八ヶ岳を眺めに

南アルプス  日向山1659m
    ひなたやま


2000年10月25日

白州の西

八ヶ岳原村=日向山登山口〜日向山〜日向山登山口=八王子

MBIのホームページで久保田さんの日向山の報告を読んでから、いつかは八ヶ岳の帰りに寄ってみたいと思っていました。なかなかチャンスが無かったのですが、やっとその日がやってきました。。


おそい朝食を済ませ、家を片付けて八ヶ岳の家を出発したのは11時であった。富士見から甲州街道に入り、甲府方面へ向かう。白州で右に駒ヶ岳神社方面へ入り山へ向けて直進する。途中左に入る道があるが、直進してゆけば間違えは無い。駒ヶ岳神社への道を左に分けると道は尾白川林道となる。

細い林道をどんどん登ってゆくと、やがて舗装が切れダートになる。さらに進むと少し広くなった所に車が3台駐車しており、ここが日向山の登山口である。車を止め、支度をして登山開始だ。


尾白川林道の登山口に車を置き出発。

標高差500m少々の登りなので、1時間少々で頂上に着くであろう。道は整備されており歩きやすい。落葉を踏みしめながらサクサクと快調に登る。トップを歩く長男が飛ばすので体が暖まってきた。急でもなく緩くもない快い登山道が続く。一本道だし、日向山ハイキングコースと書かれたプレートがあちこちに有るので迷う心配は無い。


しばらく落葉を踏み急坂を登る。

一つ目のピークを越えると次のピークが上に見える。そのピークを越えると少し下り、アンテナの横を過ぎると緩い登りになり頂上の三角点との分岐に着く。右手の三角点へは行かず、まっすぐ雁が原へ向かう。樹林を抜けると白いザレの広場に着く。ここが雁が原である。久保田さんの報告にあった通り、薮山から急にアルペン的な風景に出会った感動は大きい。


日向山の雁が原は開けていて気持ちが良い。


日向山山頂の雁が原にて。

頂上には20名ぐらいの団体で賑わっていたが、やがて下って行き静かになった。写真を撮り、お湯を沸かし遅い昼食の支度をする。今日はラーメンを5個持ってきたので安心だ。赤ワインを飲みながら八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳の写真を撮っていると食事ができあがった。鋸岳が薮山にしか見えないのが残念である。


八ヶ岳をバックに赤ワインでもいかが。

白ザレの斜面を先程の団体が降りて行った方向へ写真を撮りに下って行く。日向山の北側の崖はなかなか迫力のある形相をしている。コルから北側と南側に下る道がついているのが見える。写真を撮っている人に聞くと、急な斜面が尾白川林道まで続き、30分林道を歩くと登山口に着くとの事だ。


脆い花崗岩の日向山。

見上げると甲斐駒ケ岳が逆光で黒く聳えている。


甲斐駒ケ岳がそびえる。

クッキーとココアで昼食の仕上げとし、素晴らしい景色を背に登って来た道を下る。途中で猿の集団に出会い、写真を撮ったりしながら下って行く。もう3時近いというのに登山口の近くで登って行く2パーティーに出会ったのには驚いた。頂上から一時間弱で登山口に着いた。

再び車で林道を下り、白州で甲州街道に戻る。韮崎から中央高速に入り6時前に八王子の自宅に着いた。

尾白川渓谷の散策とつなげると楽しいが、林道歩きが長くなるのが玉にキズ。

10月25日 標高 到着 出発
八ヶ岳原村 1255 11:00
日向山登山口 1140 11:40 11:52
日向山 1659 13:05 14:20
日向山登山口 1140 15:00 15:10
八王子 17:50

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