丹沢　 鳥ノ胸山 　１２０８ｍ
とりのむねやま

• 日時

２００２年２月１７日

• 位置概要

道志の南西。

• コース概要

道志道の駅〜道志の森キャンプ場〜水晶橋〜雑木ノ頭〜鳥ノ胸山〜道志道の駅

• 行動記録

昨年の１２月に地元の多摩市山の会へ入会して、今日が初めての山行です。新しい仲間と、道志の奥の鳥ノ胸山へ行きました。悪天で中止も予想していましたが、天気の崩れが遅れたため雨に会う事も無く楽しい山行ができました。

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朝、５時に起床して食事と山の支度を済ませ、正子と６時過ぎに家を出た。多摩センターに６時半集合である。集合時間が近付きだんだん人が集まってきた。私は新参者なのでなかなか顔と名前が一致しない。

今日の参加者１２名全員揃い、７時前に道志へ向けて出発した。道志みちの脇には雪が残っていたが道路の凍結は無く順調に道の駅に着いた。鳥ノ胸山は道の駅の前に聳えている。今日は裏側から登り、正面を下る計画である。

道志の道の駅で山支度。

支度を済ませ、出発する。道志川の橋を渡り、舗装された道をキャンプ場へ向けて進む。橋の手前に鳥ノ胸山への分岐があるが、今日はこのルートは下山時に使う。さらに進むと舗装が切れ、道が凍結してきた。やがて林道は二又に分かれる。右へ行くと菰釣山である。ここを左に下り橋を渡ると道志ノ森キャンプ場に着く。

右手に御正体山が聳える。

道志ノ森キャンプ場への舗装道路。

林道を少し歩くと鳥ノ胸山の登山口があるが、今日はもう少し先の登山口から登る。しばらく林道を歩くと水晶橋の手前の枝沢に登山口がある。こちらは全く踏まれていないので分かりにくい。

道志ノ森キャンプ場からの登山道。

枝沢の入口に鳥ノ胸山の表示があったので間違えないだろう。増田さんがトップで沢の左岸にトレースをつけて行く。一部雪が不安定な所もあるが、しっかりと道がついている。

トレースの無い水晶橋の登山道を行く。

沢沿いに登る。

堰堤の先で右岸に渡り、左の斜面を登る。南面の斜面なので雪は無く、落ち葉を踏みながら登ってゆく。やがて水平道に合流するが道標は無い。ここは左に行く。しばらく登ると再び水平道に合流し、ここで一本立てる。標識の無い水平道を左右どちらへ行っても左の尾根の登山道へ合流すると判断して右のルートを行く。しかし、踏み跡はしだいに頼りなくなり、やがてカヤトを漕ぎながら登るようになる。心細い踏み跡を頼りにカヤトの斜面を５分ほど登ると尾根に登り着き、登山道に出て一同ホッとした。

登山道は一度少し下り、雑木ノ頭への登りが始まる。この登りは雪が少なく、いつの間にか頂上に着いてしまった。頂上の少し先に分岐が有り、ここで一本立てる。正面に鳥ノ胸山の双耳峰が聳え、右手遠方に加入道山、大室山が見え、そのさらに右手遠方に蛭ヶ岳等の丹沢の山々が望める。

雑木ノ頭で一休み。

雑木ノ頭から雪の斜面を下り、鳥ノ胸山の登りが始まる。南斜面だが樹林が濃いせいか意外に雪が多い。快適な登りだがステップが凍っている所も有り、雪山初心者の正子はてこずっているようだ。

鳥ノ胸山への登り。

意外と急斜面の雪の登り。

先行する女性陣は快調に登っているようだ。私はキックステップの練習をしながら登る。頂上に着くと、富士山方面の眺めが広がり感動的だ。早速、記念撮影をして丸太のベンチで昼食会が始まる。我々が下る北面の登山道から小さな子供を連れた家族連れが登ってきた。

鳥ノ胸山の頂上から富士山を望む。

鳥ノ胸山の山頂にて。

下りはアイゼンを着けて行く事にする。買ったばかりの登攀用のアイゼンなので少し重いが快適である。もっと雪が堅ければ楽しいのだが北斜面の割には雪が柔らかい。雪が少なくなった所でアイゼンをはずす。

富士見平への下り。

急斜面をガンガン下り、林道に降り立つ。林道と言っても道に木が植えられており、使われていないようだ。林道を右に進み、二つ目のカーブで右の山道に入る。ここは林道通しに行っても大差は無いようである。緩い斜面をドンドン下り、村営のグリーンロッジに着く。ここから舗装道路になる。全員、アイゼンを外して道の駅へ向かう。今日は、当初の予想に反して雨に遭わずに下山することができた。軽い山行ではあったが、多摩市山の会の仲間と楽しい山歩きができた。

• アドバイス

駐車場から往復２時間の里山であるが雪がつくと意外と楽しめる。降雪直後に訪れると楽しいだろう。道標もあまり無く、その割に枝道が多いので雪道ではルートファインディング力が要求される。

• コースタイム

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