信州
車山
1925m
くるまやま
2002年7月28日
コロボックルヒュッテ〜車山〜蝶々深山〜八島湿原〜コロボックルヒュッテ
多摩市山の会で車山へニッコウキスゲの群生を実に行くという計画があり正子と参加しました。
朝4時に起床し、お湯を沸かしてテルモスに詰め、車に荷物を積んで4時25分に出発した。途中で宮原さんと西村さんをピックアップして、府中のインターへ向かう。コンビニの前には既に森田さんと今西さんの車が待っており、買い物中であった。今西さんを先頭に双葉のサービスエリアへ向かう。途中、雨がパラついてきて天気が心配されたが、甲府を過ぎると青空が出て来た。
双葉で一休みした後、一度、諏訪インター出口で集まり車山に向かう。大門街道からビーナスラインに入り車山スキー場を過ぎ車山峠のコロボックルヒュッテ前の駐車場へ着いた。駐車場は既にほぼ満車であったが、何とか止める事ができた。駐車場横の売店でトイレを済ませ車山へ向かう。一面の黄色いニッコウキスゲの斜面の中を登山道が続く。一面のニッコウキスゲの群生は圧巻である。振り返ると今日の目的地である八島湿原が遠くに見える。斜面を左に回り込むと、雲の中に八ヶ岳のシルエットが見えた。
ニッコウキスゲの絨毯が広がる。
花を眺めながらの散策。
一面の黄色い絨毯の中に青いマツムシソウ等の花がアクセントを付けている。今日は横山さん町田さんといった花の先生がいるので心強い。花の写真を撮りながらゆっくりと山頂へ向かう。
ニッコウキスゲ。
マツムシソウ。
山頂で記念撮影の後、一休みする。山頂はスキー場のリフトで上がって来た人で賑わっている。気象レーダーの反対側へ行くと蓼科山が富士山のように雲の上に頭を出していた。八ヶ岳は残念ながら雲の中に隠れてしまっている。皆の所に戻ると植物図鑑を出して、横山さんを中心に花の勉強会が始まっていた。
車山の山頂から蓼科山を望む。
木道に導かれてリフトの終点へ下る。眼下には白樺湖が見え、スキー場が一面のお花畑になっている。そして遊歩道には沢山の人がいる。スキーのコースに沿ってお花畑の中の急な道を下る。途中、ウスユキソウの群生を発見した。
車山からの下りは大変な人ごみだ。
ウスユキソウ。
一旦鞍部へ下り、車山湿原を通り尾根筋を西に八島湿原へ向かう。車山湿原では赤いシモツケソウの群生が素晴らしかった。車山湿原を左に見ながらひと登りで蝶々深山(ちょうちょうみやま)の山頂に着き、一休みする。
シモツケソウ。
物見石へはなだらかな道が続く。物見石でも一休みする。車山と八島湿原が望める気持ちの良い場所である。物見石からは八島湿原へ向けて緩やかな下りになる。やがてツヅラ折れになり、下り切ると沢を横切る。公衆トイレを過ぎると鎌ヶ池のキャンプ場に着いた。
物見石で一休み。
八島湿原への下り。
キャンプ場からは木道歩きになる。しばらく湿原脇の木道を歩き、園地手前の分岐で右の樹林に入り、木陰で昼食になった。ごちそうを回して、おしゃべりをしながらの楽しいひとときだ。
八島湿原の木道歩き。
再び木道に戻り、八島湿原の反対側を車山へ向けて歩く。だんだん暑くなってきた。ヤナギランやシモツケソウの群生が見られ、車山のそれより色鮮やかである。木道が途切れるとT字路の分岐があり、これを左折する。直進するとビーナスラインに出て車道歩きになってしまう。
沢を渡りキャンプ場からの車道に出る。ここを右に行く。しばらく未舗装の車道を緩やかに登ってゆくと川に出る。車山湿原からの流れである。ここで一休みする。ビーナスラインがすぐ近くを走っているので車が多い。
車山峠までの登りは比較的急登だ。暑さも手伝って辛い登りである。しかし、登るにつれて一面にニッコウキスゲが広がり、また周りの山々も浮かび上がってきた。途中で一休みして、左下に車山湿原を見ながら登ると車山峠に着いた。帰りは渋滞覚悟で多摩へ向かう。中央高速の大渋滞を乗り越えて、7時過ぎに自宅に着いた。
見た花:マツムシソウ、ツリガネニンジン、ヤナギラン、ハクサンフーロ、クガイソウ、シモツケクサ、シシウド、ウツボグサ
車山峠の駐車場はあまり広くないのですぐに満車になってしまうが、付近を散策してすぐに出て行くドライブがてらの人が多いので気長に待つこと。
7月28日 | 標高 | 到着 | 出発 |
コロボックルヒュッテ | 1810 | 7:42 | 7:57 |
車山 | 1925 | 8:45 | 9:09 |
蝶々深山 | 1836 | 9:18 | 9:30 |
物見石 | 1785 | 10:19 | 10:26 |
鎌ヶ池キャンプ場 | 1640 | 11:00 | 11:02 |
八島湿原 | 1646 | 11:17 | 11:57 |
沢 | 1675 | 12:40 | 12:51 |
一本 | 1795 | 13:10 | 13:18 |
コロボックルヒュッテ | 1810 | 13:25 | − |