2002年11月30日
笹子駅〜大沢山〜笹子駅
多摩市山の会で笹子の南側にある大沢山へ行きました。一般のハイキングコースではありませんが、しっかりした道がついていました。天気にも恵まれ静かな山をゆっくり楽しんできました。
朝6時に橋本行きの京王線に乗る。電車内で山の会の仲間と合流し、八王子で松本行きの電車に乗りかえる。八王子始発なのですいていた。高尾で3名合流し合計14名になった。中央線沿線も上野原あたりではまだ紅葉が残っている。車窓の山々を眺めながら電車はゆっくりと進む。笹子駅には7時半ごろ到着した。
笹子駅は無人駅だが改札には人がいた。しかし、スイカ等のカード類は使えないようなので事前に切符を買っておく必要がある。駅でトイレを済ませ出発する。甲州街道を笹子トンネル方面へ歩く。この道は時々車で通る事はあるが、歩くのは初めてである。左手奥に大沢山らしい山が見えた。
追分のT字路を左折して車道を戻り気味に行くと登山口のある奥野稲村神社に到着する。駅から30分程の道程である。
着衣を調節して、軽くストレッチをしてから出発する。登山口は奥野稲村神社の建屋の右に有るが特に道標は無い。少し行くと木に小さな道標が打ち付けてあった。これが最初で最後の道標である。早速、急登が始まる。暗い樹林の中を15分我慢して登ると尾根上に出て、すぐに鉄塔に到着した。
いったん尾根は平坦になるが、すぐに尾根の急登が始まる。右下に見えていた人家もしだいに見えなくなってきた。道は急な尾根を真っすぐに登ってゆく。
小ピークを過ぎると再び緩い登下降が続き、右手から送電線がやって来る。左前方を見上げると巨大な鉄塔が建っていた。ここで一休みする。ここからは前方に大沢山の傘の形をしたピークを見る事ができる。左手に本社ヶ丸が、右手に雁腹摺山が望める。
再び、落葉を踏みしめての急登が始まった。道はほぼ尾根に忠実に登っており、迷う事は無い。振り返ると葉の落ちた樹間から大菩薩の草原を遠望する事ができる。権現山と扇山の連山も遠望できる。途中の尾根が緩くなったあたりで一休みした。
頂上まで最後の登りである。急登が続き、気持ち良く高度を稼ぐ。周りの稜線の高さにだんだん近づいてきた。尾根が不明瞭になり斜面の登りになると頂上は近い。頂上には相模原の山岳会が作った「大沢山」の小さなプレートがある。頂上に切り開きが有り、その先に真っ白い富士山が見えた。
時間がたっぷりあるのでお湯を沸かして昼食の支度をする。昼食の後、少し少し南側に下って見晴らしのある所で山を眺める。釈迦ヶ岳の右側に不鮮明ではあるが荒川岳を中心にした南アルプスの山々が望める。再び頂上に戻り記念撮影をして下山を開始する。
登りと同じ道を下る。落葉を踏みながら急斜面を快適に下って行くといつの間にか鉄塔に着いてしまった。ここで一休みして、次の鉄塔へ向かう。下の鉄塔から奥野稲村神社までは一投足である。
神社から近回りをして、鳥居経由で甲州街道へ出る。再び車の往来の多い甲州街道を歩いて笹子駅に到着した。駅から歩ける山は便利だ。
笹子駅には店は無く、5分程歩いてビールを買いに行く。4時5分の立川行きに乗って、ビールを飲み喉を潤した。
一般ハイキングコースではないがルートは尾根に忠実に付けられているおり、踏み跡もしっかりしているので迷う心配は無い。
11月30日 | 標高 | 到着 | 出発 |
笹子駅 | 603 | 7:35 | 7:47 |
奥野稲村神社 | 670 | 8:17 | 8:25 |
小鉄塔 | 760 | 8:37 | 8:45 |
大鉄塔 | 945 | 9:20 | 9:40 |
一本 | 1200 | 10:26 | 10:36 |
大沢山 | 1450 | 11:23 | 13:05 |
大鉄塔 | 945 | 13:55 | 14:20 |
小鉄塔 | 760 | 14:47 | 14:55 |
奥野稲村神社 | 670 | 15:02 | 15:12 |
笹子駅 | 603 | 15:38 | 16:05 |
閉じる |