中央沿線・道志
城山
670m
しろやま
2000年6月3日
相模湖の北
大垂水峠〜城山〜高尾山〜大垂水峠
今日は半日しか時間が無いので近場の高尾へ行くことにしました。高尾付近には三つの城山があります。八王子城の城山、津久井城の城山、そして奥高尾の城山です。甲州街道の大垂水峠から奥高尾の城山へ登ってみることにしました。
朝、7時過ぎに家を出発し、高尾から甲州街道に入る。甲州街道を相模湖へ向けて進み、登りきった所が大垂水峠である。ここには「関東ふれあいの道」の歩道橋がかかっている。50m程先の大垂水橋の横にバイクを止める。
大垂水峠へ少し戻り、左側の斜面に取り付く。道標はしっかりしているので迷うことはない。10分程急登が続くが、あとは静かなのんびりした山道になる。鳥のさえずりを聞きながらのんひり歩く。
道は緩やかな尾根状になるが、檜の森林が深く周りの景色は見えない。小さなピークを越え、少し下ると右に大垂水への分岐がある。分岐を過ぎると防火帯の登りになる。振り返ると相模湖の嵐山が見える。今日は曇っているので遠望はきかないが、その向こうに石老山が望める。
さらに登ると右手に高尾山からの主稜線が見え、城山は近い。高尾山からの縦走路との合流点には大きな看板があり、ここから城山の山頂へはすぐである。城山には数人のハイカーが休憩していた。頂上には茶屋があり、ここのおやじの声がうるさい。今日は遠望がきかないが高尾山までは何とか見える。高尾山の写真を撮って、頂上から相模湖側に少し下った静かな場所でコーヒーを沸かす。
霞んだ相模湖を見下ろしながらモーニングコーヒーを飲む。このあたりは小さなお花畑になっていて、普段は人ごみのする所だが、今日はまだ朝早いせいか一人だけの空間である。贅沢な時間だ。あざみの花を撮り、高尾山へ向かう。
高尾山への縦走路は幅広く登山道としてはハイウェイのようだ。時折ランナーが通り過ぎてゆく。一丁平を過ぎ、下りきった所に大垂水峠への分岐がある。まだ時間があるので高尾山に寄って帰ることにしよう。往復同じ道ではつまらないので、右の「学習の歩道」から行く事にする。特に学習することもなく頂上に着いてしまったが、相変わらず高尾山の頂上は賑わっている。頂上を越え少し下り5号路から奥高尾方面へ戻る。
分岐から大垂水方面へ入ると静かな山歩きになる。ほぼ水平な巻き道を10分ほど歩くと林道にでる。ここの道標は左右どちらも大垂水方面となっているが、右が正解だ。林道を5分ほど歩き、小さな尾根を回りこんだ所に大垂水峠への山道がある。やがて甲州街道の車の音が聞こえるようになり大垂水峠に着く。
大垂水峠には駐車場が無いので車で、付近の茶屋に相談すれば駐車ができるかもしれないが難しい。バスも一日に三本しかないのでしっかり時間を確認して行きにバスを使う方が良い。
場所 | 高度(m) | 到着 | 出発 |
---|---|---|---|
自宅 | − | − | 7:20 |
大垂水峠 | 392 | 8:15 | 8:20 |
分岐 | 560 | 8:52 | − |
城山 | 670 | 9:08 | 9:40 |
高尾山 | 595 | 10:17 | − |
分岐 | 510 | 10:33 | − |
大垂水峠 | 392 | 11:00 | 11:05 |
自宅 | − | 11:50 | − |