人のいない静かな山

道志  石砂山   578m
いしざれやま


2000年2月5日

相模湖の南に位置する。

伏馬田〜石砂山〜伏馬田

今日は午後2時半からテニスの約束が入ってしまったため、半日の山行になります。寝る前は高尾山あたりと考えていたのですが、朝、起きたら気が変わり石砂山へ行くことにしました。石砂山は石老山の隣にある低い山で、わざわざ行く程ではないけど気になる山です。


8時半に家を出発して、道志道へ向かう。青野原から伏馬田(ふすまだ)へ入る所を通り過ぎてしまったので、ついでに東野まで行き、焼山から蛭ヶ岳への尾根からの下山場所の偵察をしてきた。再び、青野原へ戻ったが伏馬田への道がわからない。地図によると伏馬田入口のバス停から北に入るのだが、そのバス停が無い。石砂山はすぐそこに見えるのだが、道がわからない。


道志道の青野原から石砂山を望む。

謎が解けた。地図には数年前にできたバイパスが書かれておらず、バスは南の旧道を走っているのだ。バス停が見つからないはずである。旧道に入り、標識にしたがって伏馬田へ向かうと、すぐに先ほどのバイパスと交差して道志川へ下る。亀見橋を渡り、少し走ると人家が現れる。沢を回りこむ手前右に人家への道があり、これが石砂山への登山口である。ここにバイクを止め、石砂山へ向かう。

人家への登りを10メートル行き、左の山道へ入る。登山道は石畳になっている。しばらく登ると庚申塔があり、石畳の道はここで終わる。登りきった所から道は菅井分岐へ向けて山腹を巻いている。右手には石砂山がすぐそこに見える。


菅井分岐手前から石砂山。道は左の鞍部へ登り、右の山頂へ続く。

菅井分岐で左手から菅井からの道を合わせ、石砂山へ向かう。左下には相模湖ゴルフ場が足元に見える。高圧線の鉄塔があり、ここは日当たりが良く、青野原の眺めも良い。一度、山頂左の鞍部へ巻きながら登り、鞍部から階段状の道を登り、少し下り、少し登ると頂上に着く。石砂山の頂上は樹林に覆われているが、唯一、南の焼山方面だけが開けている。


石砂山山頂にて。標識の右が焼山。

頂上にはベンチが二つ有り、日当たりの良い方のベンチで昼食とコーヒーの準備をしながらくつろぐ。


山頂のベンチでのひと時。後ろは石老山。

葉が落ちた樹木の間から石老山が見える。仏果山や宮ヶ瀬湖に落ちる丹沢の尾根も何とか見える。陣馬山方面の眺めは少し苦しい。


左が仏果山、中央あたりが宮ヶ瀬湖の湖面。

あまりゆっくりしているとテニスに遅れてしまうので12時前に下山を始める。少し下ると大室山、加入道山の後ろにわずかに頭を見せる富士山を発見した。


加入道山の後ろに頭を出した富士山。

同じ道を伏馬田へ戻り、バイクで焼山の登山口を確認して帰宅した。今日は、珍しく一人の登山者にも会わない一日であった。

東海自然歩道を使って石老山とつなげて歩くとよい。この場合、道志側から入って、石老山を経由して相模湖へ抜けた方が交通の便が良い。

場所 高度(m) 到着 出発
自宅 8:27
伏馬田登山口 305 10:10 10:25
石砂山 578 11:11 11:56
伏馬田登山口 305 12:31 12:40
自宅 13:39


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