奥多摩　 大岳山 　１２６７ｍ
おおたけさん

• 日時

１９９９年８月２８日

• 位置概要

青梅線の白丸駅の南に位置する。

• コース概要

海沢園地〜海沢探勝路(大滝)〜大岳山〜御岳山〜大ナラ峠〜海沢園地

• 行動記録

今日はアルペンサークルの候補として坂上さんから提案のあった海沢探勝路を 歩いてみました。そして今日は新しい山仲間のセローとの初めての山行になり ます。先々週の大雨で林道が荒れていて少し緊張しましたが何とか行ってきま した。梅沢探勝路は我々のメンバーではかなりきついという感想です。

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朝７時３４分にセローで出発した。いつものように吉野街道から青梅街道を経 て、奥多摩を目指す。白丸駅の先を左折し、アメリカキャンプ村方面へ進む。 途中いくつかの分岐があり分かりにくいが、アメリカキャンプ村の標識を頼り に進む。太い道を選ぶと失敗する。アメリカキャンプ村は河原の施設でバーベ キューなどが楽しめる。

アメリカキャンプ村を過ぎると道は狭く悪くなるが一本道でわかりやすい。や がて道は雨でえぐられ、落石もゴロゴロしていて走りにくくなる。オフローダ ー初心者には緊張する場面だ。とうとう土砂崩れで通行不能になってしまった。 幸い右に広場が有り、駐車できそうだ。ここにセローを置き歩くことにする。

新しい山仲間 YAMAHA SEROW 225。

幸いな事に海沢園地は、すぐ目と鼻の先にあり、ここから沢沿いの山道になる。 沢に沿って右左に登ってゆくと右手に鉄ハシゴが見え、その先に三段の三ッ釜 の滝がある。その名の通りそれぞれが釜を持つ三段の滝である。

海沢探勝路の三ツ釜の滝（三段）。

ここで右の鉄ハシゴを登り、沢を離れる。残念ながら沢からずっと離れた所を しばらく歩くことになる。 途中二度程大滝への分岐があるが、ここは頑固にネ ジレの滝へ向かう。やがてネジレの滝への下降路があり、それにしたがって下 る。降り立った所に小さな滝が有るがネジレの滝はもう少し先に行った左手に ある。

海沢探勝路のネジレの滝。

ネジレの滝から右に急な登りを進む。沢から大きく離れやがて大滝への巻き道 に出会う。１０分ほど進むと大滝への下降路がある。ここから大滝へは急な道 を往復１０分程度である。

海沢探勝路の核心部の大滝(20m)の上部。

２５分ほど右側の巻き道を進むと再び沢に出合う。ここで一休み、沢の対岸に はわさび田が見える。

しばらく沢に沿って登るが、やがて沢の水が枯れ登りは急になる。１時間ほど 登ると尾根状になりなだらかな登りになる。このころから霧が濃くなり、時々 小雨がパラつく。尾根状の道を２０分ほど登ると鋸山から大岳山への縦走路に でる。ここからは今年の５月に歩いた道だ。１０分ほどで霧の大岳山頂上に着 いた。

霧の大岳山にて。

大岳山でラーメンを食べ早々に御岳山へ向かう。時間が有ったら三頭山へも行 こうという計画がありコーヒーは三頭山へとっておくことにした。大岳神社へ 下り、大竹山荘から左に御岳山へ向かう。クサリのついた所が数箇所有るが、 危険な場所は無い。ほとんど平らな道をひたすら一時間歩いて平尾平分岐に着 く。さすがにこの辺は御岳山からのハイカーで賑わっている。

さらに進むと道は御岳神社の石段の途中にでる。石段を降り、宿坊街をぬけ、 左に鳩ノ巣への分岐を行く。この道は大楢峠までの一時間、ずっと山腹を巻く 平らな道である。しかし、深い林の中の道で暗くあまり感じの良い道ではない。 途中明るい所で一休みしたが、霧で展望は無い。

大楢峠に着いた時には３時になってしまい、今日は三頭山はあきらめた。真新 しいベンチが有り、ここでコーヒーブレークにする。着いた時には一人だった が、コーヒーを飲んでいるとやがて峠は人であふれてきた。皆はここから鳩ノ 巣方面へ下って行くが、私は林道を海沢へ下る。林道とはいえ安心はできない。 行く手の林道が突然無くなっていた。

完全に崩壊した林道。

今朝、土砂崩れで行き止まりになっていた場所の上部らしい。少し戻って左の 林の中を高巻くことにする。良く見るとすでに踏み跡ができている。無事、崩 壊場所を通過しセローの待つ広場に着いた。広場にはテントが３張りはってあ り、バーベキューの準備をしている。「セローいいっすネー」と言われ、気を 良くして家に向かう。

• アドバイス

白丸駅から歩くと海沢園地まで２時間ぐらいかかるので車での入山が効率的で ある。沢歩きとしては中途半端であり、大岳山を目指すのでなければ大滝から 引き返した方が良い。

• コースタイム