奥多摩
大岳山
1267m
おおたけさん
1999年5月8日
青梅線の奥多摩駅の南
奥多摩〜鋸山〜大岳山〜御岳山〜日ノ出山〜日向和田
連休の後の晴間を使って奥多摩の大岳山へ行ってきました。日ノ出山から御岳山の左奥に見える山です。奥多摩駅からのダイナミックな登りも魅力ですが、今日は前回行かれなかった日ノ出山の先三室山から日向和田駅への下山ルートの偵察も兼ねています。
いつものように出発が遅れ、家を6時半に出発した。立川からハイカーでにぎわう青梅線で奥多摩へ向かう。今日は奥多摩駅から直接の登りだ。8時52分に奥多摩駅を出発した。
氷川キャンプ場前の愛宕神社の鳥居が登り口である。ここの東屋には昔はよく泊まらせてもらった。しばらく登ると長い急な石段がある。さらに愛宕神社まで登り、少し下ると登計峠の林道にでる。林道から右に山道に入るり、新緑とツツジの登りが続く。
この鋸山への尾根は鋸尾根と呼ばれ、中間部は小さなピークの登下降が続き、数箇所鉄のハシゴがかけられてある。しかし、危険なところは無い。まず740M峰の手前にハシゴがある。
上部は尾根が広くハシゴも無い。今日は久々のロングランなのでゆっくり登るが、意気が上がらない。やっと見晴らしの無い鋸山の頂上に着いた。
鋸山と大岳山の間は緩い登下降が続くが、巻き道も多く歩きやすい。しかし、大岳山の直下は急だ。おまけにガレている所も有り歩きにくい。下ってくる人は苦労しているようだ。ガレ場を登ると大岳山の頂上はすぐそこだ。
今日は天気は良いが地表からの水蒸気の発生が多く全体的にもやがかかっており展望は良くない。それでも御前山や三頭山から陣馬山に続く笹尾根がうっすらと見える。今日は、ここでコーヒーブレークにする
午後1時半に日ノ出山へ向けて大岳山を出発する。御岳山までは巻き道もあるが、鍋割山、奥の院と稜線通しに行く。しかし、この稜線は見晴らしが良くない。奥の院の頂上で水を飲んでいると、雲取山の方からドカーンと雷が響いてきた。急いで急斜面を御岳山へ向けて下ることにする。途中に日ノ出山がよく見える場所があった。
御岳山に近付くにしたがって人が増えてくる。今日は御岳神社に寄らずに日ノ出山へ向かう。左手の多摩川の向こうの山は黒い雲で覆われている。どうやら雷雲は向こうの山を進んでいるらしい。
日ノ出山の手前で、とうとう雨が降りだした。荷物が濡れないようにパッキングをやりなおし、雨具を取り出しやすいようにしておく。しかし、ちょうど良いお湿りであり、雨具を着ける程の降りではない。日ノ出山に着く頃には雷雲は青梅の方へ抜け、雨は止んだ。
三室山の分岐で二俣尾への道を左に見送り、まっすぐ日向和田への道を進む。しばらく行くと道は下りになるが、こちらの道の方が二俣尾への道よりもかなり歩きやすい。途中右に琴平神社があり、青梅の町の眺めが良い。道はさらに下り、梅郷ゴルフ場の横に下りつく。ここから舗装道路になる。
梅の公園を右に見て進むと、吉野街道に着く。ここで左折し、吉野四丁目の交差点を右折する。多摩川の橋を渡ると右に日向和田の駅が有る。無人駅で駅前はさびれており、ビールを置いている店は無い。
今日は、青梅線を10駅歩いたことになる。疲れた。
御岳山までケーブルカーで登り大岳山を往復するのが一番楽である。奥の院、鍋割山には巻き道があり、あまり苦労せずに大岳山へ登る事ができる。
大岳山から鋸山方面の下りは特に危険ではないが、山慣れない人には歩きにくい箇所が有る。自信がなければ御岳山へ引き返すのが良い。鋸尾根も特に危険な箇所は無いが、初心者は緊張するかもしれない。鉄バシゴが整備されているので慎重に下ること。
場所 | 高度(m) | 到着 | 出発 |
---|---|---|---|
奥多摩駅 | 340 | − | 8:52 |
鋸山 | 1109 | 11:16 | 11:24 |
大岳山 | 1267 | 12:37 | 13:27 |
鍋割山 | 1084 | 14:07 | − |
奥の院 | 1079 | 14:20 | − |
御岳山 | 929 | 14:45 | − |
日ノ出山 | 902 | 15:27 | 15:40 |
三室山 | 646 | 16:33 | − |
梅郷 | 230 | 17:33 | 17:45 |
日向和田駅 | 230 | 17:54 | − |