2002年11月3日
矢倉沢〜矢倉岳〜山伏平〜足柄万葉公園〜地蔵堂
多摩市山の会の新人歓迎会で矢倉岳に連れて行ってもらいました。今年の新人5人のうち、横山さん、正子そして私の3名が参加しました。
朝6時半に家を出て駅に向かう。小田急線の電車の中で集合になっていて13名が集まった。小田原行きの急行はハイカーでいっぱいだ。しかしほとんどの人は渋沢で降りてしまった。我々は次の新松田に8時15分に着き、地蔵堂行きのバスに乗り換えた。臨時バスを乗り過ごしてしまい、やっとの事で全員バスに乗れた。バスは8時25分に出発し、矢倉沢には9時に到着した。
矢倉沢でバスを降り、切り通しの道を通って矢倉沢の集落へ向かう。切り通しを抜けると左に矢倉岳が姿を現した。途中の公民館脇のトイレを借りて一休みする。登山口まではやや複雑だが民家の壁に道標が書かれていたり、道端に小さな道標が有ったりするので、これらを見逃さないように行けばよい。最後は白山神社の前を左に行きみかん畑の横の細い舗装された農道を登って行けば良い。左にお茶畑の脇の登山道を見つけこれを登ると右手に丹沢の山々が見える。下の水道タンクを越えたあたりで一休みする。
植林された杉林の中の単調な急登が続く。谷さんを先頭に快調なペースで登って行く。時々樹間から右に蛭ヶ岳を中心にした丹沢の山々が、左に箱根の明星ヶ岳が望め、なかなか良い登りだ。
途中傾斜が緩くなったあたりで一休みする。次のピッチも急登が続くが、明るい自然林の中の気持ちの良い登りだ。速いペースでガンガン登る。やがて傾斜が緩み、カヤトが見られるようになると頂上に到着した。
頂上には沢山の人がくつろいでいる。南面が開けていて、神山を中心とする箱根の山々、その左には相模湾の向こうに房総半島が見える。残念ながら今朝あんなに白かった富士山には白い雲がかかっていてスッキリとは見えない。
早速コンロを出して新人歓迎会の準備が始まった。ナベに「おでん」をあけ、ビールで乾杯する。ワインが開いて気持ちが良くなったころ新人の挨拶が始まった。私は懐かしい「剣の唄」を歌った。昔、NDSの山行で酒井さんたちとよく歌を歌った事が懐かしく思い出された。
我々が宴会で盛り上がっているうちに広い山頂も満員状態になってきた。少し雲が薄くなった富士山をバックに記念撮影をして、万葉公園へ向けて下る。
左に金時山、正面に富士山を見て、気持ちの良いカヤトの道を下る。途中の分岐は左に行き鞍部に到着する。ここから尾根の左側をほぼ水平に巻く道を進む。途中、高圧線の切り開きがあり、矢倉岳をはるか頭上に見る事ができる。
さらに進むと右手の尾根がずっと低くなり万葉公園になる。少し行った所で右手に登ると東屋が有り、石碑も有った。ここからの矢倉岳の眺めも良い。
尾根上を下ると舗装道路に出る。すぐに登り返すと駐車場に出た。ここでトイレ休憩になった。駐車場の脇の下山道を下るとすぐに舗装された車道を歩くようになる。そして、関所跡からの道を合わせると、車道を離れ再び登山道にの下りになる。時々車道を歩きどんどん下って行くと平坦な車道に出る。左手正面には矢倉岳が聳えていた。
地蔵堂に着くと、幸いなことにすぐに臨時バスに乗る事ができた。ワインを飲み過ぎたせいか新松田に着いたころにはすっかり寝入ってしまった。順調に小田急の急行で帰り、6時前に帰宅した。
秋から早春にかけての天気の良い日に登り頂上でゆっくり富士山を眺めるのが良い。
11月3日 | 標高 | 到着 | 出発 |
矢倉沢 | 235 | 9:00 | 9:12 |
水道タンク | 395 | 9:37 | 9:42 |
一本 | 580 | 10:06 | 10:15 |
矢倉岳 | 870 | 10:49 | 12:52 |
足柄万葉公園 | 755 | 13:55 | 14:05 |
駐車場 | 750 | 14:13 | 14:24 |
地蔵堂 | 410 | 15:05 | 15:19 |
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