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ニューズ・ライン(10月1日~15日)
2013年10月18日

■ 充分使われない外国援助

 開発途上国であるネパールは諸外国や世界銀行、アジア開発銀行等の国際金融機関から多額の資金援助を受けているが、その資金が充分使われていない事が問題になっていいる。理由は種々あるが主にネパール政府の非能率や融資国、機関の条件の厳しさが挙げられている。

ここ5年間の記録によれば

会計年度 援助金額 支出 割合(%)
2008/2009 Rs.65.8b Rs.36.3b 55.17%
2009/2010 Rs.78.5b Rs.49.8b 63.44%
2010/2011 Rs.87.6b Rs.58b 66.21%
2011/2012 Rs.99.8b Rs.51.9b 52.00%
2012/2013 Rs.77.8b Rs.37.56b 51.59%

(Rs.=Rupee,b=Billion)ネパールの会計年度は7月16日から翌年7月15日

■ 経済成長率とインフレ

 カトマンズを訪れていたIMF( International Monetary Fund 国際通貨基金)はネパールの経済、金融分析を行った。最終的には今しばらく分析結果の報告には時間がかかるが本年のインフレ率が7.5%、経済成長率が4.5%と述べている。ネパールの経済、金融はインドと密接に連携しており、不況が続くインド経済の動向が今後のネパール経済の行方を決める。

■ 124党が比例代表区に届け出る

 11月19日の制憲議会選挙の比例代表区に124党が立候補者を届け出た。選挙管理委員会には130の党派が登録しているが、選挙に反対する6つの政党は候補者の届出をしていない。



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