る。沢の向こうに林道が見える。林道がすぐ近くに見えるようになると、左後方に戻る感じの分岐があり、これを行く。斜面を少し登ると尾根の上に出る。尾根通しに登ってくる道があり、それと合流する。
右に地獄沢を見ながら尾根の右斜面を登る。
尾根上は雪が積もりだした。
尾根に出ると再び雪が強くなった。すっかり雪で白くなった尾根を気持ち良く登る。目の前に長い階段が有りこれを登る。振り返ると左後方に札掛の集落が見える。さらに行くと再び階段の登りになる。快調に高度を稼ぐとピークらしいものが見え、それを越えると緩やかな広い尾根になる。左から一ノ沢峠からの道を合わせ、右に進路を変えるとすぐに913mピークに着き、ここで一休みする。目の前に高い送電線の鉄塔が立っている。
913mピークは冬景色。
鉄塔に向かって少し下るが、すぐに登りになる。登りきった所がミズヒノ頭である。ミズヒノ頭あたりでは、雪と風の芸術というのか、氷の板のような樹氷がたくさんできていた。大山までは尾根通しなので迷う心配は無いが登山道が雪に埋まって分かりにくい所も有る。西沢ノ頭で一休みする。
ミズヒノ頭付近で見た雪の芸術。
西沢ノ頭への登り。
西沢ノ頭への登り。
西沢ノ頭からは少し細い尾根の下りになる。樹林の尾根なので危険は無いが雪で滑りやすいので気をつけて行く。登りになると尾根はしだいに広くなって行く。右に鹿避けの柵を見ながらしばらく登ると頂上への広い斜面になり、再び鹿避けの柵を右に見ると頂上のアンテナ近くに到着する。トイレの脇を抜けて、階段を登り阿夫利神社に到着した。寒いが、お汁粉を温めて一休みした。
頂上の建屋が見えた。
大山の頂上にて。
お汁粉を作って温まる。
阿夫利神社付近の立派な樹氷。
ヤビツ峠へ向けて下る。石の階段状の下りは雪で滑りやすい。途中の下社への分岐を左に行くが、滑りやすい下りが続く。しかし下るにつれて雪も弱まり、下もぬかるんできた。単調な下りがいいかげんいやになる頃、下社に到着した。下社からはケーブルカーで追分に下る。
滑りやすい下りが続く。
阿夫利神社の下社。
下社からはケーブルカーで追分に下る。
追分の食堂で「豆腐料理」を食べながら1時間ほど懇談し、バス停に下る。あたりはもうすっかり暗くなっていた。土産物屋の並ぶ参道を10分程歩いてバス停に到着した。10分程待って伊勢原行きのバスに乗り、伊勢原で小田急に乗り換え、連絡良く、5時過ぎに自宅に着いた。
913mピークからは稜線通しなのでルートを誤る危険性は少ないが、あまり人が入っていないルートなので注意深い行動が必要。特に危険な個所は無いが、西沢の頭の先にやせ尾根の下りは雪に慣れていないと緊張する。車の場合はヤビツ峠からの回遊コースがお勧め。大山への登路としては楽しめるルートである。
12月8日 |
標高 |
到着 |
出発 |
ヤビツ峠 |
761 |
8:50 |
9:15 |
門戸口 |
640 |
9:46 |
9:52 |
地獄沢出合 |
500 |
10:19 |
10:35 |
尾根上 |
670 |
10:56 |
11:01 |
913mピーク |
913 |
11:32 |
11:43 |
ミズヒノ頭 |
1040 |
12:09 |
− |
西沢ノ頭 |
1094 |
12:31 |
12:43 |
大山 |
1252 |
13:24 |
13:55 |
阿夫利神社下社 |
710 |
15:00 |
− |
下社駅 |
700 |
15:05 |
15:20 |
追分駅 |
400 |
15:26 |
− |