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ニューズ・ライン(8月1日~15日)
2013年8月17日

■ スシル・コイララコングレス党首がインド訪問

 コイララ党首は4日から1週間の日程でニューデリーなどを訪問した。現地ではムケルジェ大統領、シン首相、を含むインド政界のトップと面談し、来るべきネパールの国政選挙へのサポート等多岐にわたり意見交換があった。

■ 国民投票も?

 共産党統一派マダブ・クマール・ネパール元首相は予定されている制憲議会選挙が失敗した場合、懸案事項をかけて国民投票も有りうると述べた。 2006年に国家が新体制に移行して7年を経ても先の制憲議会が憲法制定に至っていないことからこうした意見は国民の間でも多い。

■ 厳しい安全対策をとるCIAA

 CIAA(Commission for the Investigation of Abuse of Authority 汚職等摘発委員会)は各省庁の中で最も警戒の厳しい役所となっていいる。 発表によればCIAAが汚職摘発に力を入れ始めた本年初めごろから、職員に対する脅しなどの圧力が多くなり、生命への危険も感じられるケースも少なくない。これが為、警察本部は副長官を長とする85名の特別チームを組織し警戒に当たることになった。

■ 在外ネパール人企業連合会長選挙

 近年ネパールを離れ海外で活躍する企業家が多くなってきている。その企業家達の組織であるNRNA(Non resident Nepali Association)の第6回総会が10月19日から4日間カトマンズで開催される。

 会議の主題は役員選挙で現在までに各国からすでに3名が立候補を表明しているが、今月になってオーストラリアで事業を行いカトマンズに5スターの大規模ホテルを計画してるセッシュ・ガレ氏が立候補を表明いした。いずれの立候補者もアメリカの経済紙の発表によれば世界の金持ちトップ1000にランクされている。

■ 止まらない工場の閉鎖

 労働争議の頻発している南部テライ地区での工場閉鎖が続いている。ネパールの主な工業生産の拠点はインド国境にあるが、所謂民主化の影響で労働組合の力が強くなり、賃上げ、福利厚生の改善などの要求で経営者側との交渉が激しさを増すなか経営者が事業をあきらめざるを得ない状況が多く生まれているようである。

 現在工場労働者の最低賃金は6月の労使交渉で8000ルピーに引き上げられたが、労働者側はさらなる賃上げを要求しており、経営サイドもその負担に耐えられないとしている。

■ 世界遺産からは外される危機!

 世界遺産を管理するユネスコはカトマンズ市内にパシュパテイナート寺院が域内の建物、道路建設等で環境が破壊されユネスコの遺産選定基準に合致しないということで警告を受けていいる。この警告は2007年から続いており無視すれば世界遺産から外されえる可能性もあるそうだ。



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