ヒマラヤ ランタン谷(3403m)、チェルゴーリ(4984m) 閉じる
コース概要

2007年 3月24日 カトマンズ
3月25日 カトマンズ=シャブルベンシ
3月26日 シャブルベンシ〜ラマホテル
3月27日 ラマホテル〜ランタン
3月28日 ランタン〜ギャンジンゴンパ
3月29日 ギャンジンゴンパ〜ランシサカルカ〜ギャンジンゴンパ
3月30日 ギャンジンゴンパ〜ギャンジン・リ〜ギャンジンゴンパ
3月31日 ギャンジンゴンパ〜チェルゴー・リ〜ギャンジンゴンパ
4月1日 ギャンジンゴンパ〜ランタン〜ラマホテル〜リムチェ
4月2日 リムチェ〜シェルパ・ガオン〜シャブルベンシ
    4月3日 シャブルベンシ=カトマンズ


ランタン谷の地図
**地図は中野隆夫氏提供**

「風と歩く会」のプーンヒルのトレッキングを終えて、一日カトマンズで休んでから、車でシャブルベンシに入りランタン谷を登りました。標高3856mのギャンジンゴンパに連泊して、ランシサカルカ4106m、キャンジン・リ4605m、チエルゴー・リ4984mを往復してトレッキングを楽しみました。

3月24日

昨日「風と歩く会」の仲間を成田空港へ送り出して、今日はホテル・ギャンジュンでNECツーリストの中野さんのグループと会いました。その後トレッキングでお世話になるコスモトレック本社へ、社長の大津様ご夫妻へ表敬訪問に伺いました。ランタン谷のグループは2人なのでホテル・マナスルに泊まりました。

写真


ホテル・ギャンジュンでNECツーリストの他のグループと中野隆夫さんと










コスモトレック本社




コスモトレック本社で社長の大津様ご夫妻と




これからのトレッキングの無事を願って乾杯




ホテル・マナスルのNECの電話機


 
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3月25日

朝6時半にランドクルーザーでカトマンズのホテルを出発した。ランドクルーザーはカトマンズから北へ向かう。右手にカトマンズの町を見下ろしながら高度を上げて行く。やがて左手に段々畑が広がり、さらに行くと前方に白い山が見える。ラニポアの村の手前で山を眺める。正面に見えるのがガネッシュヒマール、左奥にマナスル、チョコンとランタンリルンの先が見える。その右にかすかにドルジェラクパとジュガールヒマールが見える。
ラニポアでミルクティーを飲みながらホテルのボックス朝食を食べる。ラニポアからどんどん高度を下げ橋を渡るとトゥリスリ川の平坦な盆地を走る。やがてトゥリスリ(ビドゥール)の町に到着しバッティーで昼食を食べる。ビドゥールで右の道に入ると道路は未舗装になる。しばらく川沿いの平坦な道を行くが、橋を渡ると正面の山へ向けて登りになる。どんどん高度を上げてゆき、トゥリスリ川は遥か下になる。
集落を過ぎると道は山肌のトラバースになる。山肌は所々崩壊しており道路が補修中の所もあり、左のトゥリスリ川は遥かに下になり、緊張する。やがて正面にランタンリとランタンリルンが聳えているのが見えるようになる。最高地点の少し先で車を降りてランタンリルンの写真を撮る。ランタンリルンの左手にはチベット(中国)国境の山が見える。道端のシャクナゲも満開だ。
少し下るとチェックポイントがあり、ここでトレッキング許可証とパスポートを見せる。ドゥンチェで右にゴサインクンドへの道を分け、どんどん高度を下げる。左手に発電所が見えるとトゥリスリ川を渡りシャブルベンシに到着する。今日の宿はホテルスカイだ。部屋には電気があり、共同のシャワーもある快適なホテルである。夕食はサーダーのPパサンのおかげでとても食べやすいものが出てきた


写真


朝6時半にランドクルーザーでカトマンズのホテル・マナルスを出発




左手に段々畑が広がる







前方に白い山が見えるようになる




ラニポアから望むガネッシュヒマール




ラニポアでミルクティーを飲みながらホテルのボックス朝食を食べる







ラニポアの乗り合いバス




トゥリスリ川まで下ってトゥリスリ(ビドゥール)の町に到着







バッティーで昼食




トゥリスリの町




しばらく川沿いの平坦な道を行く




橋を渡ると正面の山へ向けて登りになる




道は山肌のトラバースになる







トゥリスリ川は遥か下になる




山肌は所々崩壊しており道路が補修中の所もあり緊張する




正面にランタンリとランタンリルンが聳えているのが見えるようになる




最高地点、ビューポイント




道端のシャクナゲも満開だ







少し下るとチェックポイントがあり、ここでトレッキング許可証とパスポートを見せる







ドゥンチェで右にゴサインクンドへの道を分け、どんどん高度を下げる




下りきってトゥリスリ川沿いの道をシャプルベンシに向かう




左手に発電所が見えるとトゥリスリ川を渡りシャプルベンシに到着する




シャプルベンシの町




ホテルの前でドライバーと







部屋には電気があり、共同のシャワーもある快適なホテルである


行動記録
場所 標高 到着 出発
ホテル・マナスル 1,360 6:35
ガソリンスタンド 1,370 6:47 6:59
ラニポア 1,790 8:00 8:30
トゥリスリ 615 9:59 10:51
ビューポイント 2,180 12:48 12:58
チェックポスト 2,010 13:15 13:24
シャブルベンシ 1,517 14:17


 
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3月26日

いよいよ今日からトレッキング開始だ。シャブルベンシのホテルを朝7時半に出発する。ホテルの少し先の家の間から右に下り、チベット風の民家の間を抜けて行くとチェックポイントがある。パスポート番号、パーミッッション番号等を記入する。
吊橋を渡ると道は左右に分かれ、右の道を行く。次の分岐を左に登って行くとシャプルベンシの本村に入る。古いチベット民家の間を抜けると右手に吊橋がありこれを渡る。しばらくはランタンコーラの左岸を行く。小さな登下降を繰り返しながら緩やかに登って行く。支流の吊橋を渡るとランタンコーラホテルに到着し一休みする。ランタンコーラホテルからはやや急登になり、右にシャブルへの道を分けると下りになる。一度川まで下って登り返すとランドスリップホテルに到着する。再び登下降を繰り返しバンブーホテルに到着し昼食になる。
バンブーホテルからは登りが続き、やがて前方に吊橋が見える。吊橋を渡り、今度はランタンコーラの右岸を登る。吊橋の上流のランタンコーラは急激にせりあがっている。小さなバッティーを過ぎるとしばらく厳しい急登が続く。ランタンビューホテルが現れ、さらに登るとガネッシュビューホテルに到着し、ここで一休みする
ガネッシュビューホテルで急登は終わり、道は平坦になる。やや下り気味になり、少し登り返すとラマホテルに到着する。ラマホテルには電気は無く、ロッジはソーラ発電である。夕方強い雨が降ったがすぐに止み、夜は星空になった。(+976m)

写真


シャブルベンシのホテルを朝7時半に出発




ホテルの少し先の家の間から右に下る













チベット風の民家の間を抜けて行くとチェックポイントがある
















チェックポイントでパスポート番号、パーミッッション番号等を記入する







シャプルベンシの本村とランタン谷




吊橋を渡ると道は左右に分かれ、右の道を行く




次の分岐を左に登って行くとシャプルベンシの本村からランタン谷に入る







シャプルベンシの本村







古いチベット民家の間を抜ける







民家の間を抜けると右手の吊橋を渡りランタン谷に入る




しばらくはランタンコーラの左岸を行く
















小さな登下降を繰り返しながら緩やかに登って行く










支流の吊橋を渡るとランタンコーラホテルに到着する







ランタンコーラホテルで一休み










ランタンコーラホテルからはやや急登になる







一度川まで下って登り返すとランドスリップホテルに到着する






















再び登下降を繰り返しバンブーホテルに到着する




バンブーホテルで昼食




























吊橋を渡り、今度はランタンコーラの右岸を登る







吊橋の上流のランタンコーラは急激にせり上がっている




小さなバッティーを過ぎるとしばらく厳しい急登が続く







ランタンビューホテル










ガネッシュビューホテルで一休みする
















ラマホテルのロッジに到着




ラマホテルでは韓国の遠征隊が幕営していた













ロッジのオーナー





行動記録
場所 標高 到着 出発
シャブルベンシ 1,517 7:29
チェックポイント 1,448 7:44 7:49
ランタンコーラホテル 1,648 9:17 9:45
分岐 1,731 10:01
ランドスライドホテル 1,698 10:14
バンブーホテル 1,966 11:11 12:37
2,132 13:15
一本 2,278 13:43 13:54
ランタンビューホテル 2,400 14:07
ガネッシュビューホテル 2,480 14:25 14:44
ラマホテル 2,484 15:09


 
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3月27日

ラマホテルを7時半に出発する。やや薄暗い樹林の中を登ると狭いランタン谷の奥に白いランタンヒマールの山を遠望できる。程よい傾斜で高度を上げて行くとリバーサイドホテルに到着し休憩する。
さらに行くと広い潅木帯の中のウッドランドホテルがある。この辺りからピンクのミツマタの花が咲くようになり良い香りがする。再び登りになりチョルテンを目指して登り、チョルテンの下で一休みする。チョルテンを過ぎると道は平坦になり、やがて広々とした気持ちの良い平原を歩くようになりゴラタベラに到着する。ゴラタベラでランタンリルンを眺めながらゆっくりと昼食をとる。とても気持ちの良い素晴らしい空間だ。
ゴラタベラからしばらくはランタンリルンを眺めながらの平原歩きが続く。右下にヘリポートがあり、すぐにアーミーエリアになる。ここにチェックポストがあり、パスポート番号などを記入する。
しばらく平坦な道が続くがやがてタングサップへの登りが始まる。タングサップで一休みする。ランタンの集落もだいぶん近づいて見えてきた。
谷間の奥にチャルコーリが見えるようになる。ランタンまでは緩やかな登りだが、途中に2箇所吊橋があり若干の登下降がある。チョルテンを立てたバッティーがポツポツとあり、その一軒でヤクのヨーグルトを飲んだ。正確にはヤクは牡なので乳は出ない、雌のツォシリ(ゾモ)のヨーグルトである。頭上にゴンパが見え、吊橋を渡ると一登りでランタンに到着する。(+919m)

写真





韓国隊の撤収







やや薄暗い樹林の中を登る




狭いランタン谷の奥に白いランタンヒマールの山を遠望できる










ピンクのミツマタの花が咲く




程よい傾斜で高度を上げて行くとリバーサイドホテルに到着し休憩する










リバーサイドホテルのロッジ










広い潅木帯の中のウッドランドホテル




























チョルテンの下のベンチで一休みする










チョルテンを過ぎると道は平坦になる







やがて広々とした気持ちの良い平原を歩くようになる




ゴラタベラに到着する










ゴラタベラでランタンリルンを眺めながらゆっくりと昼食をとる
















ゴラタベラからしばらくはランタンリルンを眺めながらの平原歩きが続く




この辺りで三千メートルを越える




アーミーエリアに入り、チェックポストがある、パスポート番号などを記入する










タングサップへの登りが始まる

























タングサップに到着







タングサップで一休みする































ランタンまでは緩やかな登りだが、途中に2箇所吊橋があり若干の登下降がある
















チョルテンを立てたバッティーがポツポツとあり、その一軒でヤクのヨーグルトを飲んだ










ヤクのヨーグルト、 正確には雌のゾモのヨーグルトである
















ランタン谷の谷奥



















ランタンの集落




吊橋を渡ると一登りでランタンに到着する










ランタンに到着




ランタンのロッジ




清潔な室内とベッド




ランタン村内を散策
















コックとして活躍したサーダーのギャルゼンさんの夕食


行動記録
場所 標高 到着 出発
ラマホテル 2,484 7:37
リバーサイドホテル 2,767 8:57 9:20
ウッドランドホテル 2,787 9:32
一本 2,937 10:10 10:16
ゴラタベラ 2,998 10:37 11:55
チェックポイント 3,037 12:08 12:12
タングサップ 3,187 13:07 13:25
吊橋 3,259 13:46
バッティ 3,259 13:56 14:10
吊橋 3,383 14:53
ランタン 3,403 15:04


 
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3月28日

ランタンのロッジを8時に出発する。マニ車を過ぎ、石垣で挟まれた村の中の道を緩やかに登る。ランタンの村はかなり大きく、村外れまで15分ぐらい歩く。
村を出ると突然丘のようなモレーンが目の前に立ちはだかりこれを登る。登り切るとカンニがあり、そこから連続してマニ石が並ぶ。マニ石の左側を歩く。途中の川や集落で分断されるがxキロほどマニ石が続いていた
シンドゥマでミルクティーを飲んで一休みする。
左にランタンリルンが見えた。バッティーの所でマニ石は途切れたが、その先もマニ石が点在している。ヤラピークの頂上がわずかに見えた。ランタンコーラの流れは緩やかになり川沿いに歩くようになる。
岩の間を歩き、緩やかに登り、いくつかのバッティーを過ぎる。支流の橋を渡ると高台にギャンジンゴンパのチョルテンが見えた。やや急な登りを行き、ゴンパへの道を左に分けさらに登ると目の前にギャンジンゴンパのロッジが広がる。
昼食後、近くで買い物をしゴンパへ向かう。ゴンパの内部を見せてもらったがかなり古いゴンパのようだ。高度順化のためゴンパの裏山を少し歩いてからロッジに戻った。(+456m)

写真


ランタンのロッジを8時に出発しする










石垣で挟まれた村の中の道を緩やかに登る







ランタンの村外れまで15分ぐらい歩く




村を出ると突然丘のようなモレーンが目の前に立ちはだかりこれを登る




ランタンの集落を振り返る







ランタンのカルカを見下ろす






















マニ石が続くランタン谷







シンドゥマでミルクティーを飲んで一休みする







左にランタンリルン(7,225m)を望む













谷奥に聳えるガンチェンポ(6,387m)



















緩やかに登り、いくつかのバッティーを過ぎる






















バッティーで休憩




チェルゴ・リ(4,984m)














































ギャンジンゴンパのロッジ
















ギャンジンゴンパのロッジに到着













ガンチェンポ

























昼食後ギャンジンゴンパを散策する




























ランタン・リルンを背に










ゴンパの内部



















高度順化のためゴンパの裏山を少し歩く













裏山から見下ろすギャンジンゴンパのロッジ
















ガンチェンポの夕景





行動記録
場所 標高 到着 出発
ランタン 3,403 8:01
村はずれ 3,466 8:17
マニ石 3,525 8:35
シンデゥマ 3,565 9:06 9:26
バッティー 3,625 9:52
バッティー 3,714 10:22 10:45
バッティー 3,760 10:58
キャンジンゴンパ 3,859 11:26 14:07
散策 3,859
ロッジ 3,859 15:00 15:20
ゴンパ 3,890 15:45 15:50
ロッジ 3,859 16:15

 
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3月29日

今朝のランタンリルンは輝いていてとても素晴らしい。ギャンジンゴンパを7時に出発しランシサカルカへ向かう。途中のロッジでコスモトレックのデヴィさんに挨拶した。村外れからランタンコーラへ向けて下りになる。
ランタンコーラの流れはとても緩やかで上流を眺めると流れが下っているかの錯覚を受ける。石づたいに支流の川を渡りカルカの所で一休みする。飛行場跡へ向けてヤクの道をだらだら下ると、やがてランタンコーラの流れと同じ高度になり川岸を小さく登下降しながら緩やかに登って行く。
やがて眼前にランシサリが大きく聳える。ランシサカルカはランシサリの麓だ、まだまだ遠い。すこし登ると平原にヤクが放牧されている。ケルンのある所で一休みする。
その先にカルカがある。きれいな小川をいくつか渡ると左前方にわずかにヤラピークが望める場所がある。前方に大きなモレーンが現れ、川に沿って登る、苦しい登りだ。ランタンコーラの幅は狭まり流れは雪で埋まっている。モレーンを回り込むと雪の斜面をトラバース気味に下る。
前方にランシサカルカの旗が見えた。右手にはドルチェラパが聳えている。ランシサカルカで行動食を食べてしばし休息する。帰りは同じ道を戻る。(+270m,-270m)

写真


今朝のランタンリルンは輝いていてとても素晴らしい







ギャンジンゴンパを7時に出発しランシサカルカへ向かう




途中のロッジでコスモトレックのデヴィさんに挨拶した










村外れからランタンコーラへ向けて下りになる







ランタンリルン(7,225m)を振り返る













飛行場跡へ向けてヤクの道をだらだら下る




飛行場の跡から見上げるランタンリルン










飛行場の跡



















眼前にランシサリが大きく聳える










ランシサ・リ(6,427m)




ランシサリの麓のランシサカルカはまだまだ遠い


































平原にヤクが放牧されている































ランシサ・リの奥に中国国境のペンタン・カルポ・リ(6,830m)が見える




ランシサ・リ(6,427m)




中国国境のペンタン・カルポ・リ(6,830m)







前方に大きなモレーンが現れる

























大きなモレーンを 川に沿って登る、苦しい登りだ




ランタンコーラの幅は狭まり流れは雪で埋まっている







モレーンを回り込むと雪の斜面をトラバース気味に下る
















右手には氷河の奥にドルチェラパ(6,986m)が聳えている




ランシサ・リ




前方にランシサカルカの旗が見えた




ランシサカルカ(4,106m)の旗




カルカの無人小屋







ランシサカルカのヤク




ランシサカルカで行動食を食べてしばし休息する










帰りは同じ道を戻る











































午後4時にギャンジンゴンパに到着






行動記録
場所 標高 到着 出発
キャンジンゴンパ 3,859 6:59
カルカ 3,834 7:35 7:42
飛行場跡 3,830 7:50
休憩 3,869 8:29 8:39
ケルン 3,985 10:00 10:14
最高点 4,129 11:14
ランシサカルカ 4,106 11:32 12:15
3,926 13:51 14:04
カルカ 3,955 14:22
飛行場の先 3,833 15:24 15:29
キャンジンゴンパ 3,859 16:00

 
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3月30日

今日は休養日なのでゆっくり寝坊して裏山のギャンジンリに登った。ロッジから真っ直ぐチョルテンピークへ向けて歩くと登山道が有るのだがよくわからないのでヤクの道を直登する登山道とクロスした所から登山道を登る。
ギャンジンのロッジ村が次第に遠くなりチョルテンピークの岩峰が近づいてくる。高度が4000mを越えているので登りは息が切れる。休みながらゆっくりと登ってゆくと岩峰の右のコルに出た。ここから尾根通しに岩峰の基部へ登る。
コルからは簡単にチョルテンピークの岩峰の上に出られる。ギャンジンゴンパの集落を見下ろすとすごい高度感だ。ランタンリルン、リルン氷河、キムジュンがとても近く見える。ヤラピークも見えるが、ここから見ると迫力に欠ける。
さらにギャンジンリへ向けて登る、さらに250mの登りだ。尾根上の小ピークを越えると後は真っ直ぐの登りが続く。ギャンジンリからのランタンの氷河はさらに迫力がある。ランシサリも見えるガンチョンポ、ポンゲンドポク、ナヤカンなどの素晴らしいパノラマがいつまでも飽きさせない。
下山は息が切れることも無く快適だ1時間程でギャンジンゴンパのロッジに戻り昼食になった。

写真


朝のギャンジンゴンパから




ギャンジンゴンパの裏に聳えるチョルテンピーク




ギャンジンゴンパを出発




今日も輝くランタンリルン







ロッジから真っ直ぐチョルテンピークへ向けて歩く










ランタンコーラを眼下に登る




ギャンジンゴンパのロッジ村が眼下に













チョルテンピークの岩峰が近づいてくる




ランタンリルンが近い




岩峰の右のコルに休みながらゆっくりと登ってゆく













チョルテンピークの岩峰とランタンリルン







チョルテンピークからのランタンリルン




リルン氷河







キムジュン(6,745m)







リルン氷河




ランタンリルンを背に













ヤラピーク










明日登る予定のチェルゴー・リ(4,984m)




ガンチェンポ(6,387m)




ギャンジンリへ向けて登る、さらに250mの登りだ




尾根上の小ピークを越えると後は真っ直ぐの登りが続く




リルン氷河を見下ろす







ギャンジンゴンパの上のリルン氷河のモレーン




迫力あるランタンリルン




ギャンジン・リのピークへ向けて







チョルテンピークを見下ろす










高度が4000mを越えているので登りは息が切れる




ギャンジン・リ(4,605m)の山頂に到着




リルン氷河

























ギャンジンゴンパへ下る



















チョルテンピークを振り返る










ギャンジンゴンパに到着







元コックのサーダー、ギャルゼンさんの料理







2002年に山の井夫妻がギャチュンカンで事故った時に
コックをしていて救出に活躍したギャルゼン氏


行動記録
場所 標高 到着 出発
キャンジンゴンパ 3,859 8:34
休憩 3,960 8:56 8:58
休憩 4,078 9:16 9:20
休憩 4,184 9:33 9:40
休憩 4,271 9:53 9:55
チョルテンピーク 4,331 10:06 10:35
休憩 4,426 10:55 10:58
休憩 4,554 11:18 11:20
キャンジンリ 4,605 11:29 11:50
休憩 4,330 12:08 12:09
休憩 4,238 12:17 12:18
休憩 4,133 12:27 12:30
キャンジンゴンパ 3,859 12:55

 
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3月31日

今日はチェルゴー・リ(4,984m)登山だ。6時40分にギャンジンゴンパのロッジを出発する。村はずれの川を渡渉した所で飛行場方面ではなく左への道を行く。川沿い左岸を行き折り返して斜面を登るのが正規のルートだがヤク道を直登する。すぐに登山道に合流する。右下に飛行場跡を見ながら高度を上げてゆく。
岩峰を右から回り込むようになると傾斜は緩み、ヤラピークBCへの道が右に分かれて行く。ランタンコーラは遥か下だがチェルゴー・リの山頂はまだまだ遠い。ランタンリルンを左に、チェルゴー・リを右に見てほぼ真っ直ぐ尾根の登りだ。カルカに到着し一休みする。上を見るといやになるほど遠い
大岩の所で一休みする。大岩から少し登った所で左にトラバースする。小さなザレと雪渓があって少々いやなトラバースだ。トラバースが終わるとカルカがあり、ここからカールの下部を通過し西側のリッジへ向かう。大きな岩と雪がミックスしていてとても歩きにくい。
カルカからさらにトラバースすると岩の少ない歩きやすい道がある。カールを通過すると雪の無い所を選んでリッジの上まで一登りだ。ここまで来ると山頂は手の届く近さだ。傾斜の緩い易しいリッジを登って行くと突然目の前にランシサ・リが聳える。チェルゴー・リの山頂からは360度の大パノラマが楽しめいつまでも飽きることがない。コーヒーを飲みながら行動食を食べているとランタン谷から雲がわいてきた。登ってきたルートを下る。下りは息が切れることも無く、登りの半分の時間で下った。
ギャンジンゴンパのロッジでは温かいジュースとラーメンが待っていた。

写真


今朝も輝いているギャンジンゴンパからのランタンリルン




チェルゴー・リへ向けて出発













村はずれの川を渡渉した所で飛行場方面ではなく左への道を行く




川沿い左岸を行き折り返して斜面を登るのが正規のルートだがヤク道を直登する







ギャンジュンゴンパを見下ろす




右下に飛行場跡を見ながら高度を上げてゆく







チェルゴー・リの山頂はまだまだ遠い




チェルゴー・リを右に見てほぼ真っ直ぐ尾根の登り




ランタンリルンを左に見て尾根を登る




キムジュンも見える













ランタン谷を見下ろして大岩で一休み







小さなザレと雪渓があって少々いやなトラバースだ



















大きな岩と雪がミックスしていてとても歩きにくい







カルカからさらにトラバースすると岩の少ない歩きやすい道になる







カールをリリッジに向けて登る




カールを通過すると雪の無い所を選んでリッジの上まで一登りだ




ここまで来ると山頂は手の届く近さだ




左のリルン氷河方面




傾斜の緩い易しいリッジを登って頂上へ




隣のヤラピーク(5,520m)













山頂はもうすぐ




ガンチェンポ方面




山頂は目の前




チョルテン旗めくチェルゴー・リ(4,984m)の山頂







山頂からの360度の大パノラマ


































ランシサ・リ(6,427m)







コーヒーを飲みながら行動食を食べているとランタン谷から雲がわいてきた




登ってきたルートをギャンジュンゴンパへ下る


































ギャンジュンゴンパのロッジに到着





行動記録
場所 標高 到着 出発
キャンジンゴンパ 3,859 6:40
取付き 3,889 7:13 7:18
休憩 4,041 7:39 7:46
下のカルカ 4,197 8:10 8:14
大岩 4,401 8:46 8:54
休憩 4,544 9:14 9:19
休憩 4,665 9:48 9:58
休憩 4,732 10:22 10:31
リッジ 4,832 10:54 11:01
頂上直下 4,923 11:24 11:30
チェルゴー・リ 4,984 11:50 12:27
カール 4,737 13:04 13:11
上のカルカ 4,576 13:38 13:49
下のカルカ 4,194 14:20
取付き 3,929 14:46 14:53
キャンジンゴンパ 3,859 15:26


 
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4月1日

いよいよシャプルベンシへ帰る日が来た。登りはランタンコーラ沿いの乾季の道を来たが、下りはシェルパガオン経由の山側の雨季の道で帰る事にした。
ギャンジンゴンパのロッジを8時過ぎに出発した。リルン氷河から流れる川を渡り、バッティで一休みする。マニ石が続く道を行き、チョルテンの所でランタンの集落が見下ろせる。ランタンのロッジで昼食にした。
ランタンから吊橋を渡る。桃の花やシャクナゲの花を眺めながら歩く。バッティでヤクのヨーグルトを飲む。
ゴラタベラで一休みして、シャクナゲの樹林の中を下る。少し登りタルチョの所から大下りになる。
リバーサイドホテルとラマホテルで一休みして、下ってゆくとコスモトレックのグループとすれ違った。リムチェのロッジまで下り宿泊した。(-1,357m)

写真


ロッジのオーナー




ギャンジンゴンパの山々ともお別れ










4泊したロッジともお別れ





































モレーンの下がランタンだ




マニ石が続く

























ランタンの集落













ロッジで昼食










バッティでヤクのヨーグルトを飲む










白いシャクナゲの花




桃の花



















チェックポイント




ゴラタベラで一休み







タルチョの所から大下りになる













リバーサイドホテルで一休みする
















ラマホテルで一休みしてリムチェへ下る




コスモトレックのグループとすれ違う







リムチェに到着




今日はリムチェのロッジに泊まり、雨季ルートを下る


行動記録
場所 標高 到着 出発
キャンジンゴンパ 3,859 8:09
リルン氷河の川 3,750 8:32
バッティ 3,731 8:36 8:41
マニ石始まり 3,557 9:35
3,541 9:51
カンニ 3,523 9:59
ランタン 3,430 10:18
ロッジ 3,406 10:25 12:12
吊橋 3,378 12:20
バッティ 3,259 12:47 12:56
吊橋 3,247 13:03
急な下り 3,180 13:20
チェックポイント 3,036 13:52 13:55
ゴタベラ 3,011 14:05 14:19
下り終了 2,745 14:43
ウッドランド 2,783 14:56
リバーサイドホテル 2,780 15:06 15:17
ラマホテル 2,534 16:07 16:22
リムチェ 2,502 16:50

 
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4月2日

雨季のルートでシャプルベンシへ下る。リムチェのロッジの食堂と客室の間の石段を登りシェルパガオンへ向かう。時々下りをはさみながら山肌を緩やかに登って行く。シャクナゲの疎林の中なので展望もよく気持ちのよい道だ。ランタンコーラの対岸に集落が見え、その上にゴサインクンドの山が見える。
ちょったした崖のへつりもあるが手すりもあり心配は無い。タルチョの所から下りになり、シェルパガオンに到着する。少し下ってから再び登りになる。マニ石を過ぎた所で一休みする。再び登りになりタルチョから松林の中を緩やかに下る。
途中にカルカがあり正面にシャプルベンシが見えてくる。石で囲まれた展望台がありシャプルベンシの集落が見下ろせる。シャクナゲの疎林の中の下りになる。正面にガネッシュヒマールが見えるが雲に覆われている。正面に集落が見えるようになると石垣で囲われた道を下るようになる。石段を下って行くとガンユールに到着し昼食になる。ガンユールのロッジのすぐ先から左の道に入り緩やかに下って行く。太陽は出ているが少し雨がぱらついてきた。しだいに下りが急になって行く。尾根状の急な下りが終わると緩やかに吊橋に向かって下ってゆく。民家の横を過ぎると下の道に出る、道標は無くわかりにくい分岐だ。ほぼ水平に行くと吊橋に到着する。遠くで雷鳴がしており気が気でなかったが雨が降り出す前にシャプルベンシのホテルに到着した。
夕食は久々のビールで乾杯した。(+236m,-1221m)

写真


リムチェのロッジの食堂と客室の間の石段を登りシェルパガオンへ向かう




リムチェのロッジを出発




時々下りをはさみながら山肌を緩やかに登って行く




シャクナゲの疎林の中なので展望もよく気持ちのよい道だ


























































シェルパガオンの集落が見える
















シェルパガオンに到着













シェルパガオンのカルカ




ゴサインクンド方面













シェルパガオンとゴサインクンド方面を振り返る










ランタン谷を見下ろす














































展望台に到着




シャプルベンシの集落が見下ろせる



















シャクナゲの疎林の中の下りになる
正面にガネッシュヒマールが見えるが雲に覆われている













正面に集落が見えるようになると石垣で囲われた道を下るようになる







ガンユールに到着




ガンユールの集落










ガンユールのロッジで昼食







ガンユールのロッジのすぐ先から左の道に入り緩やかに下って行く




太陽が出ているが少し雨がぱらついてきた










しだいに下りが急になって行く




シャプルベンシの集落を見下しどんどん下る










左側がシャプルベンシの本村













尾根状の急な下りが終わると緩やかに吊橋に向かって下ってゆく









民家の横を過ぎると下の道に出る




久しぶりのホテルのベッド




シャワーでスッキリした




ホテルの窓から













お世話になったギャルゼンさんと乾杯


行動記録
場所 標高 到着 出発
リムチェ 2,502 7:47
一本 2,614 8:20 8:28
展望 2,665 8:45
シェルパ・ガオン 2,582 9:07 9:24
マニ石 2,711 9:59
休憩 2,707 10:01 10:11
2,738 10:29
展望台 2,684 10:58 11:08
ガンユール 2,281 11:53 13:28
分岐 1,564 14:34
吊橋 1,494 14:44
シャブルベンシ 1,517 14:57

 
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4月3日

ランドクルーザーでシャブルベンシを7時過ぎに出発する。ドウンチェまでは悪路の登りの連続だ。ドウンチェの町中は舗装してあるがすぐに非舗装になる。しばらく水平道になり道も少しは良くなる。
途中の見晴らしの良いところで止まりランタンリルンやチベットの山々を眺める。途中数箇所ガレた場所があり、悪路になる。しだいに下りになりラムチェを過ぎると大下りになる。ほぼ下りきった所から舗装道路になりトリスリに到着し、昼食になる。
しばらく平坦な盆地の中を走り再び上りになる。山肌に沿って緩やかに高度を上げる。バスやトラックの追越が大変だ。途中ボクレで一休みしてさらに上ると最高地点のカカニに到着する。
今度は山の反対側の下りになる。どんどん高度を下げて行くとカトマンズが見えてきた。渋滞するカトマンズの町を走り、ホテル・マナスルに到着した。明後日からトロンパスのトレッキングが始まるのでホテル・マナスルで休養をとる。
夜は大津さんに「こてつ」でご馳走になった。

写真


ランドクルーザーでシャブルベンシを7時過ぎに出発する




ドウンチェまでは悪路の登りの連続だ




ドウンチェの町中は舗装してあるがすぐに非舗装になる







途中の見晴らしの良いところで止まりランタンリルンやチベットの山々を眺める













途中数箇所ガレた場所があり、悪路になる




























ラムチェで一休み







ラムチェを過ぎると大下りになる




ほぼ下りきった所から舗装道路になりトリスリに到着する




トリスリで昼食になる
















ボクレで一休み










カカニからの下り




どんどん高度を下げて行くとカトマンズが見えてきた




カトマンズに到着


行動記録
場所 標高 到着 出発
シャブルベンシ 1,517 7:12
ドウンチェ 2,030 8:17
チェックポスト 2,010 8:23 8:28
ビューポイント 2,000 8:53 8:56
ラムチェ 1,790 9:57 10:02
トリスリ 615 11:27 12:05
ポクレ 1,500 13:18 13:35
カカニ 1,990 13:55
ホテル・マナスル 1,360 15:05


 
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