奥武蔵
棒ノ折山
969m
ぼうのおれやま
1999年11月19日
飯能の西、名栗渓谷付近に位置する。
自宅−名栗温泉〜有間ダム〜(白谷沢)〜棒ノ折山〜名栗温泉
金曜日は年に一度の三田山岳部OB会の山行です。OB会には80歳近い先輩もいて、50前の私などは、まだヒヨコのようなものです。夜はゆっくり名栗温泉(鉱泉)で癒しました。翌日は部内旅行で河口湖へ向かいます。
7時15分に八王子の家を出発した。河口湖で使うテニスの道具などで荷物がふくらんでしまった。今日の目的地は、飯能の奥にある名栗ラジウム鉱泉である。青梅を通って南から名栗川にでる。順調だったが、それでも鉱泉に着いたのは集合時間の15分前であった。
荷づくりをしながら我孫子からの車を待つ。本隊は飯能から送迎バスで来るので、車組の7人で登山口へ向けて出発する。一度バス通りまで戻り、バス通りを河又向かって歩く。河又で左に有間ダムへ曲がり、ダムの上へ登る。ここへ来るのは30年ぶりだ。昔はダムは無かったので、その変貌に驚く。
さらに進み、左の谷(白谷沢)を回り込んだ所が登山口である。コーヒーを沸かしながら本隊の到着を待つ。時間通りにバスが到着し、総勢30名で棒ノ折山を目指してスタートした。今日登るルートは白谷沢という沢のルートである。昔は登山口から沢を歩いたのだが、ダムのおかげでしばらくは沢を遠巻いて歩く。
やがて沢に降り立つと、白谷沢の核心部だ。関東ふれあいの道になっていて登山道はよく整備されている。おかげで難なくいくつかの滝を越えることができる。やがて大きな岩にはさまれた廊下状の所にでた。奥武蔵の沢とは思えない迫力である。
さらに進むと沢は二股になり、道は左の沢へと登る。沢の水は極端に減り、源頭が近い事を知る。さらに登ると工事中の林道にでてしまった。やや興ざめである。さらに小さな沢を登り、左にトラバースすると岩茸石に着いた。ここからは尾根の登りになる。尾根を登りつめた所が権次入峠だ。峠で伊豆ヶ岳をはじめとする奥武蔵の山々を眺めひと休みする。子ノ権現が懐かしい。
権次入峠から棒ノ折山までは一投足だ。最後の階段を登り山頂に着いた。山頂では先行グループが味噌汁を温めて待っていた。とりあえず、日本酒とワインで登頂を祝う。昼食は相変わらずのラーメンですます。
全員で集合写真を撮り、先輩方を見送ってから、現役もどきの若手OBで連中で再度写真を撮る。
岩茸石まで来た道を下る。 岩茸石から右に名栗鉱泉へ向けて一気に樹林の中を下る。一度林道を横切り、二度目に林道にでた所から林道沿いに下ると名栗鉱泉にでる。あとは鉱泉に入り、ビールと酒づけになって寝るだけだ。
翌朝は、5時半に起きて、鉱泉の中で夜明けを迎える。朝食を腹いっぱいごちそうになり、暖まった体でセローにまたがり、河口湖へ向かう。
棒ノ折山は青梅線の御岳や川井から登るのが一般的だが、白谷沢からの登って川井に下るのがお勧めだ。
場所 | 高度(m) | 到着 | 出発 |
---|---|---|---|
自宅 | − | − | 7:15 |
名栗温泉 | 235 | 8:46 | 9:29 |
有間ダム | 315 | 10:09 | − |
白谷沢登山口 | 315 | 10:20 | 10:59 |
白谷沢途中 | 585 | 11:50 | 11:56 |
岩茸石 | 735 | 12:34 | − |
権次入峠 | 910 | 13:00 | 13:05 |
棒ノ折山 | 969 | 13:17 | 14:06 |
名栗温泉 | 235 | 15:30 | − |