高尾陣馬
嵐山
406m
あらしやま
2000年4月1日
相模湖の東
相模湖〜嵐山〜相模湖
今日は午後からMBIテニスがあるので、午前中に半日行程で相模湖近くの嵐山へ行きました。高尾山陣馬山の山系と石老山にはさまれた嵐山は、まるで相模湖を堰きとめるようにそびえています。山頂からの相模湖の眺めが素晴らしいことで有名です。
7時過ぎに家を出発した。石老山の前を通り、鼠坂(ねんざか)を下り、相模湖の湖畔にでる。道は相模湖大橋で左に直角に曲がり甲州街道へと進むが、ここを直進する。300mほど進み、左手の相模ダムを越えると右手に嵐山登山口がある。左に休み場があり、車を一台止めるスペースはあるが、車の場合は相模湖大橋を渡った右側の公園の駐車場に止めた方が良い。
登山口は神社の参道の入口でもある。石の階段を少し登り、暗い杉林の急斜面をつづらおりの道で登る。後から中央高速の車の騒音が聞こえてくる。杉林の間から見える中央高速がしだいに下方になってゆき、それとともに杉林もしだいに薄くなる。登山口から10分程の登りで尾根上にでて視界が開けた。
尾根上から尾根に沿って下る道があるが、これはすぐに行き止まりになる。登りは尾根沿いの道と左斜面を登る道があり、これはすぐに合流するのでどちらを行ってもよい。尾根上を少し登ると相模湖を望む展望台のように開けた場所がある。相模湖の左の奥には富士山が少し頭を出しているのが印象的だ。
少し急斜面を登ると、道は緩やかな登りになり頂上が近い事を予感させる。低い潅木に囲まれた気持ちの良い道をひと登りであっけなく嵐山の頂上に着いた。登山口からゆっくり30分の行程である。頂上にはTVKなどのアンテナが3本建っており、中央には小さな産霊宮水上(むすびのみなかみ)神社が建っている。大きなベンチが二つあり、相模湖を見下ろせるベンチでお湯を沸かす。
ベンチの西側は木が払ってあり、相模湖の眺めが良い。なんでも「神奈川の景勝50選」の一つだそうである。相模湖の先には扇山、その右に権現山、奥には大菩薩嶺が見え、なかなか飽きない眺めだ。大菩薩の左奥に真っ白な頂が少し見えるのは南アルプスの山である。残念ながら富士山は左の藪の陰にかくれてよく見えない。
南面にはアンテナが並び良い眺めとはいかないが、アンテナの間の右奥に大室山と加入道山が見える。既に雪は無く、黒い姿を見せていた。
南面に大きく対峙しているのはお馴染みの石老山である。ここからだと石老山の全容が手にとるように見える。
一杯のコーヒーで嵐山に一時間も長居してしまった。その間に3人が登ってきて、石老山方面へ下って行った。私は登ってきた道を再び下ることにする。北面には城山が聳えており、その右奥に高尾山が見える。左の陣馬山方面は藪の陰で見えない。高尾山もここから見ると高い。
ゆっくり下っても20分ほどで登山口に着いてしまった。時間が短い割にはなかなか眺めを楽しめる山である。
短時間で登れるので、家族連れなら相模湖やピクニックランドでの遊びとつなげると良い。また、石老山や石砂山とつなげて縦走するのも楽しそうだ。この場合は石砂山から入って石老山を越え嵐山へ抜けると良い。
場所 | 高度(m) | 到着 | 出発 |
---|---|---|---|
自宅 | − | − | 7:20 |
嵐山登山口 | 175 | 8:00 | 8:06 |
嵐山 | 406 | 8:37 | 9:34 |
嵐山登山口 | 175 | 9:53 | 10:05 |
自宅 | − | 10:50 | − |